GIJCC/ビッグ・ボア(FSS)

Yo Joe! の分類ではビッグ・ボアv2 にあたります。
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FFS (フィギュアの定期購入) については当ブログのコブラ・ダイスの記事を参照。
第3回のリリースはビッグ・ボアv2 とトップサイドv2 でした。
ビッグ・ボアv2 はARAH のビッグ・ボアv1 (1987年) のリメイクです。
Boa は熱帯アメリカに生息する、全長4~5mに達する大型のヘビのことですね。

ビッグ・ボアv1 は、サージェント・スローターv1 (1985年) やザ・フリッジ (1986年)、そして未発売になったロッキーなど、実在の有名人がG.I.ジョーのトレーナーという肩書でフィギュア化されていた時期に、彼らへの対抗馬としてコブラ側からリリースされたキャラクターでした。
ボクシング・グラブ (グローブ) を装着しているところからして、特にロッキーのライバル的なスタンスだったのでしょう。
マーベル版コミックやサンボウ版アニメには登場していませんが、後になってDDP 版コミックには登場していたようです。
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ファイルカード (意訳)
コブラ・トレーナー コードネーム:ビッグ・ボア
ファイル名:不明
主要軍事特技区分:フィジカル・トレーニング・インストラクター
第2軍事特技区分:複合格闘技
出身地:不明
ビッグ・ボアはあの醜いステッキで打たれたかのような顔をしている。 彼が常に独特の防護ヘルメットを被っているのも不思議ではない。 しかも彼はそこに装着されたサイバネティック装置の恩恵も受けている。 熱センサーは対戦相手の身体の弱点を示し、また増幅された聴覚は彼らの心臓がどれだけ速く鼓動しているかを知らせてくれるが、それらは彼の前に立っているが故の恐れに起因するものなのだ。 彼に挑戦する者は誰であれ、結局は常に彼の足元で砂を噛むことになる。
※醜いステッキ (ugly stick) というのは醜い木から作られるとされる魔法の杖で、それで叩かれた者はみな醜くなってしまうというものらしく、例えば生まれつき醜い子供などを指して、きっと醜いステッキで叩かれたからだ、といった具合に用いたりするようです。
コブラ・トルーパーはともすれば手に負えない一群ともなり得る。 彼らは愛国心、部隊への忠誠心、名誉や義務感といった動機は持ち合わせていないのだ。 彼らを戦闘態勢へ駆り立てるのは残忍で無慈悲な監督であり、ビッグ・ボアはその条件を完全に満たしている。 彼は拡声器のような声、凍った七面鳥ほどのサイズの拳、腹を空かせた熊のような気性を持っている。 彼の悪名高いP.T.指導は弱者を排除するのには充分な非情さだが、その強制的な勤務時間外のファイト・マッチは多くの悪党どもをコブラの階級の中で昇進すべく奮い立たせる。
「G.I.ジョーはおれに最もタフな相手を差し出せ──本物の闘いとはどういうものか見せてやる!」
ちなみにビッグ・ボアv1 のファイルカードは以下のように記載されていました。
コードネーム:ビッグ・ボア コブラ・トレーナー
ファイル名:不明
コブラ・トルーパーはともすれば手に負えない一群ともなり得る。 彼らは愛国心、部隊への忠誠心、名誉や義務感といった動機は持ち合わせていないのだ。 彼らを戦闘態勢へ駆り立てるのは残忍で無慈悲な監督であり、ビッグ・ボアはその条件を完全に満たしている。 彼は拡声器のような声、凍った七面鳥ほどのサイズの拳、気が立った灰色熊のような気性を持っている。
※「気が立った灰色熊」 の部分が 「短気な熊」 となっているバリエーションもあったようです。
「ビッグ・ボアは午前5時にコブラの兵舎のドアを蹴り開け、全員に匍匐前進で鼻先でボウリング・ボールを押しながら山を登らせる。 その後、茨の茂みの中での20マイル走、知りたくもないほどの回数の腕立て伏せ、防弾ジャケットとヘルメットを装着したまま上流での2マイルの水泳がある。 朝食の後、彼は厳しい訓練を始めるのだ!」
素体。
ヘッドは新規造形。
ボディーはRoC のナイト・アダー (2009年) から。
新規造形のボンデージ・ハーネスは別パーツですが着脱は想定されていないようです。

バストアップ。
防護ヘルメットはコブラ・ダイスのように着脱可能となっていることを期待していたのですが、残念ながらそれはありませんでした。

付属品。
ディスプレイ・スタンドのほか、
プギル・スティック、ヘッドギア、ボウフレックス・セレクテック・ダンベルは今回が初めての付属品ですが、元はキャンセルとなったRoC のデューク (トレーニング) 用に造型されたものです。
ボクシング・グラブは完全に新規造形でしょう。
スレッジ・ハマーはPoC のコブラ・ショック・トルーパーから。

v1 に付属していた、「JOE」 と書かれたパンチング・ボールはオミットされてしまいました。 残念!
30th のコブラ・ヴァイパー、コブラ・トルーパーと。

30th のロード・ピッグ、RoC のナイト・アダーと。

ダンベルでウエイトトレーニング。

モデルはボウフレックス社の552 セレクテック・ダンベル。
両端のダイヤル操作で重さのセットが容易な可変タイプのダンベルです。

5ポンド (約3kg)~52.5ポンド (約24kg) 切り替えタイプが399ドル、10ポンド (約4.5kg)~90ポンド (約41kg) 切り替えタイプが599ドルもするようです。
バロネス 「重っ!」

