リタリエーション/レッド・ニンジャ

Yo Joe! の分類ではレッド・ニンジャv4 にあたります。
このフィギュアも、kEITEN29 さんが運営されている HP「micro-toys マイクロトイズ」 のFOR SALE を利用させていただいて手に入れたものです。
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レネゲイズのストーム・シャドウv41 をベースに、肘から下と膝から下が変更されたものとなっています。

映画がまだ公開されていないので劇中での詳しい設定はわかりません。
劇中でのコスチュームは、このフィギュアよりもう少しタクティカルな要素があるようです。

コードネームの Red Ninja はそのまま 「赤い忍者」 の意。
ARAH 時代の設定では、当主ハード・マスターの死によってアラシカゲ一族が離散した後、その残党が結集して傭兵に身をやつした存在で、赤い忍び装束に身を包んでいることからレッド・ニンジャと呼ばれていますが、この赤い忍び装束のいわれが説明されたことは特になかったと思われます。
忍者というと一般的には黒ずくめのイメージがありますが、実際の忍び装束は柿色や濃紺色であったといわれ、伊賀や甲賀の野良着を改良したものであったとか。
夜の闇は漆黒ではないため、そこに紛れるための色は黒よりも柿色や濃紺のほうがより目立たなかったらしいです。
おそらくはこの 「柿色の忍び装束」 というのが、レッド・ニンジャの遠い源流でしょう。
漫画などに忍者が登場する場合に、キャラクターないし陣営の描き分けの意味などで黒のほかに柿色の忍び装束が描かれた際、カラーに使える色の制約または簡略化のために、柿色ではなく赤で表現されるのが普通になり、80年代にアメリカで起きた忍者ブームを経て、赤いニンジャはもはや当たり前のように定着していったのではないでしょうか。
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コミック
コミック初登場はマーベル版 『G.I.ジョー:ARAH』 第21号 「静かなる侵入」 (1984年3月)。
同じく初登場だったストーム・シャドウの配下として、3人の赤いニンジャが登場しました。
レッド・ニンジャとして本格的にストーリーに絡むようになるのは第84号 「収束する運命」 (1989年3月) からで、この時点ではすでにハード・マスター殺しの真犯人がザルタンであることが判明していたのですが、スネーク-アイズやストーム・シャドウからの復讐を恐れたザルタンは、護衛としてアラシカゲ一族の残党であるレッド・ニンジャを雇っていたのでした。
傭兵集団に成り下がっていたレッド・ニンジャたちは、アラシカゲ一族が崩壊したのはそもそもストーム・シャドウが部外者 (スネーク-アイズ) を受け入れたからだと主張し、スネーク-アイズとストーム・シャドウを襲撃しました。
……でも、部外者は何もスネーク-アイズに限ったことではなく、アラシカゲ一族は黒人のブラインド・マスターやザルタンも受け入れていたと思うのですが……。それに、どんな理由をつけるにせよ、まずはザルタンを怨もうよ、と言いたくなります。
その後は、第120号 「サイレント・キャッスル」 以降ではコブラ・ニンジャのスライスとダイスの下っ端と成り果てており (スライスはアラシカゲの一員とも言われますが、出身はイギリスのジョーンズタウンです)、第126号 「ファイアーフライ」 では、フェイスレス・マスターことファイアーフライ (甲賀忍者の末裔でもあります) に召集されてスネーク-アイズたちと戦っています。
DDP 版コミックの 『スネーク-アイズ:機密解除』 (2005年) では、まだハード・マスターが当主だった時期に、アラシカゲ一族の一人としてマスター・サトウという人物が登場しており、部外者であるスネーク-アイズの参入に意義を唱えて争いとなった挙句に破門されるという描写がありました。
ニュアンス的には、このサトウが後のレッド・ニンジャのリーダーになったと思えるふしもあります。
同じくDDP の 『G.I.ジョー:マスター&アプレンティス2』 (2005年) では、その後のレッド・ニンジャたちはなぜか集団でチベットに移住したようで、ニンジャ・フォースのシェバンがその監視にあたっていたのですが、この集団の中からセイ-ティンという人物が台頭し、スネーク-アイズやストーム・シャドウたちと戦っています。
この戦いを経て、レッド・ニンジャたちはスネーク-アイズに帰順することになったようです。
なお、トイではレッド・ニンジャがレッド・ニンジャ・ヴァイパーという名称だったり、それとはまったく別のレッド・ニンジャがいたり (レッド・ニンジャv1)、ストーム・シャドウに訓練を施されたニンジャ-ヴァイパーというコブラの兵科があったりするので、これらについてはいずれ機を改めて記事にしたいと思います。
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パッケージの説明文 (意訳)
謎めいた悪のレッド・ニンジャたちはコブラの秘密作戦の遂行を支援する。山の頂にある道場からやって来たこの空中戦の達人たちは、ジップ・ラインとニンジャ・ソードを駆使して、果敢に侵入してくるあらゆる者を攻撃する。
素体。
ほとんどのパーツはレネゲイズのストーム・シャドウv41 (2011年) からの流用。
下腕、手、膝から下は新規造形。

