資料/「マイク・パワー:アトミック・マン」

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アトミック・マン・ラインナップ一覧
1975年
フィギュア
マイク・パワー:アトミック・マン
アクション・アウトフィット
レース・オブ・リカバリー
ファングス・オブ・ザ・コブラ
スペシャル・アサインメント
アドベンチャー・アソート
シークレット・ミッション
ダイブ・トゥー・デンジャー
チャレンジ・オブ・サヴェッジ・リバー
コマンド・パラ・ドロップ
プレイセット
シークレット・マウンテン・アウトポスト
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アトミック・マン概要
「マイク・パワー:アトミック・マン」 は、1970年から続いてマンネリ化してきた 「G.I.ジョー:アドベンチャー・チーム」 (AT) のテコ入れとして登場した、よりヒーロー色の強いシリーズです。
コンセブト的には当時の人気 TV シリーズ 『600万ドルの男』 (1973年~1978年) のパクリですが、手足にクリアー成型のパーツが使われているところなどは日本の 「変身サイボーグ」 (1972年~1974年) からインスパイアされた要素が見受けられます。
しかし、まさに時期を同じくしてケナー社が 『600万ドルの男』 のアクション・フィギュアの発売を開始しており、アトミック・マンに漂う亜流感は G.I. ジョーのブランドにとってはマイナスになってしまったのではないでしょうか。
AT ではアトミック・マンの他にも完全なスーパー・ヒーローの 「ブリット・マン」 をラインナップに加えていますが、こちらのほうも人気番組や有名コミックを商品化した他社のトイと比べるとキャラクター的に見劣りがするものでした。
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アトミック・マン・フィギュア詳細
マイク・パワー:アトミック・マン (1975年)/AT:アトミック・マン (フィギュア)
Mike Power Atomic Man (#8025) モデルは TV シリーズ 『600万ドルの男』 の主人公スティーブ・オースティン大佐。