怪しいいでたちの2人。


スレッジ・ハマーを手に。

プギル・スティック。
軍隊で銃剣訓練に使われるものです。
映画 『G.I.ジョー』 (ライズ・オブ・コブラ) でスネーク・アイズとデュークが格闘訓練を行う場面に登場したり、アニメ映画 『劇場版G.I.ジョー』 でビーチヘッドがジンクスをしごく場面で登場したりしていました。

スプリングフィールド高校ボクシング部顧問、亀田 (捏造)。
ボクシング・グラブは手首を外して付け替えるようになっています。
何オンスあるのかわかりませんが、かなり大きそうですね。

ヘッドギアはビッグ・ボア用ではなく彼の訓練を受ける相手用です。

モデルはファイト・ギア社のフルフェイス・プロテクション・シールド付ヘッドギア。

用意ができたら訓練開始!
ビッグ・ボア 「さあ、どっからでもかかってこいや!」 バンバンッ!

トルーパー 「うりゃ~っ!」 ビュッ!
ビッグ・ボア 「おぉっと!」 サッ!

ビッグ・ボア 「ふんっ!」 ベチッ!
トルーパー 「もがっ!」

ビッグ・ボア 「オラ~ッ!」 バゴーーンッ!
トルーパー 「げぼっ!」

ドサッ……
ビッグ・ボア 「エイドリア~~~ン!」

たいへんだっ! デュークがまた拉致された!
コブラの地下闘技場“アリーナ・オブ・スポーツ”でマッチョと戦わされるのはサンボウ時代のお約束。
背骨をへし折られる前にビッグ・ボアのヘルメットのパイプをひっこ抜くことができればたぶん楽勝。
痛み止めのガスが漏れると弱くなるから……きっとそうに違いありません。


以上、ビッグ・ボアでした。
普通に売ってほしいです……。
さて、次回はトップサイドの予定です。それでは!

ジョーはいろんなキャラがいて別世界のキャラだろとつっこみたくなりますがそこがおもしろいですね
おかげで他の10cmサイズと遊ばせても全然いけますww
こゆーくて楽しいんですけど、販売形態が残念でした。
でもやっぱりいろんなキャラがいるのは楽しいですね~。 兵隊さんの人形から始まったブランドなのに、気が付くと変態さんの人形がたまっているという……。
同じハズブロということでマーベル関連と絡めるのも楽勝ですねー。
最近マーユニのものを1個発注ずみなんです。 届いたらレビューします!

思わず普通に売ってほしいなんて書いちゃいましたけど、よく考えたら子供がこんな変態人形を買おうとしたら親がたまげますね! 普通には売れないか!
G.I.ジョー側の変態トップクラスはバンザイあたりですかね。 半裸姿でショッキングピンクの旭日旗を覆面にして「ライジング・サン・ニンジャ」と名乗り、チベットで修行してスピリチュアルなニンジャ・マスターから霊感を授かり、いつも目をつぶってヌンチャクを振るっている、NY出身のイタリア系アメリカ人……。 どう見ても正気は期待できそうにありません。

いつも見てます。
ジョーを集め始めた当初はこういうキャラほんと興味なくて渋い軍人チームが欲しいって衝動から買ってましたがマーベルユニバースとか買うようになって今更イカれた奴らを買い漁っています。
コミックにハマッちゃうと大体許容できちゃうのがジョーパワーですね。
しかし、値段はともかく記念碑レベルの逸品ですね。カッチョいい。
こちらこそはじめまして! いつも見てくださってありがとうございます!
渋い軍人チームのコレクションだったはずなのに、初コメントがこんな変態野郎のときになるとは、video-kidさんも筋のいいJOE者でいらっしゃいますね!
渋い軍人がだんだん揃ってきてひととおり世界観が構築できたあとは、イカれた奴らが暴れる時間です! 思う存分買い漁るしかありません。
このビッグ・ボアは、旧作の野暮ったい部分をヘンに今風に処理せずにそのまんまリメイクしていて、なおかつ格好よくまとまっているのが見事ですよね。
限定モノになるのは仕方ないとしても、もう少し安かったらファンも増える気がしてもったいなく感じます。
こちらは、とても変わったキャラですね~!
でも人気は凄まじいものがあり、ちょっと目を離した隙に、
目下のところ手に入らなくなっちゃっていますね~!
得意なきゃらだけに、「「なんとしてでも押さえて置きたい!」という、
ファン心理が働いちゃうんでしょうかね~!
こちらこそお世話になっております!
joefig もすっかりファン心理につけこまれた口です。 限定商法の餌食となってしまいました! 目下の葛藤はオクトーバー・ガードに手を出すか出すまいかというところです。 かろうじて思いとどまっているのは、アイアン・グレナディアの皆さんのおかげなのでした!