バストアップ。

付属品。
フック型アンカー、紐、安全環付きカラビナ状のアンカー×2、 ランチャー一体式プーリーは新規造形。
たすき状の黒い帯、忍者刀×2はレネゲイズのストーム・シャドウv41 から。

PoC のコブラ・トルーパー、レネゲイズのストーム・シャドウv41 と。

ストーム・シャドウとの変更点。
手甲、膝当て、脛当てなどのモールドが加わりました。
足首の可動はレネゲイズのスカーレットに採用されたタイプとなっています。

忍者刀を構えて。

鞘が付属しないのは残念です。

足首の可動はスカーレットから採用された新しいタイプになっていて、脚を大きく横に開いたときの接地性に貢献しています。
ただ、直立したときはつま先を正面にしか向けることができず、なんだか内股みたいに見えてしまうのでjoefigはこのタイプの可動は好きではありません。

RoCでもお馴染みのデカい付属品。
劇中での活躍をイメージした、紐を使って遊ぶギミックです。
ロープ (紐) の末端をカラピナ状のパーツで任意の支点に連結。

フック型のアンカーをランチャーで射出!

射出したアンカーを別の支点に装着し、チロリアン・ブリッジのように渡したロープをプーリーで移動。
プーリーは単に開口部に紐を通すだけのものです。

ランチャー一体式プーリーにはハンドルもありますが、両手で持つと武器が携行できません。
やっぱり鞘が必要ですね。

joefigは2体購入してみました。

騙されやすいレッド・ニンジャ。またコブラのために働くことに……。


ぶら~~~ん。なんだか楽しそう。
劇中のイメージにしようと思ったのですが、思ったよりまぬけな図になってしまいました。


以上、レッド・ニンジャでした。
アラシカゲ一族にまつわる展開には欠かせないザコ忍なので、とりあえず手に入れておきたい脇役です。
レネゲイズのストーム・シャドウが出たときから、いずれリペイント商品が出るのは予想がつきましたが、手甲や脛当てなどでリデコされているのは芸コマです。
小さなことですが、鞘がないのは残念でした。ここはケチらないで欲しかった!
さて、次回はコミックの記事にする予定です。それでは!

マス☆ドリです。
joefigさんっ!
小さくないですっ!!
デッカいです…
鞘が無いのはっ!!
ポン刀を抜き身で持ち歩くヤツなんて いぬぁ~いっっっ!多治見要蔵ぐらいですょ!米人さん!
少し手を加えてストーム・シャドーとの差別化はかってくれるのは嬉しいのに、残念!
多数並べても武器無しか、みな抜き身って…最低限の装備品の削減はヤメて貰いたいと思います(;_;)
黒装束ではなく濃紺や柿色ってのは、なるはど!ですねぇ~。
黒装束に違和感がなかったので、今まで考えても見なかったです(^^;;
確かに、真っ暗闇だったら何色でも見えませんし、薄暗いと逆に真っ黒が目立ちそうですねぇ~。
柿色ってのは、外も家も木が多かったから何ですかね。
おっ!
そう言えば、ハットリ君は紺でシンゾウは柿色で、ケムマキは緑。
確かに黒装束が居ない!

やはりメインキャラとの対比として、同系色は避けて真逆の色が選ばれただけだと思ってました。
ヒーロー側でもイメージ的に赤いキャラもいるから、単純に悪い意味はなさそうですし、レッドニンジャに対応するヒーローって誰よ!?って気もしますし。
なんでこんなに目立つ赤なの?って、ず~っと思ってましたが、長年の疑問が解けました。
ホント、ためになります。

しかしかっこいいからかってしまうんですよねえ。

やはり何個か手だしたくなりますねww
しかし完璧流用だと思ったら微妙に変えるとはやるなぁハズブロ
でも鞘なくなってるとかやはりよくわからん
いらっ社員食堂!
やっぱり鞘がないのはダメですよねー。刀は2本もいらないからそのぶん鞘が欲しかった……。
暗闇の木造家屋には、柿色が迷彩効果を生んだのかもしれませんね。
ハットリ君なんてのもいましたね~。誰かビョンやんに、本物の忍者とは語尾に「ニンニン」とつけるものだと教えてあげたらよかったのに!
まあ、joefigがビールで晩酌をした後に書いた記事ですので、どこまで信憑性があるかは定かではありませんが!
でも、忍びの者の衣装なのに目立つ赤というのは不可解ですからね。joefigの推理も当らずとも遠からずでしょう。
赤忍者はザコ兵なのでいろいろバリエーションがあるのもまあいいとして、蛇の目と嵐影は……さすがにjoefigも食傷気味になってきました。もういらないよ~~と言いたいところですが、付属品が気になったりするとまた買っちゃうんですよね~。
はい、結局……。
30thの様子から、かなり期待していたリタリエーション版のリリース。ところが、蓋を開けてみたらRoC以上にお子様ターゲットのトイジーなノリに、可動の省略などのコスト対策の嵐、そしてとどめは公開延期……なんともパッとしない30年目のジョーですね。
とはいえ、リタリエーション版は他にもぼちぼち買っているのです。

