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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

IPC/『バトル・アクション・フォース』 ダイジェスト・その①

 イギリスのIPC マガジンズ社から刊行されていた 『バトル・アクション・フォース』 のダイジェスト・その①です。
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概要


 パリトイと提携して 「アクション・フォース」 のコミックのミニシリーズを掲載した 『バトル』 誌は、第440号から誌名を 『バトル・アクション・フォース』 " Battle Action Force " に変更して本格的にアクション・フォースのコミックの連載を開始しました。

 週刊の形態で発行されたこの 『バトル・アクション・フォース』 誌にはアクション・フォース以外の戦争もののコミックも連載されていましたが、この記事ではアクション・フォース関連の部分だけを取り上げます。


 描写上の特徴としては、フィギュアになった主要キャラクター以外にも多数のアクション・フォースのメンバーが登場し、そうしたゲスト・キャラクターはたいてい途中で戦死してしまう点です (あるファンの計算によると無名の人物も含めて SAS フォースは72名、Zフォースは96名、Qフォースは1名、スペース・フォースは8名が戦死しているそうです)。

 また、アクション・フォース側のキャラクターはコードネームより本名で呼ばれていることが多いため、慣れるまでは既出なのか初登場なのか、レギュラーキャラなのか脇役なのかが少々わかりにくい印象を受けました。

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ダイジェスト


「オペレーション・ブラッドハウンド」  Operation Bloodhound
d0164702_19005995.jpg 第440号~第477号にかけて掲載。 全29話。
 SAS フォースをフィーチャー。
──姿をくらましたバロン・アイアンブラッドの行方を追って、SAS フォースは索敵殲滅任務 「ブラッドハウンド作戦」 を開始する。
 まずは南米の軍人コルドベス大尉 (コードネーム:インカ) と共にレッド・シャドウズの基地があると思われるアンデス高地にある廃村を襲撃するが、襲来を予測していたアイアンブラッドはすでに基地を去っていた。
 次にSAS はブラジル軍と共にアマゾン川上流に向かうが、アイアンブラッドを 「白い神」 と信じ込んだ原住民のインディオたちの抵抗にあう。 ステークアウトはインディオたちの神 「カペ・ロボ」 に扮してインディオたちを追い払い、アイアンブラッドが築いた祭壇を調べるとそれは攻撃ヘリの格納庫だった。 SAS は離陸して攻撃してきたヘリを撃墜する。
 リオのカーニバルで休息をとると、アイアンブラッドのヘルメットを模した飾りつけのフロートが現れ、レッド・シャドウズが手榴弾で自爆攻撃を仕掛けてきたため、ブラジル軍の兵士ペレがSAS を庇って爆死する。
 続いてSAS は、アイアンブラッドと何らかのつながりがあると思われるアフリカ某国の駐ブラジル大使館を襲撃してビデオテープなどを押収した。
 一方、アイアンブラッドはブラジルのパンパ (草原地帯) にある砦を持った牧場ランチョ・ゴルゴを基地としていた。 彼はそこに設置したレーザー砲 (レーザー・エクスタミネーター) でブラジル軍の騎馬隊を威嚇し、5千万ペソ相当の金塊を要求してくる。 SAS は奇襲攻撃を仕掛け、大統領の指示でブラジル軍も出動し、ランチョ・ゴルゴは破壊される。
 脱出したアイアンブラッドはさらに各地への攻撃を続け、ベネズエラのマルカイボ湖の石油掘削施設やフランス領ギアナの宇宙センターを攻撃し、南アメリカ諸国に対し、攻撃を受けるか多額の金塊を差し出すかの選択を迫って来た。 SAS はエクアドル海兵隊と共にガラパゴス諸島に向かう──。
初登場の主要キャラクター
   ミュラー/クイックファイアー
   (SAS フォースの兵士。 寡黙な元ドイツの GGS-9 のリーダー)
   アルバート・ジョーンズ伍長/ステークアウト (SAS フォースの兵士。 冗談好き)
   サンダーソン/チョッパー (SAS フォースのヘリ・パイロット)
   ファン・デル・ベルク/スパローホーク
   (SAS フォースの新人。 ベルギー出身の降下兵)
   ラグナルソン/ストーカー
   (SAS フォースのドライバー。 アイスランド出身で元 NATO 軍)
   ジャン-リュック・ブーヴィエ/バラクーダ (SAS フォースのフロッグマン。 外人部隊出身)
ゲスト・キャラクター

