設定探訪/キール-ホール

上の画像はG.I.ジョー:バトル・コーのキールホールv2 (1993年) のパッケージ画像。ネットで拾いました。
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以前にU.S.S.フラッグを記事にしたことがありましたが (こちらの記事です)、付属フィギュアのキール-ホールについてはほとんど触れなかったので、今回改めて記事にしてみました。
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キール-ホール
エヴェレット・P・コルビー Everett P. Colby
キール-ホール Keel-Haul (コードネーム)
アドミラル・キール-ホール (キール-ホール提督) Admiral Keel-Haul
G.I.ジョー・チームに所属するアメリカ海軍将官。 航空母艦U.S.S.フラッグの艦長にして現役の戦闘機パイロット。
階級は海軍少将 (リア・アドミラル・アッパー・ハーフ、O-8)/海軍中将 (バイス・アドミラル、O-9)。
バージニア州シャーロッツビル出身。
コードネーム
keel-Haul は、人を網に縛って船底を潜らせる昔行われた水夫の罰のこと。 また、そこから転じて 「厳しく叱りつける」 の意。 keel は船の 「竜骨 (キール)」、haul は 「引っ張る」 の意。
マーベル版コミックG.I.ジョー・チームの輸送船ジェーンがコブラの攻撃で撃沈された後、キール-ホールの指揮するU.S.S.フラッグが現れ、乗組員を救助した。
コブラ・アイランドに対する攻撃の際には、フラッグはG.I.ジョー・チームの航空支援部隊の基地として活躍している。
その後も数年にわたってフラッグはG.I.ジョーの海上本部として使用され続け、ベンジーンの戦いその他多くの作戦に参加した。
登場リスト:
『G.I.ジョー:ARAH』 第36、40、41、73~77、115号。
『G.I.ジョー:スペシャル・ミッションズ』 第23、28号。
DDP 版コミック
キール-ホールは1994年にジョー・チームが閉鎖された後もフラッグの指揮官に留まり、世界各地の紛争地帯をパトロールしていた。ジョー・チームが再編され、コブラ・アイランドで復活したサーペンター軍と戦った時、キール-ホールとフラッグも参戦した (『ARAH vol.2』 第24号/2003年)。
サンボウ版アニメ
U.S.S.フラッグは登場するもののキール-ホールは登場せず。替わってフラッグの艦長にはレッジャー提督が登場。
トイ
以下に挙げるフィギュアが発売された。
キール-ホールv1 (1985年)/ARAH (U.S.S.フラッグ)
航空母艦U.S.S.フラッグの付属フィギュア。 フラッグについてはこちらの記事を参照。
素体:
全て新規造形。
右上腕にインシグニアあり。
付属品:
ハンドガン (※シルバーのM1911ガバメント風) は新規造型。
コマンド・ファイル:
アドミラル (※提督) コードネーム:キール-ホール
ファイル名:エヴェレット・P・コルビー 認識番号:672-38-4202
指揮:U.S.S.フラッグ
主要軍事特技区分:指揮
第二軍事特技区分:パイロット
出身地:バージニア州シャーロッツビル
アナポリス及び海軍パイロット養成学校を修了。60年代末にイントレピッドからファントムF-4 を飛ばす。 ロードアイランド州ニューポートの海軍大学及び軍隊幕僚養成大学に入学。 海軍十字章、DFC、エア・メダル受章者。キール-ホールは評価の高い軍事史家、全国的なチェス選手、そしておそらく世界最悪のクラリネット奏者である。
「キール-ホールは常に冷静だ。 彼は夜間、計器類の半分が駄目になった状態で飛行甲板にF-4 で着陸してみせたあと、口笛を吹きながら歩き去った。 夜間に空母に着陸するというのがどんなことかわかるだろうか? 目隠しをして、動いているスケートボードの上でジャンプしてみるといい!」
※イントレピッド……アメリカ海軍の航空母艦U.S.S.イントレピッド。
※DFC……殊勲飛行十字章。
特記事項:
・1989年にメール-インの「スペシャル・ミッションズ・ドライバーズ」 6体セットでリリースされたほか、1993年にアーケードやカーニバルで景品として流通。・メール-インではハンドガンが付属しないバージョンあり。・右上腕にインシグニア (鷲の顔)、両襟に士官用小型階級章 (星) がある。 星が2つなのは 「少将」。
・メール-インなどのリリースではインシグニアや階級章の塗装がオミットさりたバージョンあり。