リタリエーション版 レッドニンジャ。
購入すべきか否かなやんでいたフィギュアだったのですが ま、まさか鞘が付いていないとは…、一体ハズブロさんは何を考えいるんだぁぁ‼ と首をかしげてしまいました。
で、私は先日 兼ねてより欲しかった25thのトイザらス限定 スネークアイズvsレッドニンジャトルーパーズを やっとこさ手に入れました‼
レッドニンジャが四体も入っているお得バージョンです。
私的には リタ版レッドニンジャは鞘がない事もマイナスですが、なんかデザインがアニメチックなのが(レネゲイズ 嵐影の流用なので仕方ないかもしれませんが)どうもなのと、あと一番残念なのが 今までのフィギュアより少し大きいという事です。
私的に、特別でない いわゆるザコキャラ
(多数いてナンボ)が他のキャラより大きいというのはどうも頂けないのです‼
言いたい事ばかり書いてすいません。
PoC版でレッドニンジャ出して欲しかったぁ~。
スネークアイズvsレッドニンジャトルーパーですか! 25thでは、ああいうお得なザコ兵セットみたいのが精力的にリリースされていましたね! シングル版を複数揃えるというときはjoefigもどうしようか迷ったりしますけど、セットだったら抵抗ないし、ちゃんとオフィサーまたはリーダーと下っ端とが区別されたりしていてなかなか楽しいんですよねー。
joefigは、レネ版嵐影とリタ版のレッド・ニンジャで一番気に入らないところは顔ですね。この顔はヤダ!
それから、身長に関していうと、全体的に、シリーズを追うごとに背が高くなっていくように感じられて気になりますね~。25thの初期とではもうえらい違いです。
レッド・ニンジャの場合、基本的には日本人が多いはずでしょうから、アメリカ人のトルーパーより背が高いのはちょっと不自然ですよね。シルエットもスマート過ぎるし脚も長すぎです。もうちょいずんぐりしていたほうがよかったな~。
joefigもよく文句とか不満点を書いてますけど、ジョーを愛すればこそ、どうしてもいろいろ言いたくなっちゃうんですよね!

やはりこれ格好悪い顔ですよね~!
レネゲイズセットのほうの嵐影は、全体的にシグマ6っぽいですけど、イケメンだしキャラが立っている感じがしますね。
なっ、なんと、レッド・ニンジャは“個人”だけではなく、
複数いて徒党を組める存在でもあったんですか~!
なるほど、そういう理由からも売れちゃったのかな~?
単に物珍しさからだけでは無かったんですね~、こちらは!
話は変わりますが、現在当方が加入しているホームページ・サービスの提供元のサーバーがダウンしているため、
当方のサイトが閲覧できなくなっていると思います!
目下、「FOR SALE」をご利用いただいているみなさまには、
HP運営を辞めてしまわれたのではないかと誤解を与えかねない状態となっておりまして、
ご心配と不便をおかけいたしまして、申し訳ございません!
今のところいつ復旧するのか分からない状態ですが、
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
そうなんです、こいつらはその他大勢のザコ忍者なのです。こいつらがスネークアイズと戦う場面を想像すると、やっぱり1対1じゃ到底かないそうにない気がしたので、2体確保してしまいました。
HPとかブログのサービスの提供元にトラブルが生じてしまったら、手も足も出ませんよね。joefigは、記事を作ったあとは自分のパソコンに画像やテキストのデータを保存したりはしていないので、サービス元に何かトラブルが発生したらお手上げです。

以前江戸川乱歩の『影男』を読みましたが、主人公影男(他人の秘密の調査と恐喝が生業)は、夜道での隠密行動をする際に、闇に溶け込むのに一番適している「血が乾いた様な黒紅色の全身タイツ」を着ると書いてました。やはり、黒よりも赤系統の方が目立たないのでしょうね。
しかし、このレッド・ニンジャ達はどうしても『仮面の忍者赤影』を連想します(レッドシャドウ・ニンジャにはしなかったのですね)。この人達にしてもストームシャドウにしても、昼夜関係なく忍ぶ気はサラサラないようです。レッドニンジャの場合は、「ニンジャ」じゃなく「傭兵」であることをアピールしたいのかもしれないですが。
「血が乾いた様な黒紅色の……」までは凄味がありますが、そのあと 「全身タイツ」 と続くところはさすが乱歩先生ですね。ブレがない。
全身赤のレッド・ニンジャたちもかなり目立ちそうですけど、一番目立つのはやっぱりストーム・シャドウでしょうかね。実写映画1作目では私服も全身白でした。もはや忍んでいる姿を想像すらできません。