   コルドベス大尉/インカ (南米の空軍士官。 インカはコードネーム)
   ホシム (ブラジル軍の兵士。 インディオの言語を通訳できる)
   サムソン (SAS フォースの兵士。 インディオの矢で死亡)
   ペレ
   (インディオの捕虜にされたブラジル軍の兵士。 SAS が救出したが、後にレッド・シャドウズの自爆攻撃で死亡)
   ラモン (ベネズエラ海兵隊の海兵)
   エスタバン (ベネズエラ海兵隊の海兵。 エアー・クッション・クラフトにより圧死)
   マヌエル (ベネズエラ海兵隊の海兵。 エアー・クッション・クラフトにより圧死)
   ヘフェ (ベネズエラ海兵隊の海兵。 ヘフェは個人名ではなくチーフの意)
   ホセ (ベネズエラ海兵隊の海兵)
   フリオ (ベネズエラ海兵隊の衛生兵。 レッド・シャドウズにより墜死)
   サンタナ軍曹 (ベネズエラ海兵。 ガラパゴス島の崖から墜死)
   トーレス (ベネズエラ海兵隊の海兵)
   ガルシア (ベネズエラ海兵。 レッド・シャドウズに射殺されて死亡)
   ディエゴ (ベネズエラ海兵隊のメカニック)
   スイマー-カヌーイスト部隊 (レッド・シャドウズのカヌー部隊)
特記事項
・ SAS のヘリ・リンクス (ウエストランド・リンクス)、輸送ヘリ (バートル CH-47 チヌーク)、モービル・ミサイル・システムが初登場。
・ レッド・シャドウズの攻撃ヘリ (※ミル Mi-24 ハインド)、別の攻撃ヘリ (オリジナル)、エアー・クッション・クラフト、ジェットフォイルが初登場。
・ アクション・フォースの上層部の将軍たちは制服に 「AF」 の腕章をつけています。
・ クイックファイアーはドイツの GGS-9 出身となっていますが、GSG-9 の誤りと思われます。
・ アクション・フォースが初めてレッド・シャドウズと交戦したアセンダンシー島は、現在はアクション・フォースの前進基地及び SAS フォースの基地になっていました。 コードネームはドッグハウスです。
・ レッド・シャドウズはスペイン語ではソンブラス・ロハス、フランス語ではソンブレ・ルージュと呼ばれています。