キール-ホールv2 (1993年)/バトル・コー (シングルパック#21)

※上はネットで拾ったクラウゼ出版刊 "The Ultimate Guide to G.I. Joe 1982-1994: Identification and Price Guide" からの画像。クラウゼ出版さんごめんなさい。
素体:
ARAH のキール-ホールv1 (1985年) のリペイント。
第1戦闘航空団ゴースト・ストライカーズのフライト・ジャケットを着用した姿。
付属品:
対空・熱戦追尾ミサイル・ランチャー (スプリング式発射ギミックあり) は新規造形。
以下はランナー成型の状態としては新規造形。
バトル・スタンド ミサイル×2
サイレンサー組み込み型徹甲弾マシンガン (※H&K MP5SD3)
(エア・コマンドーズのクラウドバーストから)
大型ライフル (エコ-ウォリアーズのフリントv3 から)
大型ナイフ (バトル・コーのビーチ-ヘッドv2 から)
コマンド・ファイル:
コードネーム:キール-ホール 提督 (アドミラル)ファイル名:エヴェレット・P・コルビー 認識番号:0672-38-4202
主要軍事特技区分:海軍司令部
第二軍事特技区分:パイロット
出身地:バージニア州シャーロッツビル
階級:O-9 (3-スター・バイス・アドミラル) (※中将)
「航空母艦の指揮か、それともジェットで飛ぶか、どっちがいいのかおれにはわからん、だから両方やるのさ!」
キール-ホールはファントムF-4 を飛ばして伝説になったが、戦闘機パイロットを兼ねる最初の航空母艦艦長となった時、彼の経歴は真に 「離陸」 した。 彼の空母がコブラの大規模な攻撃を受けた時、艦──及び乗組員──が生き延びるために、彼にはより多くの航空機を飛ばす必要があった。 これ以上動員できるパイロットがいなかったため、キール-ホールはゴーストストライカーX-16ジェットへ飛び乗って飛行甲板から唸りを上げ、全ての武装を撃ち放った。 彼が空にもたらした増援火力とインスピレーションにより、数分後にはジョーたちは戦闘に勝利した。 キール-ホールに言わせれば、ごく少数の空対地・熱戦追尾ミサイルで解決できないほど大きな脅威の敵などいないのだ!
1.制式 “ゴーストストライカーズ”・フライト・ジャケット
2.海軍仕様提督制帽
3.特殊“グリップ・タイト”ラバー・ソール・ブーツ
4.サイレンサー組み込み型徹甲弾マシンガン
5.標準仕様9mm ピストル
6.対航空機、熱戦追尾ミサイル・ランチャー
7.個人用I.D.プレート (ドッグ・タグ)
・ 殊勲及び名誉章
・ 9mm バックアップ給弾ベルト
特記事項:
・コマンド・ファイルに記載がある “ ゴーストストライカーズ ” は戦闘機ゴーストストライカーX-16 の部隊。 同年発売されたゴーストストライカーX-16 の付属シールにインシグニアがあり、正式名称は 「第1戦闘航空団ゴースト・ストライカーズ」 (Fighter 1st Wing Ghost Strikers)。
最近発売されたクレオ G.I.ジョーのゴーストストライカーX-16 にもゴースト・ストライカーズのインシグニアがある。
・フライト・ジャケットはバック・プリントのサイズが異なるバリエーションあり。

キール-ホールv3 (2013年)/GIJCC (FSS 2-10) ★GIJCC 限定フィギュア・サブスクリプション・サービス第2期の10体目。
ARAHのU.S.S. フラッグ (1985年) に付属したキール-ホールv1 のリメイク。
素体:
ヘッドは新規造型。
トルソー&ウエストは25th のシップレックv23 (2009年) から。
腕部、脚部はRoC のホークv3 (2009年) から。
ジャケットの襟に一ツ星、胸に略綬あり。
付属品:
スタンド、旗のポールは25th のデュークv26 から。
ベスト状のジャケット、コーヒーカップはRoC のホークv3 から。
ピストル (※M1911 ガバメント)、双眼鏡は25th のデュークv27 から。
信号拳銃 (※モリンズ No1 マーク5) はRoC のドクv2 から。
コマンド・ファイル:
提督 (アドミラル) コードネーム:キール-ホール
ファイル名:エヴェレット・P・コルビー 認識番号: 672-38-4202
主要軍事特技区分:海軍司令部
第二軍事特技区分:戦闘機パイロット
出身地:バージニア州シャーロッツビル 階級:O-9 (3-スター・バイス-アドミラル) (※中将)
