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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

ダーク・ホース版コミック/『GI ジョー』 (1995~1996年)・その②

 ダーク・ホース社の 『GI ジョー』 (1995~1996年) の記事のその②です。
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概要


 ダーク・ホース・コミックスの 『GI ジョー』 は、最初のミニシリーズが第4号まで刊行された後、新たなシリーズが再び第1号からという形で始まりました。 便宜上こちらを vol. 2 とします。

 vol. 2 では、レッド・スクリームと名乗る女性ヴィランが第3勢力として登場しました。
 Vol. 2 は第4号まで刊行され、その後も続く予定だったのがキャンセルされたため、最後のストーリーは未完に終わっています。

   原作……マイク・W・バー (第1号~第3号、第4号 「現世と第二次大戦」)
         ナサニエル・ラッケンマイヤー (第4号 「最後の野生」)
   ペンシラー……タツヤ・イシダ (第1号~第3号)
            ジョエル・ナープルステク (第4号表紙及び 「現世と第二次大戦」)
            フランク・テラン (第4号 「最後の野生」)

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vol. 2 登場人物


 GI ジョー
   クランシー (インターアライアンスと GI ジョーの連絡官)
   ストーン中尉 (GI ジョーのリーダー)
   サヴェッジ軍曹 (GI ジョーのメンバー)
   メタルヘッド (GI ジョーのメンバー)
   メイデイ (GI ジョーのメンバー)
   クイック・ストライク (GI ジョーのメンバー)
   バリスティック/イーグル・アイ (GI ジョーのメンバー。 第4号ではゴードネームがイーグル・アイに変更)
   ブラックドラゴン (GI ジョーのメンバー)
   ハープーン (GI ジョーのメンバー)
   フレイト (GI ジョーのメンバー)

 インターアライアンス
   ロストン司令官
    (女性軍人。 インターアライアンスの保安主任で、難民施設を襲撃した GI ジョーを逮捕する。
     実はレッド・スクリームの正体は彼女だった)

 SKAR
   アイアン・クロー (SKAR の指導者)
   ランページ (SKAR の工作員)
   インフェルノ (SKAR の工作員)
   レッケージ (SKAR の工作員)
   SKAR トルーパー (SKAR の兵士)

 その他
   レッド・スクリーム
    (GI ジョーとSKAR の双方に攻撃を仕掛ける謎の女性テロリスト。 叫び声を伴う演出と共に現れる。
     正体はインターアライアンスのロストン司令官だった)
   ドッペルゲンガー (レッド・スクリーム配下の GI ジョー・チームの偽者。 その能力は本物と互角)
   スタンダーク首相
    (レッド・スクリームと手を結んでいた権力者の一人。
     GI ジョーに口を割る前にレッド・スクリームによって射殺される)
   ヨハンソン博士
    (女性科学者。 クランシーと連絡を取り合っている。 vol. 1 の 「灰の中から」 に続いての登場)
   大尉
    (陰ながら GI ジョーに協力する謎の人物。 かつてはストーンの上官だった)
    ※vol. 1 の 「灰の中から」 の主人公の中尉とおそらく同一人物。 1996年に連続爆破テロを解決して以降、
     「GI ジョー」 と名乗って秘密工作活動に従事しているものと思われる )
   顔に傷のある男
    (第4号に登場。 詳細は不明。 大尉と同一人物と思われる。 クリスティー博士とは何らかの因縁がある模様)
   クリスティー博士
    (第4号に登場。 1961年にイリヤン・ジャヤ奥地で撮られた記録映像に登場する人物。
     傷のある男と因縁があるらしい)

 VRT のキャラクター
   ラインマン博士 (シミュレーションの中のキャラクター。 ナチスの捕虜となっている)
   クリーガー大佐 (シミュレーションの中のキャラクター。 ナチスの非情な将校)
    ※「サージェント・サヴェッジ」 の敵ジェネラル・ブリッツ/ギャリソン・クリーガーを思わせる名前だが
     関連は不明。