「デザート・ストライク」  Desert Strike
d0164702_01410236.jpg 第440号~第477号にかけて掲載。 全34話。
 Zフォースをフィーチャー。
──中央アフリカの小国デューナ。 キャンベル大尉率いるZフォースは同国の軍隊の軍事訓練にやって来ていたが、過激派組織ギブリがダル-エル・デューナ国際空港を襲撃し、Zフォースはアチャブ大統領を守ってサハラ砂漠に逃れる。
 追撃を受けたZフォースはギブリの有力者マッディ少佐が操縦するミラージュ戦闘機を撃墜するが、瀕死のマッディ少佐はギブリのネットワークでスイスで治療を受け、武器商人ブラウンを通じて海に墜落したスペイン軍のVTOL 戦闘機ハリアーを手に入れて 「ハンニバル作戦」 として再起を図る。
 一方、ギブリに制圧されたデューナでは、反乱軍となったアチャブ大統領と正規軍はZフォースと共にデューナを奪還すべく 「サンドブラスト作戦」 を開始する──。
初登場の主要キャラクター
   サンティジャーナ/トラッカー (Zフォース)
ゲスト・キャラクター
   ガマル・アチャブ大統領 (中央アフリカの国家デューナの大統領)
   ギブリ
   (デューナの狂信的な反乱軍。 名称は砂嵐の意。 独自のエンブレム/インシグニアを使用)
   マッディ少佐 (元デューナ軍で、現在はギブリ側についた戦闘機パイロット)
   ヨーク軍曹/フラッシュ (Zフォースの年配のメンバー。 レッド・シャドウズを道連れに死亡)
   ブラウン (ギブリに武器を供給しているスイスの武器商人)
   フッカー
   (アメリカ海兵隊飛行隊及びZフォース出身の傭兵。 マッディのハリアー操縦教官を務めるが、マッディの攻撃で死亡)
   ガマル (ギブリのメンバー。 マッディの部下)
   シーブズ-アイ (Zフォースの観測手。 敵を道連れに自爆)
   ニコス (Zフォースの戦車兵。 戦死)
   シュネル (射撃の訓練を受けたスイスの軍人。 偶然マッディたちの存在を知って軍に連絡する)
   ハマル (ベルンのスイス軍の飛行基地に整備士として潜入していたギブリの工作員。 自爆)
   ダ・ガマ伍長/サーディン (Zフォース。 元ポルトガル陸軍コマンドー。 ギブリの奇襲により死亡)
   アリー (反乱軍のメンバー。 Zフォースのウィールスを庇って死亡)
特記事項
・ Zフォースのアタック・キャノンが初登場。
・ デュナはかつてはヨーロッパの植民地であり、国名もデューン (砂丘) から来ています。
・ デュナの首都ダル-エル-デューナ、エル-アダ刑務所、クルファなどの地名が登場。
・ ギブリの戦闘機はダッソー・ミラージュF1 です。
・ マッディ少佐は最期はハリアーのエンジンに吸い込まれて無残に死亡しました。






「コードネーム・シャーク」  Codename Shark
d0164702_01521753.jpg 第440号~第447号に掲載。 全8話。
 Qフォースのシャークことジャン-ポール・リーヴの過去の活躍。
──フランスのトゥールーズ出身のジャン-ポールは、少年時代に海軍士官だった父の転勤に伴ってカリブ海のマルティニーク島に引っ越した。 間もなく潜水の才能を発揮するようになった彼は、“ シャーク・レック ” と呼ばれるサメの出没海域で地元の少年ルイを助け、シャークという渾名で呼ばれるようになる。
 やがてフランス海軍に入隊したジャン-ポールはフランスのブレトンで訓練を受け、不発弾の魚雷の回収やビスケー湾では潜水艦の魚雷の故障などを見事に処理してみせる。
 だが、ある時マルティニーク島から父が海賊に殺害されたとの連絡が届き、ジャン-ポールはマルティニークに渡って海賊の捜索を始める──。
ゲスト・キャラクター
   リーブ艦長
   (ジャン-ポールの父。 マルティニーク島に配属されたフランス海軍士官。 海賊に襲われて死亡)
   ルイ・ラファイエット (ジャン-ポールの友人。 マルティニーク島の役人。 実は海賊の一味だった。 死亡)
   バプティスト (マルティニーク島の漁師。 ジャン-ポールの友人)
   ジェイミー・マクラーレン海軍中尉
   (セントルシアに配属されているイギリス海軍士官。 ジャンポールの海賊捜査に協力。 後のリヴァイアサン)
特記事項
・ ジャン-ポールは父のロレーヌ十字章が紛失していることに気付きます。 父は第二次大戦時に自由フランスの海軍として活躍し、以来、常にロレーヌ十字章を身に着けていたのでした。 その後、海賊の一人がこれを奪って身に着けていることが判明します。
・ フランス領であるマルティニーク島に隣接するセントルシアはイギリス連邦加盟国で、イギリス海軍も海賊の捜査を行っており、ジャン-ポールに協力を申し出ます。
・ 少年時代にジャン-ポールがサメから助けたルイは、成人してマルティニークの役人になっており、何かとジャン-ポールに協力してくれます。
・ ジャン-ポールは潜水装備で海賊の一味を追跡しますが、別のダイバーに襲われ、それがイギリス海軍の装備であることに気付いてイギリス海軍中尉と対立します。
・ しかし、それはイギリス海軍も潜水装備で海賊を追っていたためで、実はジャン-ポールの友人のルイが海賊のボスでした。 真相がわかって船上での対決後、ルイはサメに食われてしまいました。
・ 誤解も解けたあと、イギリス海軍中尉はジャン-ポールに国際的な海洋部隊設立の構想を語り、彼を誘います。 この海軍中尉こそが、後にQフォースのリーダーのリヴァイアサンとなるマクラーレンでした。






