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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

25th/トリップワイヤー

 25thから、トリップワイヤー (2008年) です。
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 Yo Joe! の分類ではトリップワイヤーv5 にあたります。



 このフィギュアは、kEITEN29 さんが運営されている HP「micro-toys マイクロトイズ」 のFOR SALE を利用させていただいて手に入れたものです。

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 O-リング時代のトリップワイヤーv1 (1983年) のリメイクです。
 v1 は1986年頃に日本でもタカラから販売されていました。
 当ブログでは、RoC のアウトポスト・ディフェンダー (2009年) に付属したトリップワイヤーv6 を紹介しています。
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 今回紹介するトリップワイヤーv5 はシングルパック版でリリースされたものですが、コミック2パックでもほとんど同じものがリリースされており、例えばYo Joe! では両者を同一のバージョンとして分類しています。

 コードネームの Tripwire は 「わなの針金」、「(地雷などの) 仕掛け線」 などの意です。発音はトリップワイアかもしれませんが、トリップワイヤーと表記しておきます。

 本名の Tormod Skoog は北欧系の氏名です。
 トーモッドは北欧の人名トールモッドに由来し、古ノルド語で 「トールの心」 の意。現代のノルウェーではトールモーと発音するようです。
 トールは北欧神話の雷神で、『アベンジャーズ』 などに登場するソーの元ネタです。

 爆発物のエキスパートといえばコブラにはファイアーフライがいますが、コブラがファイアーフライを 「レンブラント」 に例えるなら、トリップワイヤーこそは現代の 「ピカソ」 に他ならないそうです。

 なんだかよくわかりませんけど、2人とも 「岡本太郎」 ということでいいんじゃないでしょうか。
 芸術は爆発だ!

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コマンド・ファイル (意訳)

地雷探知兵  コードネーム:トリップワイヤー
ファイル名:トーモッド・S・スクーグ  認識番号:892-39-TS92
主要軍事特技区分:爆発兵器
第二軍事特技区分:破壊
出身地:ミネソタ州ヒビング  階級:E-4 (※スペシャリスト、特技兵)
 トリップワイヤーは危なっかしい。不器用で、神経質で、ぎこちなく、人前では緊張してしまうのだ。 だが爆発物を取り扱っているときの彼は、外科医のような技術と正確さをもって落ち着き払っている。 扱う物がいかなる種類の爆発物、起爆装置、爆破機械であろうとも彼にとっては問題ではなく、彼は躊躇なく作業にあたる術をちゃんと心得ているのだ。 彼は人生の意味を思索するために禅寺で2年間を過ごした。 しかしあまりにも多くの皿を割り、目にした飲み物は全部こぼしてしまったために叩き出されてしまった。 自分の欠点をどうにかしようと決心した彼は軍に入隊し、爆破演習場で天職を見つけた。 爆発物をセットしたり空中で爆弾が炸裂するのを見ることは彼をリラックスさせてくれるのだ。 なんでもないところでもつまずきかねないような男にしては信じ難い話だが。 爆発物に囲まれていても平気だからこそ、M.A.S.S.デバイス・マシーン用の金属性エレメントの捜索のために猛烈な溶岩の海の上をホバリングしていても彼は冷静で落ち着いていられるのである。
 「爆発物に近づく前には、まずそれに関するあらゆることを知っておく必要がある。 何であれ、それが爆発するのはおれがそう望んだときだけにしてみせよう」


 爆弾処理なんていう任務に従事するくせに、そそっかしくて危なっかしい性格というのはユニークな設定ですね。うっかりヘマをやらかしてしまう彼こそが爆弾、ということなのでしょうか。
 なお、「爆発物に囲まれていても平気だからこそ……冷静で落ち着いていられるのである」 の箇所はシングルパック版のみに記載されています。

 トリップワイヤーv1 が日本で発売された際のプレイカードの記述は以下の通りでした。

G-09  トリップワイヤー  鉱物調査員
本名:ターマッド・スクッグ  特技:鉱物探索、爆発物処理  出身地:キューバ
 鉱物を調査すると同時に、爆発物や地雷の処理にも特殊技能を発揮するトリップワイヤーは、変った経歴の持主である。 横須賀の海軍基地にあるハイスクールに通っていたが、破天荒な行動が問題となり中退してしまった。 その後2年ほど禅寺で人生修行のためガマンしてみたが、持ち前の性格からどうにも落ちつけず、19才の時、GIジョーチームの存在を知り、志願した。 彼はいつも陽気で、まわりの人を楽しい気分にさせるが、こと爆発物に関しては冷静そのものになる。 鉱物調査とあわせ、自分の天職だと彼は信じている。


