マーベル/『G.I.ジョー&トランスフォーマー』 ダイジェスト
そして用事がたまってしまったので、今週もあんまり更新できそうにありません!
本当はフィギュアのレビューをやりたいのですが、撮影したりする気になれず、前から作っておいた記事でお茶を濁すことにします。
ということで、今回は 『G.I. ジョー:ARAH!』 の第54号~第58号と同時期に、同じマーベル・コミックスから 発行されていた 『G.I.ジョー&トランスフォーマー』 ("G.I.Joe and The Transformers "、1987年、全4号) のダイジェストを記事にしたいと思います。

トップ画像は、後にマーベルがこの作品を1冊にまとめて刊行したトレード・ペーパーバック (TPB) 版 (1993年、全1巻) の表紙です。
この TPB は 『G.I.ジョー:ARAH!』 第138号 (1993年7月)~第142号 (1993年11月) にメガトロンが登場するのに合わせて刊行されたものと思われます。
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この作品はマーベル版コミック 『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー!』 と 『トランスフォーマー』 の初のクロスオーバーです。
この作品が発表される以前、すでに1985年~1986年の間に、サンボウのアニメ 『トランスフォーマー』 (“2010 ” も含む) の劇中にオクトーバー・ガード1 (ダイナ)、コールド・スレダー (楽曲のみ)、マリッサ・フェアボーンの父 (フリント)、オールド・スネーク (コブラ・コマンダー)、人造人間シンソイド、ヘクター・ラミレス (次回記事の予定) などといったG.I. ジョー絡みのキャラクターや設定がカメオ出演していますが、G.I. ジョーとトランスフォーマーが共闘するような本格的なクロスオーバーではありませんでした。
今回紹介する作品が刊行されたのは、『G.I. ジョー:ARAH』 では第54号~第58号の時期にあたりますが、当時の 『G.I. ジョー:ARAH』 本編の展開にはまったく反映されていません。
『トランスフォーマー』 では第23号~第27号の時期にあたり、『トランスフォーマー』 本編におけるオプティマス・プライムの死が今回のクロスオーバーに反映されていたり、逆にバンブルビーがゴールド・バグとして再生されたことやダージが爆破されたことなどが本編のほうに反映されてはいるものの、影響は最小限にとどめられています。
G.I. ジョー側の面白いエピソードとしては、この作品ではホークのはかないロマンスが描かれています。
なお、joefig はトランスフォーマーについては知識と理解が非常~に浅いため、TF のキャラクター名などは日本版ではなくサマリーに書かれていたものをそのまま記しました。
また、ほかにも記述に間違いがあるかもしれませんので、ご容赦ください。
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登場人物
( ) 内の数字は登場する号です。
オートボット
オプティマス・プライム (① ③) バンブルビー (① ③ ④)/ゴールド・バグ (④)
ラチェット (① ③ ④) ブラスター (② ③ ④)
ジェットファイアー (③) ジェットファイアーと同種の TF (『マクロス』 のVF-1S バルキリー風)
ファイアーフライト (① ④) シルバーボルト (① ④) スペリオン (① ② ④)
ディセプティコン
メガトロン (① ②) ショックウェーブ (② ③ ④)
ボムシェル (① ② ③ ④) ラヴィッジ (② ③ ④) レーザービーク (③)
ダージ (① ③) ラムジェット (④) スラスト (④)
スタースクリーム (④) サンダークラッカー (④) スカイワープ (④)
スカベンジャー (④) フック (④) ボーンクラッシャー (④)
ロング・ホール (④) スクラッパー (④) ミックスマスター (④) デバステーター (④)
G.I. ジョー・チーム
ホーク (① ② ③ ④) スネーク-アイズ (① ② ④) スカーレット (① ② ④)
レディー・ジェイ (②) ロードブロック (① ② ④) ビーチヘッド (① ② ④)
スローター軍曹 (②) マット&ジャンクヤード (① ②) クランク・ケース (② ③)
ダイアル-トーン (②) メインフレーム (② ③ ④)
エース (② ④) ワイルド・ビル (② ④)
リフト-チケット (②) スリップ・ストリーム (② ③ ④)
コブラ
リッパー (① ③ ④) トーチ (① ③ ④) ブザー (① ③ ④)
ザルタン (① ③ ④) ザラーナ (①)
バロネス (① ② ③ ④) Dr. マインドベンダー (① ② ③ ④) サーペントール (① ② ③ ④)
コブラ・コマンダー (①) デストロ (②) テレ-ヴァイパー (③)
その他
バーバラ・ラーキン上院議員 (① ② ③ ④) ガルシア議員 (① ② ③) 議員 (① ②)
Dr. マクグラス (③) テレンス (③) エージェント・クリュチコウ (③)
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登場ビークル&装備
オートボット
アーク テレトラン-1
ディセプティコン
セレブロ-シェル
G.I.ジョー・チーム
コンクエスト X-30 (② ③ ④) スカイストライカー XP-14F (② ④)
ドラゴンフライ XH-1 (②) トマホーク (② ④)
コブラ
ラトラー (② ③ ④)
その他