「アタック!」  Attack !
d0164702_12434166.jpg 第448号~第451号に掲載。 全4話。
──南アメリカ某所のジャングルでは、ブラック・メジャーがレッド・シャドウズの新兵たちに苛酷な訓練を施していた。 訓練での失敗は死につながり、その時の訓練生で生き残ったのはわずか7名だけだった。
 その後、レッド・シャドウズはテロ活動に必要な軍需物資を手に入れるために南米の重要な軍事基地を襲撃する。 作戦は大胆かつ無謀なものであったが、命知らずの攻撃でレッド・シャドウズはついに基地を制圧してしまう──。
ゲスト・キャラクター
   カルロ
   (南米の基地の軍人。 戦闘のさ中にレッド・シャドウに変装するが気付かれて射殺)
特記事項
・ レッド・シャドウズの訓練では多数が脱落して命を落としてしまう内容で、ただただ恐怖と忠誠心を叩き込むためのもののようです。
・ 基地の襲撃作戦はなんとも強引なもので、戦車とヘリに挟まれながらも両者を相打ちにさせるなど、悪運に支えられているとしか言えません。 それでもとりあえず基地の制圧には成功してしまいました。
・ しかし、実はレッド・シャドウズの襲撃作戦はスペース・フォースが無線を傍受しており、アクション・フォースに気付かれていました。 そしてS.A.S. フォースの小部隊がレッド・シャドウに変装して紛れ込んでおり、最後にS.A.S. 隊員は弾薬庫もろとも自爆しました。 ……アクション・フォース側の作戦もちょっとどうかと思います。






「コードネーム・スカイ・レイダー」  Codename Sky Raider

d0164702_16581682.jpg 第448号~第453号に掲載。 全6話。
 スペース・フォースのリーダーのスカイ・レイダーことチャック・コナーズの過去の活躍。
──スペース・フォースのコナーズたちは、人工衛星やスベース・デブリのパトロールを行っている際に5年前の事故で破壊された宇宙ステーションの残骸を発見する。 それは国際的な宇宙研究所であったアルファ計画の第2指令モジュールで、コナーズは内部から一つのスチール製の棺桶を持ち帰り、スペース・フォースのメンバーたちに事故の真相を語る。
 5年前、アルファ計画のステーションが完成した時、NASA の宇宙飛行士だったコナーズはスペース・シャトルでステーションに出向いた。 ところが、ステーションに接近してきた謎の宇宙船が攻撃を仕掛け、コナーズの副操縦士ルイスが殺され、コナーズも捕虜になってしまう。 謎の宇宙船に乗っていたのはカール・ヴァーガンと名乗る男で、彼は部下たちを率いてステーションを乗っ取り、宇宙から地球を支配しようとしていた──。
初登場キャラクター
   ラーシュ・エルスント/ホークウインド (スペース・フォースのメンバー)
ゲスト・キャラクター
   アレクサンダー・ウィルコックス教授 (回想。 故人。アルファ計画の監督官。 襲撃で死亡)
   ダン・ルイス (回想。 故人。 NASA のパイロットの一人。 襲撃で死亡)
   カール・ヴァーガン (回想。 生死不明。 アルファ計画の宇宙ステーションを襲撃)
特記事項
・ コズミック・クルーザーは4人乗りです。
・ コナーズたちのコズミック・クルーザーはマーク2・コズミック・クルーザーと呼ばれています。
・ アルファ計画の襲撃事件で、コナーズはヴァーガンを冷凍睡眠用のカプセルに封じ込めて一緒に脱出し、地球で裁判を受けさせようとしましたが、アルファが爆発したためカプセルの行方はわからなくなっていました。
・ 現在、コナーズが発見した棺桶はヴァーガンの冷凍睡眠カプセルでした。 コナーズはコズミック・クルーザーで大気圏に再突入し、ネバダ砂漠でカプセルを開けますが、中には爆弾しか入っておらず、爆発してしまいます。
・ コナーズは行方をくらましたヴァーガンこそがアイアンブラッドの正体ではないかと推測します。






