PoC/コブラ・トルーパー(シティー・ストライク)
Yo Joe! の分類ではコブラ・トルーパーv15 にあたります。
初代はジ・エネミー(コブラv1 )(1982年)。
日本でもジ・エネミー(コブラv1.5 )(1983年)がコブラ・ソルジャーとして発売されました。
すでに25th でもジ・エネミー(コブラ・トルーパーv6 )(2007年)としてリメイク済みですが、今回はPoC 版としてのリメイクです。
サプレッサーまで収納できるスネーク・アイズv54(デザート・バトル2.0 )の脚部が、贅沢なことにコブラのザコ兵の標準装備となりました。
I.D. カード:
No. 1112 9694-TE コブラ・トルーパー
主要武器:MR-SCI 高性能ライフル──標準コブラ仕様
戦闘装備:ヘルメット、アサルトライフル、タクティカル・ナイフ、ピストル、サイレンサー、ロケット推進グレネード・ランチャー(※RPG )、有刺鉄線
コブラ組織の無名の顔のない軍団の一人。 各コブラ・トルーパーは爆発物、歩兵用火器、妨害工作、格闘術の使用に関して高い技術を有している。 彼らはその指導者、コブラ・コマンダーに絶対的な忠誠を誓っている。 彼らの目標は自分たちの悪の目的のための世界征服である。
今回のファイルカードには特に記載されていませんが、初代のジ・エネミー(コブラv1)のものには、階級はE-4(伍長)相当と書かれていました。コブラ軍団には彼らよりも下の階級が存在するようです。
ジ・エネミー(コブラv1.5 )が日本で発売された際のプレイカードの記載は以下のとおりでした。
E-07 コブラソルジャー コブラ隊員
本名:不明 特技:サボタージュ、妨害工作 出身地:世界各国から集結
コブラソルジャーは、ひとりの固有名詞ではない。すぐれた戦闘技術をそなえたコブラの隊員たちの総称である。
爆薬についての知識はひろくそして深い。使い方も実にたくみである。またいろんな妨害工作も、鮮やかな手口で素ばやく実行する。また格闘技もあらゆるものを身につけ、銃火器も自在にあやつる技術をもっている。彼らコブラ隊員たちは、コブラ司令官に絶対の忠誠を誓っており、どんな指令にも命をかけて実行。この世界を略奪的に征服し、自由勝手に生きることを最終目標にかかげているのである。
素体。
ヘッドはDVD バトルズ・パック#5(「ベスト・オブ'・ザ80s」)のコブラ・パラトルーパー(2008年)から。
トルソー及びウエスト、腕部はPoC のコブラ・ショック・トルーパー(2011年)から。
脚部はPoC のスネーク・アイズv54 (デザート・バトル2.0 )(2011年)から。
造型も可動も素晴らしいですが、ヘッドが下を向いたような角度になっているのが少しだけ気になりました。
バストアップ。
このヘッドはレゾリュートのコブラ・トルーパーv13 やRoC のレッド・ファング・ニンジャにも使われていたものです。
レゾリュート版と同様に、目の塗装はなぜか斜視になっています。
付属品。
ディスプレイ・スタンド、ウェブ・ギア、ヘルメット、ニー・パッド、RPG-7、ドラグノフSVD、ワルサーP22 ×2、サプレッサー×2、ナイフ、有刺鉄線。
ウェブ・ギアとドラグノフSVD は25th のジ・エネミー(コブラ・トルーパーv6 )から。トリガーガードのあるものとないものが混在しているようです。
ヘルメットは25th のDVD バトルズ・パック#5(「ベスト・オブ'・ザ80s」)のコブラ・パラトルーパーから。
RPG-7 は25th のコブラ・バズーカ・トルーパーから。
ニー・パッド、ワルサーP22、サプレッサー、ナイフはPoCのスネーク・アイズv54 (デザート・バトル2.0 )から。
有刺鉄線はPoC のダスティーから。
PoC のコブラ・ヴァイパーv27、コブラ・ショック・トルーパーと。
25thのスティンガー・ドライバーv2、コブラ・パイロットと。
レゾリュートのアレイ-ヴァイパー、コブラ・トルーパーと。
レゾリュート版のトルーパーのヘルメットはチーク・ガードに段差がありましたが、今回のものにはありません。
ヘルメットの内側は成型色である肌色が見えてしまいます。
ハンドガンを構えて。
モデルはワルサーP22 。サプレッサーが装着でき、同じ組み合わせが2組付属しています。
右腿とウェブ・ギアにホルスターがあるため2丁なのでしょう。後者はモールドだけですが、前者はハンドガンとサプレッサーが収納できます。