ヘッドは新規造型。 右目が光るアトミック・フラッシング・アイのギミックあり。
右腕のアトミック・アーム、左脚のアトミック・レッグはクリアー成型。
手はカンフー・グリップ。
それ以外はアクション・ソルジャーから。
内容:
カモフラージュ・シャツ (ジャングル・サバイバルから)
パンツ
ハンド-ヘルド・ヘリコプター
コミック (広告):
GI ジョーとアトミック・マンの出会い!
アドベンチャー・チームへの加入を望んで秘密山岳アウトポストを訪れたマイク・パワー少佐は、服を脱いでアドベンチャー・チーム指令官にアトミック義肢を見せ、アトミック・アイを光らせて自らをアトミック・マンと名乗る。 身体に障害を持って生まれたマイク・パワーはアトミック・パワーのボディー・パーツの開発に人生を捧げたのだった。 指令がテストしてみると彼はアトミック・レッグによりトレッドミルで時速200マイル (※約320km/h) に達し、筋力テストではアトミック・アームで1万ポンド (※約4.5t) を記録し、そのアトミック・アイは厚さ6フィート (※約1.8m) の鋼鉄を透視できるのだった。 驚異の力を持ったマイク・パワー少佐はアドベンチャー・チームに喜んで迎え入れられた。
右はシアーズ限定のボックス版。-------------------------------------------------------------------------------------
アトミック・マン・アクション・アウトフィット
レース・オブ・リカバリー (1975年)/AT:アトミック・マン(アクション・アウトフィット)
Race for Recovery (#8028-1)内容:
ジャンプスーツ (AT インシグニアあり) ベルト ブーツ×左右
グラップリング・フック ラダー ピック+ロープ
ウォーキー・トーキー カメラ (腕に装着可) コンパス
ストレージ・チャンバー 石
ファングス・オブ・ザ・コブラ (1975年)/AT:アトミック・マン (アクション・アウトフィット)
Fangs of the Cobra (#8028-2) 内容:
ジャンプスーツ (AT インシグニアあり) ブーツ×左右
ベルト+ウォーター&スネーク・バイト・キット
マチェーテ スカバード (※シース)
地図 マップ・ケース
スネア ヘビ
スペシャル・アサインメント (1975年)/AT:アトミック・マン (アクション・アウトフィット)
Special Assignment (#8028-3) 内容:
ジャンプスーツ (AT インシグニアあり) ベルト ブーツ×左右
M-16 ライフル+スリング
マグネティック・フロー・ディテクター バッテリー
イヤフォン (※ヘッドセット) スキャナー
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アトミック・マン・アドベンチャー・アソート
シークレット・ミッション (1975年)/AT:アトミック・マン (アドベンチャー・アソート)
Secret Mission (#8030) 付属コミックは AoJ のザ・シークレット・ミッション・トゥー・スパイ・アイランド (1969年) と同じ。
内容:
セーター (AT インシグニアあり) パンツ
キャップ ブーツ×左右
マシンガン (※グリース・ガン)+スリング
フレアー・ガン サーチ・ライト
ビノキュラー+ストラップ
無線機 カメラ (腕に装着可)
ワイヤー・リール
ラフト オール
付属コミック:
AoJ ③ 「スパイ・アイランドへの秘密任務」
ダイブ・トゥー・デンジャー (1975年)/AT:アトミック・マン (アドベンチャー・アソート)
Dive to Danger (#8031)付属コミックは AoJ のデンジャー・オブ・ザ・デプス (1969年) と同じ。
内容:
スキューバ・スーツ (3ピース。 AT インシグニアあり)
スイム・フィン×左右
フェース・マスク 酸素タンク
スピアー・ガン
ナイフ スカバード (※シース)
ミニ・スレッド ブイ+ロープ
シャーク
付属コミック:
AoJ ① 「深海の危機」
チャレンジ・オブ・サヴェッジ・リバー (1975年)/AT:アトミック・マン (アドベンチャー・アソート)
Challenge of Savage River (#8032) 付属コミックは同年のレギュラー・シリーズのレイジング・リバー・ダム・アップと同じ。
内容:
ライフ-ベスト (AT インシグニアあり)
コンパス 地図 マップ・ケース
マチェーテ シース
フラッシュライト キャンティーン
ストレージ・ボックス
インフレータブル・ラフト (AT インシグニアあり)
船外機 (ギミックはなし) マウンティング・ヨーク
付属コミック:
AT 「堰き止められた激流の冒険」
コマンド・パラ・ドロップ (1975年)/AT:アトミック・マン (アドベンチャー・アソート)
Command Para Drop (#8033) 内容:
サバイバル・クレート (2ピース。 コマンド・パラ・ドロップ、サバイバル・パックの表記あり)
パラシュート
ブレクダウン・ピストル/ライフル (※ルガー) ストック バレル
フレアー・ガン
チェーンソー マチェーテ ビノキュラー+ストラップ
ウォーキー-トーキー ファースト・エイド・キット
キャンティーン
メス・キット (クッカー、蓋、ナイフ、フォーク、スプーン)
イントレンチング・ツール 21インチ・ロープ
アニマル・トラップ
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アトミック・マン・プレイセット
シークレット・マウンテン・アウトポスト (1975年)/AT:アトミック・マン (プレイセット)
Secret Mountain Outpost (#8040)
扉の表示ではアウトポスト5 (第5アウトポスト)。



内容:
シャツ (Tシャツ) ショーツ スニーカー×左右
ビューイング・グラス (アトミック・アイ・テスト用)
アウトポスト本体
レーダー・スクリーン
フラッグ・ポール (AT インシグニアあり)
ドア (アウトポスト5の表示あり)
トレッドミル (本体+T-ハンドル+パネル。 レバーでフット・トレッドが可動)
マキシトロン 80 (※コンピューター) 用ケーブル
ハイト・ゲージ (身長計測用)
コミック:
AT 「秘密の山岳アウトポストの冒険」
ここ数か月、アドベンチャー・チームは新メンバーを探していた。 多数の候補者がいたものの、過酷なテストに合格する者は現れず、あきらめかけていたところ冒険家が司令にマイク・パワーを紹介した。 司令はこの新しい候補者をマキシトロン 80 コンピューターでテストする。 彼がトレッドミルで走るとコンピューターは驚異的な数値を示した。 指令はこの男がターボ・エンジン並みの時速100マイル (※約160km/h) を叩きだしたことに驚き、コンピューターの故障を疑う。 次の筋力テストでも、彼は1万ポンド (※約4.5t) の力でレバーを回してみせた。 指令が頑丈なコマンド・ポストの扉を開けるよう命じると、彼はやすやすと扉をヒンジから引きはがしてしまった。 最後の身長測定にも合格しマイク・パワーに、司令はその超人的なパワーの秘密を訪ねる。 彼は自分の体には人生を賭けて開発したアトミック・パーツが装着されていることを明かし、トランジスターや動力源を内蔵した透明の右腕と左脚を見せる。 その時、レーダー・スクリーンが墜落事故の発生を示した。 断崖に衝突したセスナ機は木に引っ掛かって宙づりになっており、振動が加われば落下しかねないため重機の類を用いての救助は行えない。 ハンド-ヘルド・ヘリコプターを手にして50秒で飛び立ったアトミック・マンは飛行機を発見し、機体にかかった枝などを慎重に取り除いて気を失ったパイロットを機外に引き出した。 救助を終えてコマンド・ポストに帰還した彼を指令が出迎える。 「よくやった……ようこそアドベンチャー・チームへ、マイク」。
前述の通り、アトミック・マンの元ネタは 1973年~1978年にアメリカの ABC ネットワークで放送された人気TV ドラマシリーズ 『600万ドルの男』 " The Six Million Dollar Man " です。