「タンク・ハント」  Tank Hunt

d0164702_17242881.jpg 第450号~第453号に掲載。 全4話。
──Zフォースがノルウェーの演習場で改良型バトル・タンクのテストをしていると、レッド・シャドウズが襲撃してくる。 彼らの狙いはバトル・タンクだった。
 乗組員のスティーラーごとバトル・タンクを奪ったレッド・シャドウズはそれをトラックに積み込んで基地に戻る。 レッド・シャドウズのノルウェー本部は廃坑を利用したものだった。
 Zフォースは増援部隊と共に廃坑を攻撃する──。
ゲスト・キャラクター
   ウォーレス (Zフォースのメンバー)
   カール (Zフォースの戦車兵。 スティーラーの部下)
   フェリス (Zフォースの増援部隊のタンク1の戦車長)
   マック (Zフォースの増援部隊のタンク2の戦車長。 レーザー攻撃で死亡)
   デーリー (Zフォースの歩兵。 レッド・レーザーにより射殺)
特記事項
・ 劣勢となったアイアンブラッド、ブラック・メジャー、レッド・レーザーは戦車を乗せたトラックで脱出しますがトラックは氷の張った湖に転落してしまいました。
・ スティーラーと戦車は無事で、スティーラーは戦闘が始まったどさくさに紛れてトラックの積み荷を多数の鉱山道具に入れ替えていたのでした。