ただ、残念ながらこのワルサーP22 は右腿のホルスターとはサイズが合っていません。ゆるゆるですぐに落ちてしまいます。
脚部の流用元であるPoC のスネーク・アイズv54 の場合は、ワルサーのほかにH&K P30 を付属させることで凌いでいた(こちらはぴったり合います)のですが、今回は2丁ともワルサーになっています。
対処法としては、H&K P30 はスネーク・アイズv54 のほかにはRoC のホーク、PoC のスカイダイブにも付属していたので、そこから流用してみてもいいかもしれません。
あるいは、サイズの合いそうな別の銃を見つけるのも手でしょう。
管理人joefig は、RoC のデューク(RIA)、スカーレット(RIA)、スネーク・アイズ(パリ・パスートやアークティック・アサルト)、サージャント・ストーン(グリーン・カモ)などに付属するシグ・ザウエルP229 で代用してみました。
左からワルサーP22、H&K P30、シグ・ザウエルP229。
このシグよりも大きい銃を無理に入れると、銃とサプレッサーの入るスペースとを分かつ部分にクラックが入る可能性がありそうです。
2丁拳銃でガンファイト! 昇進のためには目立った活躍をしなければならないので彼らも必死です。
スナイパー・ライフルを構えて。
モデルはロシア製のドラグノフSVD。ファイルカードではMR-SCI プリシジョン(精密)・ライフル-標準コブラ仕様(スタンダード・コブラ・イシュー)となっています。MR はたぶんマークスマン・ライフルの略でしょう。
ほかのフィギュアのライフル類と比べると造型が細身ですが、木製グリップなどの塗装がいい感じです。
トルーパーの手首はスイング可動するので、構えたポーズも広範囲に決まります。
まじめそうなトルーパー。
ガラの悪そうなトルーパー。
ロケット・ランチャーを構えて。
モデルはロシア製のRPG-7。ファイルカードにはRPG を英語の略称風に解釈した「ロケット推進グレネード・ランチャー」として記載されています。
造型は25th のコブラ・バズーカ・トルーパー(2008年)からの流用であり、GvC のダスティーv8/v9(2002年)、ダイアル・トーンv6(2002年)、VvV のホラー・ショー(2005年)、ジェネラル・メイヘム(2005年)、2009年のインディー・ジョーンズ・フィギュアに見られたものとは別物です。
ナイフ。
右足首のシースに収納できますが、なぜか同じ仕様のスネーク・アイズv54 よりも緩い気がしました。
手にも持たせたときのフィット感はよく、手首がスイングするので前に向かって突き出すようなポーズもできます。
有刺鉄線。
これだけだと遊びづらいですが、ミニ・バトル・ステーションなどと絡めると結構雰囲気が出てきます。
RoC のサーヴェイランス・ポートの前に張ってみました。
トルーパーはサーヴェイランス・ポートによく似合います。
RoC のスティール・クラツシャーA.P.V. や25th のコブラ・スティンガーに乗せてみました。
顔がちょっとしか見えないのでわかりにくいですね。
コブラ・ビークルの前で。
組み換え。
今回のヘッドを、コブラ・ヴァイパーv27 のボディーにも装着してみました。
コブラ・ショック・トルーパーにも装着して、素体状態で比較。
ウェブ・ギアをいろいろ試してみました。
左からショック・トルーパー、スティンガー・ドライバーv2、コブラ・パイロットのものです。
左は25th テレ-ヴァイパーのヘッド、右はRoC スクラップ-アイアンのヘッドとボディー・アーマーを装着しています。
RoC ナイトロ-ヴァイパーのボディー・アーマーとヘッドを別々に装着してみました。
30thでも今回のトルーパーをベースに、オフィサーや各種スクワッドなどいろいろとリペイントやリデコがリリースされるんじゃないかと思います。
以上、コブラ・トルーパーでした。
細かい部分ではいくつか気になった点を書きましたが、全体的には素晴らしいリメイクになっていると思います! こんな立派な造型のトルーパーを手にする日が来ようとは! これはマストバイでしょう。余裕があれば複数揃えたいアイテムです。joefigは3体手に入れましたが、もう1体ぐらい欲しいです。
あとはハズブロさんには、これと同系統のデザインでぜひフィメール・コブラ・トルーパーをリリースしてもらいたいです。
さて、次回はコブラ・パイロットの予定です。それでは!