パワー・ステーション・アルファ (① ② ③ ④)
ブラックロックの船
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ダイジェスト
第1号 「血の轍 (わだち)」 Blood on the Tracks (1987年1月)──アメリカ政府は 「パワー・ステーション・アルファ」 と呼ばれる太陽光/原子力発電機能を持つ大型ビークルを試作し、その警護にホークたち G.I. ジョー・チームが配備された。
このビークルの完成を知ったオプティマス・プライムは、その性能にディセプティコンが目をつけることを予測してバンブルビーに斥候を命じる。
G.I. ジョーは襲撃してきたドレッドノックを撃退するが、一方、ディセプティコンのボムシェルはアンソニー少年にセレブロ-シェルを植えつけていた──。
特記事項
・ タイトルはボブ・ディランのアルバムから。
・ パワー・ステーション・アルファ推進派の上院議員バーバラ・ラーキンが登場。
・ 少年を助けようとして飛び出したバンブルビーは、驚いた G.I. ジョーの一斉放火を浴びて破壊されてしまいます。
第2号 「権力闘争」 Power Struggle (1987年2月)──バンブルビーを破壊した G.I. ジョーの前に、続いて合体戦士スペリオンが現れる。未知のロボットたちの正体も目的もわからないまま交戦する G.I. ジョーだったが、スペリオンは彼らの基地アークからオプティマス・プライムが死んだとの連絡を受けて去っていく。
ディセプティコンのショックウェーブは、ボムシェルが仕掛けたセレブロ-シェルを遠隔操作してパワー・ステーション・アルファを発進させるが、コブラの Dr. マインドベンダーがエレクトロニック・ヘルメットを使ってアルファのコンピューターを乗っ取り、コブラ・アイランドに向かわせる──。
特記事項
・ オブティマスの死は、『トランスフォーマー』 第24号 「アフターデス!」 において、ゲームの世界でメガトロンと決着をつけようとしたオプティマスが殺されてしまったことを反映しています。
・ ホークとバーバラ・ラーキン上院議員とのキスシーンが登場。
・ Dr. マインドベンダーはディセプティコンに共闘を持ちかけますが、その後、彼らがセイバートロン星を復活させるためにアルファを使って地球の核からエネルギーを取り出そうとしていることに気付きます。
第3号 「炎の環」 Ring of Fire (または「灰、灰…」 Ashes, Ashes…) (1987年3月)──サーペントール率いるコブラとショックウェーブ率いるディセプティコンは、互いに真意を隠しながら同盟を結んで混成部隊を出撃させる。
ピットではバンブルビーの残骸の調査が行われ、G.I. ジョーのメインフレームがバンブルビーの頭脳モジュールの復帰に成功する。
ホークはペンタゴンに呼び出されるが、そこで彼はバーバラ・ラーキン上院議員に関するある問題を知る──。
特記事項
・ オートボットがオプティマス・プライムの宇宙葬を行います。
・ パワー・ステーション・アルファには重大な欠陥があり、バーバラはその事実を闇に葬るためにバロネスに接触してアルファの破壊を依頼していたことが判明します。
・ バーバラの背信を知ったホークが酒を飲む場面が登場。
・ G.I. ジョーはオートボットが人類の敵ではないことに気付きます。
・ 結局ディセプティコンにアルファを奪われたコブラは、地球を守るためにオートボットや G.I. ジョーと手を組むことになります。
・ ダージ死亡。
第4号 (最終号) 「全ての終焉」 All Fall Down (1987年4月)──パワー・ステーション・アルファを用いたディセプティコンの計画が動き出し、地球に異変が起こり始める。 G.I. ジョーの基地ピットにはオートボットやコブラも集結していた。
オートボットのラチェットとG.I.ジョーのメインフレームはバンブルビーの再生に成功し、改修された彼はゴールド・バグと名乗ることになる。
ボムシェルのセレブロ-シェルを改造した装置を持ったバロネスとスカーレットは、ゴールド・バグの変形したフォルクス・ワーゲンに乗ってアルファの破壊に向かう。
主力部隊による戦闘は激しさを増し、スペリオンとデバステイターという巨大戦士同士の対決が始まった──。
特記事項
・ ピットにやってきたDr. マインドベンダーは、 『G.I. ジョー:ARAH!』 本編においてブレイン-ウェーブ・スキャナーでスネーク-アイズを苦しめていたため、彼に一瞥されて萎縮します。
・ 改造したセレブロ-シェルを取り付けられたパワー・ステーション・アルファは Dr. マインドベンダーの遠隔操作によって爆破され、危機は去りました。 そして各勢力はそれぞれの拠点へと引き上げていきます。
・ バーバラはバロネスの部下に狙撃されて死亡。 その墓碑銘に書かれた彼女の命日は1986年12月です。
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以上、『G.I. ジョー&トランスフォーマー』 のダイジェストでした。
マーベル・コミックにおける両作品のクロスオーバーは、6年後の 『G.I.ジョー:ARAH!』 第138号 (1993年7月)~第142号 (1993年11月) を経て、『トランスフォーマーG2』 へとつながっていきます。
コミックにおける両作品のクロスオーバーについては、マーベル以降の時期も含めて、今後も細々と記事にしていきたいと思っています。
本格的な TF ファンの方からすれば物足りないところや初歩的なつっ込みどころもあるかもしれませんが、お手柔らかにお願いします。ふふふ。
さて、次回はヘクター・ラミレスというキャラクターについて記事にしてみたいと思います。それでは!