『600万ドルの男』 は3本のパイロット版と、5シーズン108話が制作されました。
ストーリー:
元 NASA の宇宙飛行士で、月に行ったこともあるスティーブ・オースティン大佐は、リフティングボディ (劇中では HL-10) の滑空テスト中に事故にあい、命は取り留めたものの、左目失明、右腕・両足不随となる重傷を負った。 NASA のメディカルスタッフによって失われた人体を補完強化する改造手術を受けてバイオニック・マン (サイボーグ) となった彼は、その強化された力を使い、政府の秘密情報機関・OSI ( Office of Scientific Intelligence―科学情報部) のエージェントとして活躍することとなった。 この改造手術の費用に600万ドル (放映開始当時の日本円で約18億円) かかったというのが番組タイトルの由来である。(ウィキペディアより)
この 『600万ドルの男』 のエピソード 「誕生! バイオニック・ジェミー秘話(1、2)」 では、スティーブの婚約者で元プロテニスプレーヤーのジェイミー・ソマーズ (日本語版ではジェミー。 演:リンゼイ・ワグナー) がスカイダイビング中の事故で重傷を負い、バイオニック移植手術を受けるという経緯が描かれ、好評を博したこのジェイミーをヒロインにしたスピン-オフのTV シリーズ『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』 " The Bionic Woman " (1976年~1978年) も製作されました。
『600万ドルの男』 のトイは1975年にケナー社から、『バイオニック・ジェミー』 も後に同シリーズから発売されています。
ザ・バイオニック・マン (1975年)/ザ・シックス・ミリオン・ダラー・マン13インチのアクション・フィギュア。
他にもキャラクター数種をはじめ、コスチューム、プレイセット、ビークルなど多数が発売。
バイオニック・ミッション・ビークル (1977年)/ザ・シックス・ミリオン・ダラー・マン
後にフランス版 G.I. ジョーであるセジ・アルボワ社の 「グルップ・アクシオン・ジョー」 のラジオン (1980年) やイギリス版 G.I. ジョーであるパリトーイの 「アクション・マン」 のソーラー・ハリケーン (1981年) として流用されている。

『600万ドルの男』 の主演のリー・メジャーズは、アニメ 『G.I. ジョー:レニゲイズ』 ではアバーナシー将軍 (ホーク) の声を演じました。
ところで、『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』 は1977年から日本テレビ系の日曜22時30分の洋画TVドラマの枠で放映されましたが、同枠の後番組となった " Charlie's Angels " (1976年~1981年) は、ジェミー人気にあやかって、作品的には何の関連もないにも関わらず 『地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル』 という邦題が与えられました。
それから数年後、アニメ " G.I.Joe: A Real American Hero " の邦題が 『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』 (日本での放送は1986年から) となったのは、原題にある 「アメリカン・ヒーロー」 という部分と替えて、上記のアメリカ製人気ドラマの邦題の 「地上最強の~」 という枕詞を拾うことでアメリカ発という雰囲気を狙ったのではないかと思われます。
そして 『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』 という邦題自体は、年代的に見ると極真会館長の大山倍達の似非ドキュメンタリー映画 『地上最強のカラテ』 (1976年) の影響のような気がします。
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