「ブラック・メジャー」  The Black Major
d0164702_17572698.jpg 第454号~第476号に掲載。 全23話。
 レッド・シャドウズの幹部ブラック・メジャーの起源。
──イギリスの沿岸地方の公立学校マーロウ校に通う生徒ジョン・シェパードは、イギリス王立海兵隊に入隊することを夢見ていた。 孤独を好みながらも、彼はまた生まれついてのリーダーでもあり、別のクラスの生徒とのボート競走では仲間たちに厳しい訓練を施し作戦を立てて勝つ。
 17歳となって進学したシェパードはランニングや水泳、クライミング、スキーなどに打ち込み、卒業後はデボン州の海兵隊士官学校に入校して射撃やクライミングなど様々な分野で群を抜いた能力を発揮し、中尉に昇進するが、そこまでの過程でたびたび他者を踏み台にしていく。
 ある時、休暇を利用して制服を仕立てるためにロンドンのボンド・ストリートに出かけたシェパード中尉は、強盗団が宝石店を襲撃するのを目撃する。 追跡して彼らのアジトがケント海岸のビルにあることを知ったシェパードは、数日後には強盗団を仲間にして下水道を使って銀行強盗を成功させた。
 シェパード中尉はディロン他30名の部下と共に極地訓練としてノルウェーに派遣されるが、そこではスキー技術の話題からオランダ海兵隊出身のトロンプ中尉を敵視するようになり、彼の部隊のトラックを横転させて負傷させる。
 香港に配属されたシェパードは、自作自演の事件で英雄扱いされ、警察隊の大尉に昇進する。 しかし軍曹となった部下のディロンはシェパードが常に秘密の単独行動をとっていることに気付いて怪しむようになる。
 その後ノルウェー北部の転属を経て、エーゲ海で行われたNATO の合同演習における模擬戦闘では、シェパードは私費を投じて水中翼船をチャーターし、部下を民間人に偽装させてアメリカ海軍の指揮船に乗り込んで強引に勝利する。
 次にSBS (特殊舟艇部隊) に目を付けたシェパード大尉はディロン軍曹と共に入隊して訓練を受けるが、コマンドーとしての能力を評価された両名は、新設される国際的な特殊部隊──「アクション・フォース」 に加わることになる。 最初の任務はバロン・アイアンブラッドと名乗る人物が率いる謎のテロ組織との戦いであり、シェパードとディロンは南極の第6基地に向かう──。
ゲスト・キャラクター
   リッキー (軍に敬意を払わない不良)      ミック (リッキーの仲間)
   サンジート
   (クライミングが得意なインド人の生徒。 シッキム出身で父はグルカ兵。 後に自分もグルカ兵となる)
   スマイス (スマイス・マイナー) (溺れた生徒。 あだ名は 「小さいスマイス」)
   ジェンキンス (スマイスを助けた生徒)
   ウッドブリッジ (シェパード家の小屋番)      ネッド (密猟者)
   シャス・ディロン (海兵隊の優秀な兵士。 士官学校時代からシェパードと行動を共にすることになる)
   スマイラー (ロンドンの強盗一味の一人)      コッカー (ロンドンの強盗一味の一人)
   サミー (ロンドンの強盗一味の一人)      ジョーイ (ロンドンの強盗一味の一人)
   ロニー (ロンドンの強盗一味の一人)
   ヤン・ファン・トロンプ中尉 (オランダ海兵隊出身の NATO 軍の士官)
   コッカー上等兵曹 (海軍潜水教官。 シェパードが悪党と一緒にいるのを怪しむ)
   ロッコ (アメリカ海兵隊のボクシング・チャンプ)
特記事項