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vol. 2 ダイジェスト


第1号 「レッド・スクリームの追撃」  Red Scream Hunted (1996年6月)
d0164702_18495387.jpg──インターアライアンスの難民施設に GI ジョーたちが現れ、難民たちを容赦なく射殺し破壊の限りを尽くして去って行った。
 SKAR の本部には謎の航空機が現れて攻撃を仕掛け、レッド・スクリームと名乗る謎の女性のメッセージを告げて自爆する。
 ジョー・アイランドでは、新兵器ソニック・レーザー・キャノン・タンクのテストをしていた GI ジョーの元へクランシーとインターアライアンスの保安主任ロストン司令官が現れ、難民施設襲撃の件で GI ジョーは逮捕されてしまう──。
■特記事項
・ GI ジョーの偽者たちは戦闘ホバークラフトのサンド・ストライカーに乗っています。
  このほか、レッド・スクリームの攻撃機、GI ジョーのソニック・レーザー・キャノン・タンク、サンダリング・フューリー、タイガーホーク、インターアライアンスの輸送機、インターアライアンスのハリアー型の輸送機、インターアライアンスの戦闘機が登場。
・ アイアン・クローは白い虎を訓練相手兼ペットにしています。
・ レッド・スクリームは 「AIEEEEE.....」 という叫び声と共に現れます。 日本語だと 「ヒィィーーッ」 という感じでしょう。
・ レッド・スクリームはインターアライアンスに非加盟の国家元首たちを古い聖堂に集め、仲間に引き入れます。
・ 逮捕された GI ジョーたちはインターアライアンスの世界法廷で有罪判決を受けますが、レイニ伯爵 (実はアイアン・クロー) だけは GI ジョーの無実を信じていると主張しました。 アイアン・クローは GI ジョーよりもレッド・スクリームの存在のほうが脅威と感じたのでしょう。
・ 法廷で暴れた GI ジョーは輸送機を奪って逃走し、戦闘機の追撃をまいた後、身を隠すためにファーティ-ジェルの貯蔵施設跡に逃げ込みます。 この施設については vol. 1 第4号を参照。
・ するとそこにはアイアン・クローが待ち構えており、レッド・スクリームと名乗る共通の敵の存在を伝えて GI ジョーと手を組むことになりました。
・ クランシーは女性科学者ヨハンソン博士 (vol. 1 「灰の中から」 参照) と会い、GI ジョーたちの助けとしてある男の消息を尋ねます。
 





第2号 「悪魔との握手」  Shake Hands with Satan (1996年7月)
d0164702_18495541.jpg──GI ジョーはインターアライアンスの兵器試験施設から武器を盗み、SKAR のインフェルノたちとチームを組んで行動を開始する。
 サヴェッジ軍曹とインフェルノはインターアライアンスの警備兵から制服を奪い、メイデイはレッド・スクリームに変装して、彼女と何らかのつながりがあるスタンダーク首相から手がかりを聞き出そうとする。 するとそこへ本物のレッド・スクリームも現れてスタンダークを射殺し、スタンダークは 「ドッペルゲンガー」 という言葉だけを残して死亡する。
 GI ジョーと SKAR の他のメンバーは、発端の事件が起こった難民施設に向かっていたが、報酬目当てのランページの裏切りによって、ロストン司令官率いるインターアライアンス軍に囲まれる──。
■特記事項
・ ランページはメイデイとチームを組みたがりますが、アニメ第1話ではランページがメイデイに一目惚れする描写がありました。
・ インターアライアンス軍に囲まれた際、メタルヘッドは兵士たちの通信機にソニック攻撃を仕掛けて難を逃れました。 裏切り者のランページは自分を置き去りにしないでくれと GI ジョーに懇願し、バリスティックとハープーンは、ランページが受け取った報酬の倍額をそれぞれに払う条件を出しました。
・ レッケージは自分の体を改造したのは軍だと発言しています。
・ GI ジョーと SKAR は 「ドッペルゲンガー」 の意味を調べるためにインターアライアンスの難民施設に侵入してプロジェクト・メインフレームと呼ばれるシステムにアクセスしますが、ドッペルゲンガーのデータはすでに削除されていました。
・ ストーンたちがコンピューターにアクセスしている間、クランシーが現れてインターアライアンス軍の目を逸らしてくれました。 これは本物のクランシーではなく、死んだと思われていたストーンのかつての上官が変装した姿でした。 この男は第1号でクランシーとヨハンソン博士が探していた人物で、vol.1 のプロジェクト G.I. の生き残りの中尉でした。
・ ドッペルゲンガーのデータを削除したのはロストン司令官で、レッド・スクリームの正体は彼女でした。
・ GI ジョーの元に彼らの偽者が現れます。 偽者たちはサンド・ストライカーに乗っており、ホーク、フェニックス、イーグル、コンドルというコードネームで交信しています。






第3号 「アイランド・アサルト」  Island Assault (1996年8月)
d0164702_18495614.jpg──GI ジョーたちの前に彼らの偽者が現れる。 ドッペルゲンガーとは彼らの事であった。 SKAR は同盟の約束を破り加勢することなく去ってしまう。 GI ジョーとドッペルゲンガーの力は拮抗していたが、ストーンは相手を変えて戦うよう指示し、本物の GI ジョーが勝利した。
 ストーンはその間にレッド・スクリームがジョー・ランドを襲撃しようとしていることに気付く──。
■特記事項
・ レッケージは一度手を組んだ GI ジョーたちを助けるべきだと考えますが、アイアン・クローに逆らえずに去りました。
・ GI ジョー、SKAR、レッド・スクリームがジョー・アイランドに集結します。 レッド・スクリームの真の狙いは GI ジョーのテクノロジーを手に入れることでした。
・ レッド・スクリームはランページに同盟を提案しますが、裏切りを嫌うレッケージが妨害しました。
・ レッド・スクリームはソニック・レーザー・キャノン・タンク (第1号参照) を奪って攻撃しようとしますが、戦車は爆発して彼女は死亡しました。 遺体を見た GI ジョーは彼女の正体がロストン司令官であったことを知ります。
・ ストーンのかつての上官が再び現れ、敵が戦車を操縦しようとしたら爆破するように仕掛けていたことを説明します。
  この上官は、この号ではストーンから大尉と呼ばれています。
・ フレイトはレッケージが悪人ではないことに気付き、彼を逃がします。
・ アイアン・クローは捕まりました。