若い水兵時代、キール-ホールはアナポリスと海軍飛行学校を修了し、USS イントレピッドからファントム F-4 を飛ばす腕前を示した。 勤務において海軍十字章、殊勲飛行十字章、エア・メダルを受賞。 その後の彼の経歴は彼を海軍大学及び軍隊幕僚養成大学へと導いた。 長年のリーダーシップの訓練と戦火における勇敢さは、尊敬すべき指揮官にして腕利きのパイロットであるその両面においてG.I.ジョーを率いるという完璧な選択を彼にさせた。 彼は高名な軍事史家、全国的なチェス選手であり、最高級のグルメ・コーヒーをたしなんでいるらしい。
キール-ホールは夜間をも含む航空母艦上の離着陸の技を完成させ、USS フラッグ (CVN-99) で勤務すべき自らの運命を悟った。 この原子力超空母は、G.I.ジョー・チームの編成 (彼らの名称も提案した) に功のあった先のローレンス・J・フラッグ准将に因んで命名されたものである。 現在この空母は全ての海上任務における海洋本部として機能している。
「この鳥たちでおれが飛べないとしても、彼らのためにおれが巣を守ってやる!」
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アニメに登場したU.S.S.フラッグの艦長
サンボウ版アニメではキール-ホールは登場せず、替わってU.S.S.フラッグの艦長として2人の提督が登場しています。
ウォーレン・D・レッジャー Warren D. Ledger
アドミラル・レッジャー (レッジャー提督) Admiral Ledger
G.I.ジョー・チームに協力するアメリカ海軍提督。航空母艦U.S.S.フラッグの艦長。階級は海軍中将 (バイス・アドミラル、O-9)。
サンボウ版アニメ声はハル・ライル Hal Rayle。
コブラの攻撃により本部が破壊されたG.I.ジョー・チームは、レッジャー提督の協力を得てU.S.S.フラッグを仮の拠点とした。 レッジャー提督は古い海軍魂の持ち主で、「鯨もわしに方角を尋ねる」 と豪語。 また、古い迷信から、船に女性 (レディー・ジェイ) が乗り込んでいるのが気に入らなかった (第12話<暗黒のピラミッド・パート2> 「死の都市のランデブー」/1985年)。
レッジャー提督は他の将軍たちと共にG.I.ジョー・チームの海上演習を視察するが、彼らがフランクス大将に変装していたザルタンによって拉致され、人造人間シンソイドとすり替えられてしまうという事件が起きた (第26・27話 「シンソイドの陰謀 パート1・パート2」/1985年)。
宇宙から反物質を回収してきた探査機が海に墜落した際にはU.S.S.フラッグが捜索の拠点となる。コブラとの戦闘では、シップレックがフラッグからミサイルを発射してコブラ・ヘリキャリアを撃墜するが、ヘリキャリアに激突されたフラッグは沈没してしまった (第72話 「コンピューター障害」/1986年)。
海中に沈んでいたフラッグはヘリキャリアの反重力ポッドを使って引き上げられた。 フラッグは修理のためバージニア州ノーフォークに向かうことになった (第85話 「フラッグを引き上げろ!」/1986年)。
登場リスト:
第12、13、14、26、27、72、85話。

DDP版コミック 『G.I.ジョー:アメリカズ・エリート』「第三次世界大戦」 における人員配置図中に名前がみられるが、作戦への動員は不可となっていた (第28号 World War III Part 4: Manufacturing Consent/2007年)。
登場リスト:
『G.I.ジョー:AE』 第25号 (表紙のみ)、第28号。
特記事項
デル・レイ・ブックス社 Del Rey Books 刊行の “G.I. Joe vs. Cobra: The Essential Guide” (2009年) にて本名がウォーレン・D・レッジャーであることが判明した。
提督 Admiralアメリカ海軍の提督。航空母艦U.S.S.フラッグの艦長。氏名・階級は不明。
サンボウ版アニメ
声はグレッグ・バーガー Gregg Berger。
U.S.S.フラッグがイギリスに新型の対コブラ・レーダーを設置すべく英仏海峡を航海した際の艦長 (第45話 「エクスカリバー」/1985年)。
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以上、キール-ホールでした。
艦長なのに、戦闘時に戦闘機で出撃してしまうって……あり得ないですよね。 G.I.ジョーの将官クラスはどうも血の気が多すぎます。そもそも責任放棄を問われそうです。
さて、次回は何にする未定です。それでは!