・ シェパードには異常な向上心とそれを達成する能力、非寛容なプライドがあり、勝つためには手段を選ばず法律も無視し、挑戦心を満足させるために人知れず過激な行動を行うことが描かれます。
・ 学校を訪れた海兵隊の大尉からクライミングも必要とされることを知ったジョンは、クライミングの得意なインド人の留学生サンジートを脅して練習に付き合わせ、その仕上げとしてかつて生徒の死亡事故があった塔に登りますが、学校側に見つかってしまいます。 ジョンはうまく逃げ、サンジートだけが退学になりました。
・ 自分の目標にしか関心がないジョンは、学校では水泳のスターであるにも関わらず、溺れている生徒がいても助けようともしません。
・ シェパード家は広大な農園を持つ裕福な家庭で、ジョンには2人の兄がいます。
・ ジョンは実家の敷地に侵入した密猟者たちを見事に捕まえ、褒美としてクリスマスにスキーの教本を買ってもらい、イタリア・アルプスのコマッキオ湖の近くでスキーを練習します。
・ 海兵隊の士官学校の新兵の表彰ではディロンという生徒に 「キングス・バッジ」 が、ジョン・シェパードには 「名誉の剣」 の栄誉が与えられますが、シェパードはキングス・バッジを盗み、中隊規模の演習ではディロンがヘリ (海軍のシー・キング) から落下するよう仕向けるなど屈折した競争心を発揮します。
・ 士官時代のシェパードの愛車はフィアットX1/9です。
・ 香港で再開したサンジートはエベレストやカウチェトゥンガに登頂したトップ・クライマーとなっていました。 カウチェトゥンガは、標高世界第3位の高峰カンチェンジュンガのことと思われます。
・ サンジートが過去の退学事件でよからぬことを喋るのではないかと思ったシェパードは、香港の犯罪組織トンに彼の暗殺を依頼しますが、自分も居合わせる総督との会合の場で彼が暗殺されては昇進に響くと考え直し、暗殺を未然に防いで英雄扱いされました。 ちなみにサンジートは何の恨みも抱いていませんでした。
・ NATO の合同演習では、街中の喧嘩に巻き込まれたシェパードはアメリカ海兵隊のロッコというボクシング・チャンプに殴られますが、しばらく後になって、アテネの遺跡でロッコに向かってこっそり石柱を倒し、拳を粉砕したロッコはボクシング生命を絶たれました。
・ SBS の訓練では、狭い潜水艦の一室にいたシェパードは様子がおかしくなります。 シェパードは閉所恐怖症でした。
・ アクション・フォースの一員となったシェパード大尉とディロン軍曹は南極でレッド・シャドウズと戦いますが、部隊は激しい反撃にあい、シェパードは指揮官の代役を果たそうとして少佐と自称し始めます。
・ 部隊はシェパードとディロンを除いて全滅し、バロン・アイアンブラッドは2人を捕虜にして潜水艦に乗せ、仲間に加わるよう誘います。 閉所恐怖症のシェパードは、潜水艦での尋問や水中での拷問を経て洗脳されてしまい、 正気を保っていたディロンは南極に置き去りにされてしまいました。
・ しかしディロンは凍死する前にジャケットにこれまでの出来事をすべて書き留めており、イギリスの巡視艇が遺体とメモを発見してシェパードの裏切りが発覚しました。
・ レッド・シャドウズのメンバーとなったシェパードは、アンデス山脈のある某国を襲撃した際、倒した兵士から 「エル・コマンダンテ・ネグロ (黒い指揮官)」 と呼ばれます。 これを気に入った彼は 「ブラック・メジャー」 と名乗るようになりました。
・ 最後のコマでスペース・フォースのコナーズ、Zフォースのキャンベル、SAS フォースのバッキンガム、Qフォースのマクラーレンが登場。