第4号 「現世と第二次大戦」/「最後の野生 パート1:4人目の男」 (1996年9月)
d0164702_23523370.jpg 最終号。 2本立て。

「現世と第二次大戦」  All This and World War II
──第二次大戦中のナチス・ドイツの街に降下したサヴェッジ軍曹はドイツ兵に変装し、公館に忍び込んで機密ファイルを盗んだものの、見つかって銃撃される。 しかし、これらは VRT (バーチャル・リアリティー・トレーナー) と呼ばれるシミュレーションの中での出来事だった。
 続いてメタルヘッドは VRT 訓練を複数名でテストするためにメイデイ、クイック・ストライク、イーグル・アイの3名を選ぶが、そこに再びサヴェッジも志願する。
 シミュレーション世界の中に入った4名はB-25爆撃機に乗り込み、ラインマン博士という人物をナチスから救う任務に就く。
 ところが、現実世界の嵐の影響で VRT に不具合が生じ、シミュレーションの世界から戻れなくなってしまう。 しかもシミュレーションの中で死ねば現実世界でも死んでしまうのだ。 無事に戻るには任務を完遂してシミュレーションを終わらせるしかなかった──。
■特記事項
・ GI ジョーたちが実際にいるのはジョー・アイランドです。
・ VRT の中に入った4人はイギリス空軍のノースアメリカン B-25 ミッチェルに乗り込んで出発しますが、メッサーシュミットの編隊の攻撃を受け、不時着してナチス・ドイツに捕まってしまいます。
・ GI ジョーたちを捕らえたナチスの指揮官クリーガー大佐は、「サージェント・サヴェッジ」 の敵ジェネラル・ブリッツの本名ギャリソン・クリーガーを思わせる名前です。
・ 捕虜収容所に入れられたGI ジョーたちはそこでラインマン博士を発見しました。 彼らは隙を見てドイツ兵たちに襲いかかり、博士を連れて収容所からの脱出を図ります。
・ しんがりを務めたサヴェッジは無数の銃弾を受けてしまいますが、仲間たちが博士を連れて収容所から脱出できたためにVRT が終了し、現実に生還できました。
・ ジョー・アイランドに戻ったGI ジョーたちは戦闘機に乗り込んでどこかへ向けて出発しますが、この戦闘機はSKAR のスカイ・ストーカーによく似た機体です。


「最後の野生 パート1:4人目の男」  The Last Wild Heart: Part 1:The Fourth Man
──クランシーは暗い一室で顔に傷のある男にある記録映像を見せる。 それは1961年にインドネシアのイリヤン・ジャヤで撮影された探検映像だった。
 4人からなる撮影隊は、原住民に案内されて湖沼平原に入るが、そこには奇怪な進取の動物たちがいた。
 その後、突然 原住民たちが矢で襲撃してきて撮影隊の3人が殺される──。
■特記事項
・ 第5号がキャンセルされてしまったため、この話の続きは不明です。
  絵柄が変わったこともあって、傷のある男が誰なのかはわかりませんが、おそらく既出の 「大尉」 ではないかと思われます。
・ 記録映像の冒頭は、太平洋戦争時の1944年春のホーランジアの戦いで撃墜されたP38 ライトニングの残骸から始まります。
・ この記録映像は、インドネシアの森林会社が先月にジャングル奥地で発見したものだそうです。
・ 4人の撮影隊は、当初予定していたカメラマンが病気になってしまったため、急遽 別の人物がカメラマンとして同行しました。 後から加わったこの男がクリスティー博士だったようです。
・ 映像には奇怪な新種の動物が映っていますが、きっとクリスティー博士はこれらと何らかの関わりがあるのでしょう。
・ 傷のある男はクリスティー博士のことを知っていました。 何らかの因縁があるようです。
  ただしこの物語における現在は2009年の設定のはずで、記録映像は1961年に撮影されているので、2人の間に直接的な関わりがあるわけではないと思われます。

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参考


d0164702_12314503.jpg 未完に終わった第5号の表紙用アート。 第4号の巻末に予告として掲載。













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by joefig | 2019-01-12 12:41 | コミック | Trackback | Comments(0)
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