GIJCC/キール-ホール (FSS)
なんだか忙しかったり、ソチ・オリンピック観戦で徹夜したり、パソコンが壊れて買い替えたりしていて、ブログの更新になかなか気分が向けられなかったのでした。
久々のレビューは、G.I.ジョー・コレクターズ・クラブ (GIJCC) 限定フィギュア・サブスクリプション・サービス (FSS) から、キール-ホール (2014年) です。
Yo Joe! の分類ではキール-ホールv3 にあたります。
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FSS 第2期の10番目のフィギュア。
ARAH の空母 USS フラッグ (1985年) に付属したキール-ホールv1 のリメイクです。
キャラクターについてはキール-ホールの記事を参照。
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コマンド・ファイル:
提督 (アドミラル) コードネーム:キール-ホール
ファイル名:エヴェレット・P・コルビー 認識番号: 672-38-4202
主要軍事特技区分:海軍司令部
第二軍事特技区分:戦闘機パイロット
出身地:バージニア州シャーロッツビル 階級:O-9 (3-スター・バイス-アドミラル) (※中将)
若い水兵時代、キール-ホールはアナポリスと海軍飛行学校を修了し、USS イントレピッドからファントム F-4 を飛ばす腕前を示した。 勤務において海軍十字章、殊勲飛行十字章、エア・メダルを受賞。 その後の彼の経歴は彼を海軍大学及び軍隊幕僚養成大学へと導いた。 長年のリーダーシップの訓練と戦火における勇敢さは、尊敬すべき指揮官にして腕利きのパイロットであるその両面においてG.I.ジョーを率いるという完璧な選択を彼にさせた。 彼は高名な軍事史家、全国的なチェス選手であり、最高級のグルメ・コーヒーをたしなんでいるらしい。
キール-ホールは夜間をも含む航空母艦上の離着陸の技を完成させ、USS フラッグ (CVN-99) で勤務すべき自らの運命を悟った。 この原子力超空母は、G.I.ジョー・チームの編成 (彼らの名称も提案した) に功のあった先のローレンス・J・フラッグ准将に因んで命名されたものである。 現在この空母は全ての海上任務における海洋本部として機能している。
「この鳥たちでおれが飛べないとしても、彼らのためにおれが巣を守ってやる!」
コマンド・ファイルに記載のある USS イントレピッド (CV/CVA/CVS-11)は、アメリカ海軍の航空母艦エセックス級3番艦です。
1943年に就役し、太平洋戦争では沖縄戦や日本本土空襲に参加、1950年代の朝鮮戦争でも活躍。 1963年に大西洋上で宇宙船ジェミニ3号を回収し、1966年にはベトナム戦争に投入されました。
1974年に退役しましたが、1982年以降はニューヨーク州マンハッタンに係留されてイントレピッド航空宇宙博物館として利用されています。
1994年のG.I.ジョー・コレクターズ・コンベンションの会場はイントレピッド航空宇宙博物館でした。
素体。
ヘッドは新規造型。
トルソー&ウエストは25th のシップレックv23 (2009年) から。
腕部、脚部はRoC のホークv3 (2009年) から。
ジャケットは別パーツですが、外しにくかったので着用したまま撮影しました。
バストアップ。
海軍の士官用制帽は残念ながら別パーツではありませんでした。
ジャケットは映画 『G.I.ジョー』 でホークが着用していた革ジャンの色違い。
付属品。
スタンド (ポール差し込みの穴あり)、ポール、旗取り付けパーツは25th のデュークv26 から。
旗の図柄は 「USS フラッグ CVN 99」 の表記とUSS フラッグ。
双眼鏡、ピストル (※M1911 ガバメント) は25th のデュークv27 から。
信号拳銃 (※モリンズ No1 マーク5) は25th のG.I. ジョー・ドクv2 から。
コーヒーカップ (タンブラー) はRoC のホークv3 から。
取り外せませんでしたがベスト状のジャケットもホークv3 からです。
ヘッドのアップ。
どことなくバート・レイノルズを思わせる髭です。
実際の士官用制帽 (将官用)。
襟の両側には階級章がありますが、タンポ印刷のスペースの都合か、一ツ星 (准将) となっています。
ジャケットの略綬 (リボン) のアップ。
なんだかよくわかりません。
一応 「G.I.ジョー・バトル・リボン」 の略綬もチェックしてみましたが、さすがにあれを引用するほど凝ったものではなかったようです。
コマンド・ファイルに記載のある勲章の実際の略綬は以下の通り。
海軍十字章 Navy Cross
1919年制定。
殊勲飛行十字章 Distinguished Flying Cross
1927年、カルヴィン・クーリッジ大統領により制定。
大西洋単独無着陸飛行に成功したチャールズ・リンドバーグは2番目の受賞者です。
エア・メダル Air Medal
1942年、フランクリン・ルーズベルトにより制定。
受賞者のうち、宇宙飛行士のバズ・オルドリン (『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 に本人役で登場)、ジミー・ドゥーリトル、テッド・ウィリアムズは12インチのG.I.ジョーになっています。
ジャケットの隙間からは素体のシャツと袖の色の違いがはっきり見えてしまいます。
背面も同様に水色が目立ちます。
v2 のような 「ゴースト・ストライカーズ」 のバック・プリントはありませんでした。
全員同じトルソー&ウエストですが、制服の水色の部分はどれも色合いが違っています。 せっかくなら統一してほしい……。
G.I.ジョー・チームの将官クラスを並べてみました。
将官のG.I.ジョーがいるのは陸軍と海軍のみで、空軍は大佐 (ペイロード) が最高位。 海兵隊は一等軍曹 (ガン-ホー、レザーネック、スローター) が最高位です。
双眼鏡。
大海原を見張れ!
信号拳銃 (フレア・ガン)。
たぶんイギリス製のモリンズ No1 マーク5 という第二次大戦期の信号拳銃ではないかと思われます。
ピストル。
モデルはM1911 コルト・ガバメント。 最近の付属品と比べるとかなりオーバーサイズの造形ですね。
キール-ホールがこの銃を撃つような状況があるとしたら、かなり重大な局面になるんでしょうね。
戦闘機パイロットに作戦を指示。
本当は自分が乗りたいんです、この提督は。
一仕事終えたら熱いコーヒーを一杯。 今日も海の平和は守ったぜ!
以上、キール-ホールでした。
階級的には大物なので発売前から注目していたんですけど、士官用制帽が取り外せないせいで活躍場面が思いっきり限定されますね。 USS フラッグがないのに手に入れてどうするんだ! という気分になりました。
さて、おそらく次回更新もまた間が空きそうです……。 それでは!