「シー・フューリー」  Sea Fury

d0164702_15522153.jpg 第464号~第468号に掲載。 全5話。
──南大西洋の海域で、最新型誘導ミサイルを搭載した南アメリカ某国の駆逐艦Z94 サン・レアルゴが謎の赤い巡洋艦に激突されて沈没してしまう。 海域ではすでに2隻の駆逐艦も消息を絶っていた。
 早速Qフォースはパトロール艇ソードフィッシュで出動するが、レッド・シャドウズは自らの巡洋艦と拿捕した駆逐艦とで艦隊を編成し、各国の商船を破壊しようとしていた──。
ゲスト・キャラクター
   レッド・シャドウズのフロッグマン (新型デザイン)
特記事項
・ レッド・シャドウズの巡洋艦、ボート・パトロールが登場。
・ レッド・シャドウズ同士の挨拶は 「バロンよ永遠なれ!」 です。
・ Qフォースのマクラーレン、シャーク、フォーンズたちは巡洋艦に捕らえられてしまいますが、脱出後に再び艦内に侵入し、爆弾を仕掛けて破壊しました。






「コードネーム・クイックファイアー」  Codename Quickfire
d0164702_17032630.jpg 第477号~第482号に掲載。 全6話。
 SAS フォースのコマンドーのクイックファイアーことハンス・イェルク・ミュラーの過去。
──2年前、デュッセルドルフ空港でルフトハンザ機155便のハイジャック事件が発生し、過激派組織レッド・ディセンバーは西ドイツ国内に収容されている全ての政治犯の釈放、指定のスイス銀行口座にアメリカドルで500万の入金、自家用機の用意を要求してくる。
 西ドイツ警察の特殊部隊GSG-9 が出動し、隊長のラインハルトが射殺されるものの、副隊長のミュラーの活躍で事件は解決した。
 ミュラーは隊長に昇格し、続いて起きた実業家シュミットの誘拐事件も解決する。
 しかし、休暇をとって釣りをしていたミュラーに暗殺者が迫る──。
ゲスト・キャラクター
   ポール (ルフトハンザ155便のパイロットの一人)
   リッター (デュッセルドルフ空港警備主任)
   フォン・ヘッセル (西ドイツ政府の連絡管)
   ラインハルト隊長 (西ドイツ警察 GSG-9 の隊長。 レッド・ディセンバーにより射殺)
   フィッシャー (GSG-9 の狙撃手)
   ワーナー (GSG-9のメンバーの一人)
   カール (レッド・ディセンバーのメンバーの一人。 フィッシャーが射殺)
   グンター・シュミット (ハノーバー近郊に在住の実業家)
   ハインツ (シュミット誘拐犯の一味。 ミュラーが射殺)
   カール (シュミット誘拐犯の一味。 フィッシャーが射殺)
   ハインリッヒ (シュミット誘拐犯の一味。 GSG-9 のヘリが射殺)
   マックス (シュミット誘拐犯の一味のパイロット。 撃墜されて死亡)
   カール (ミュラーに差し向けられた暗殺者の一人。 ミュラーの反撃で死亡)
特記事項
・ GSG-9 のプーマ (ヘリコプター) が登場。
・ ハイジャック事件のモデルは1977年に発生したルフトハンザ航空181便ハイジャック事件、過激派組織レッド・ディセンバーのモデルは1972年のミュンヘンオリンピック事件などで知られる黒い9月です。
・ ハイジャック事件解決後、活躍したミュラーに報道陣がインタビューしました。 ミュラーはノーコメントで通しますが、彼の顔や氏名は公にされてしまいました。
・ ミュラーは暗殺者たちを撃退しましたが、上司は安全のために彼を転属させることにし、SAS フォースのロブ・バッキンガム大尉がミュラーを勧誘しました。






「死の城」  Death Castle
d0164702_00082378.jpg 第478号~第483号に掲載。 全6話。
──オーストリア・アルプスに聳える不気味な古城アールベルク城。 かつてドラキュラ伯爵の居城だったこともあるこの城は地元の人々から “ 死の城 ” と呼ばれていた。 この城を手に入れたバロン・アイアンブラッドは、ここをレッド・シャドウズのヨーロッパの拠点にしようとしていた。 ところが、偶然にも付近の雪山ではバッキンガム率いる SAS フォースが北壁で登攀訓練を行っていた。 レッド・シャドウズは山頂に先回りして雪崩を起こしてSAS フォースを全滅させようとするが、SAS フォースは懸垂下降で崖下の洞穴に身をかわす。 するとそこに甲冑を着た2人の騎士が現れ、城の聖域を守る “ アールベルクの騎士 ” と名乗って攻撃してくる──。
ゲスト・キャラクター
   ジョンソン (SAS フォースのメンバー。 レッド・シャドウズにより岸壁から墜死)
   シュミット (SAS フォースのメンバー)
   ファレル (SAS フォースのメンバー)
   オルセン (SAS フォースの通信兵。 レッド・シャドウズに射殺されて死亡)
   ファン・ランデン (SAS フォースのメンバー。 オランダ人。 ブラック・メジャーとの決闘で死亡)
   アールズベルクの騎士 (レッド・シャドウズの変装)
   マイク (Zフォースの兵士)
   ジャイアント・アックスマン (斧を持った騎士。 レッド・シャドウズの変装)
特記事項
・ レッド・シャドウズのヘリコプター (オリジナル・デザイン) が登場。
・ レッド・シャドウズは地元の人々を城に近づけさせないために中世の騎士の亡霊に変装しているのですが、いつものヘルメットの上から騎士のヘルメットを被っています。
・ 騎士がどこから現れたのか探ってみたところ、岩にカモフラージュしたエレベーターの扉が現れ、SAS フォースは城に侵入します。
・ でも見つかってしまい、バッキンガムと部下は黒い騎士の甲冑を着たブラック・メジャーと剣を使って対決させられます。
・ 通信兵のオルセンは通信室からZフォースに応援を要請しますが、城の名前をアール……と伝えたところで射殺されてしまいました。
・ 同じくオーストリアで訓練を行っていたZフォースはSAS フォースがいるのがアールベルク城であることを突き止めてくれ、戦車などで攻撃を開始します。
・ アイアンブラッドには逃げられてしまいましたが、アールベルク城は炎上しました。

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by joefig | 2016-11-17 23:37 | コミック | Trackback | Comments(0)
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