 出身地がキューバというのは日本版のみの設定です。
 父親が海軍に勤務する関係から、横須賀の基地にある高校に通って中退したというのは本国版にもあった設定です。

素体。
 ヘッド、脛から下は新規造形。
 それ以外はサージェント・フラッシュv2 (2008年) から。
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 トリップワイヤーv1 (1983年) のデザインをサージェント・フラッシュv2 のパーツの流用でうまく処理していますが、例えばアメリカ軍の爆発物処理班 (EODチーム) の活躍を描いたアカデミー賞受賞作品 『ハートロッカー』 (2008年) に登場したMK5 対爆 (防爆) スーツに比べるとスリム過ぎて、本格的なEOD作業を行うには装備として貧弱に見えてしまいます。

バストアップ。
 右上腕に階級章がありますが、特技兵ではなく三等軍曹のものになっているようです。
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付属品。
 ディスプレイ・スタンドのほか、
 バックパック (※マイン・ディテクター・パックパック)、地雷探知機、地雷×3 はO-リング時代のトリップワイヤーv1 (1983年) の付属品を改修したもの。
 ベルトは新規造形。 バックルには昔のハズブロのロゴを思わせるレリーフがあります。
 コンテナの透明のシュラウド、隕石の塵の入ったコンテナ基部はDVDバトルス・パック#1 のM.A.S.S.デバイスのコンソールから。
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 上の画像では下のほうにあるコンテナは、コミック2パック版には付属していません。

 30th のエアータイト、レゾリュートのデュークと。
 こうして並べてみても、スーツのボリュームに欠けるため説得力が不足している気がします。
 ただ、ヘルメットの大きさとか全体のプロポーション自体は決して悪くはないでしょう。
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 地雷探知機。
 メインの装備がこれぐらいで、銃などが付属していないのもこのキャラの物足りないところです。
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 背面。
 バックパック (v1 のパッケージによるとマイン・ディテクター・パックパックという名称) には地雷探知機のパワーケーブルを接続するようになっていて、地雷も3つ収納されています。
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 バックパックの地雷を取り出して。
 地雷の除去だけでなく敷設も行うようです。
 タイガー・フォースのトリップワイヤーv3 (1988年) のファイルカードによると、この爆弾は XF-2565 ナイトロ (ニトロ) という名称かもしれません。
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 エレメントの入ったコンテナ。
 サンボウ版アニメに登場したもので、中には南米にある火山 「悪魔の大釜」(デビルス・コールドロン) から発見された隕石の塵が収められています。
 これは M.A.S.S.デバイスの作動に必要な3つの触媒物質 (エレメント) のひとつであり、ほかの2つは北極圏の 「氷の海」 で発見されたレッド・クリスタル、マリアナ海溝がモデルの 「重水海溝」 で発見された重水素です。
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 DVD バトルス・パックのM.A.S.S.デバイスには中に何も入っていないコンテナが付属していましたが、シングルパック版のコブラ・ダイバーにはレッド・クリスタルが入ったコンテナが、コブラ・コマンダーには重水素の入ったコンテナが付属しています。
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 以上、トリップワイヤーでした。
 最近のものと比較したらさほど魅力的なフィギュアではないので特におすすめはしませんが、かつて日本でも発売されたキャラなので知名度はあるほうかもしれません。

 さて、次回もフィギュアのレビューの予定です。それでは!
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by joefig | 2012-06-06 21:00 | フィギュア | Trackback | Comments(10)
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Commented by tai-ryo at 2012-06-07 00:56 x
いつも楽しく拝見させて頂いております。私はまだ20体のフィギュアと2台のビークルしか所有しておりませんがこのブログのお陰でお小遣いの大半が軍事費(笑)に充てられてしまう今日この頃です。

質問なんですがjoefigさんの知識の源泉は何なのでしょうか?
史実に基づいた考察や歴史背景等、いつも感服しつつ楽しませて頂いております。
たかが趣味、されど趣味。どうせならどっぷり嵌り、より一層の軍事費の拡大を図りたいと思っております(笑)。

ところで昨年末にpocホークについてお尋ねさせて頂いたのですが、お陰様でようやく手にする事が出来ました!
ありがとうございます!

これからも陰ながら楽しませて頂きますので、お体に気をつけて頑張って下さい!


Commented by ユウジ/マノフレ at 2012-06-07 02:19 x
落ち着きがなくうっかりで爆弾エキスパート、こわいっす(笑)
Commented by マス☆ドリ at 2012-06-07 06:39 x
おはようございます!
おじゃまし枡!
コードネームが
一度でいいから見てみたい女房がヘソクリ隠すとこ!ウタマルで…
失礼!『ウタマロ』となったマス☆ドリです。

トリップワイヤーの落ち着かない性格からしたら、『ハートロッカー』の様な強烈に動きにくい対爆スーツ着てられるか!とか言いそうですねぇ~f^_^;)

爆発物のスペシャリストなのに、そそっかしくて危ない性格ってのが
自分の仕掛けた地雷が うますぎて自分でも分からなくなり探知機で探す!
みたいなネタ要因になりそうですね♪( ´▽`)

M.A.S.S.デバイスを作動させる為にダイバーとコマンダーとトリップワイヤーを買いなさいってコトなんですかね(~_~;)
Commented by joefig at 2012-06-07 19:51
>tai-ryoさん
コメントありがとうございます!
20体ですか! 結構集まってますね。そのぐらいになってくると、きちんと管理しておかないと小物などワケがわからなくなってきますよね!
joefigも小遣いの大半はG.I.ジョーに消えていくというよくわからないライフスタイルになってきていますが、あえて疑問は抱かず、今はこれでいいと没頭しています!

joefigの知識など大したことはありません。知ったかぶりをかましているだけで、ほとんどはネット上で調べたことをただ書いているだけなのです。ははは。

ホークは手に入れられてよかったですね! 本体がそもそも格好いいし、小物も戦場で作戦指揮をとる雰囲気たっぷりで、押さえておきたいフィギュアのひとつですよね!

こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
Commented by joefig at 2012-06-07 19:55
>ユウジ/マノフレさん
ファイルカードの内容は、最初はjoefigが誤訳しているのではないかと何度も思いました。とんでもないバイオですすよね~。まさかそんなキャラだったとは……。爆弾処理班のハードな任務をイメージしてTOP画像を作ったのに、ファイルカードを読んだ今となっては、ヘマをやらかして慌てて逃げてる場面にしか見えません。
Commented by joefig at 2012-06-07 20:08
>マス☆ドリさん
いらっ再!
お~いコマンダ君、ウタマロ君の座布団全部持ってきなさい!

自分の仕掛けた爆弾を見つけられればいいですけど、やっぱり踏んじゃって 「あ」 とか言う場面を思い浮かべてしまいますねー。
で、将来バージョン7 が出るときはいつの間にか両足がサイボーグ化されていたという設定になっていて……。

必要な小物をあちこちの商品に分散させる商法はどうもイヤですね~。あとサージとザラーナをSDCCで出しておいて、後からマローダーズとドレッドノックの7パックというのもかなり意地悪だと思いました。
Commented by KEITEN29 at 2012-06-09 10:35 x
いつもお世話になっております!
こちらもお買い上げ&ご紹介ありがとうございます!

役柄的には地味なのに、設定ではエラいハチャメチャな性格で、
聞いただけで惹きつけられてしまうものがありますね~!
やっぱりファイル・カードの翻訳は、面倒ですが、重要な作業かもしれませんね~!
「FOR SALE」では意外と人気のある方で、よく売れていくから不思議に思っています。
付属品に「M.A.S.S.デバイスの作動に必要なエレメントの入ったコンテナ」が付いている点も、
ストーリー的な部分で絡ませて、一人遊びが面白くなってしまうような、芸細な配慮で、
あの僅かなブリスターのスペースに詰め込んでいるのですから、とても素晴らしいと思います!

「FOR SALE」で思い出しましたが、当方が先に出したメールは、見直しましたら、
ちょっと紛らわしい点があることに気がつきました!!
おっしゃるとおり、\5800で大丈夫で~す!
もし、迷われておりましたら、大変ゴメンナサイ!
この場を私信に使ってしまって申し訳ございません!
Commented by joefig at 2012-06-09 14:16
>KEITEN29さん
ごめんなさい! 「FOR SALE」の件ですが、無事届いており、そして昨日の午前中にいつものように返送しました!
土日を挟んでいるので、そちらに戻りますのは月曜日あたりになるでしょうか。
メールしなきゃと思っていたのに来客があったりしているうちにうっかり忘れてしまいました。ご心配をおかけして申し訳ありません!

ファイルカードの記載は、やはりラリー・ハマが関わっている時期のものはきちんと設定が考えられていますね。
最近のものは当たり障りのない内容しか書いてなかったり、リタリエーション版に至っては特技区分とか装備といった項目がすっかり省かれてしまったようなので残念です。
Commented by NOR at 2012-06-16 00:10 x
本名に関しては初期メンバーはハマ師匠の友人、知人らしいですね。師匠はあまり自分に従軍経験があるという事を語りたがらないようですが、工兵隊所属だったので自信も地雷の撤去や敷設なども行っていたハズであり、ひょっとすると同僚にこういう恐るべき北欧系ドジ工兵が存在していたのかもしれないですね(笑)

コミックでも初登場早々に挨拶代わりにずっこけて地雷を味方に放り投げ、破壊されたピットの修理中には大量の皿を床にぶちまけ、爆発寸前の爆弾を自分の体でカバーするやロードブロックにケリ飛ばされて「2度と英雄ぶるんじゃねぇ!」と怒られ・・・と、違った方向で大活躍で大好きなキャラクターでやんす。

ていうか向いてないよ(笑)
Commented by joefig at 2012-06-16 17:55
>NORさん
なるほど! 確かにコレは頭で考えた設定というよりも、モデルとなったドジ工兵がいたと推理したほうがしっくりくる人物描写ですね! 北欧系とか、設定とまったく関係ないし。

ひえ~~、コミックでももろにそんな描写でしたか! テキストでサマリーを読んだだけではそこまでのニュアンスはわかりませんでした! とにかくそんなキャラだったとは、この記事を書いてみるまではまったく知りませんでした。存在だけは昔からよく知っていたのに……。