25th/テレ-ヴァイパー
Yo Joe! の分類ではテレ-ヴァイパーv6 にあたります。
初代は1985年。コブラの兵科には様々な○○-ヴァイパーたちが存在しますが、トイとしてリリースされたのはこの初代テレ-ヴァイパーが最初になります(1983年にヴァイパー・パイロットというフィギュアが存在しますが、これは単にビークルであるヴァイパー・グライダーの操縦士という意味につき除外)。
初代テレ-ヴァイパーは1986年の日本展開時に 「E-18 コブラ通信員 テレバイパー」 としてリリースされる予定もあったのですが、実現しませんでした。
今回のものは25th版として初代をリメイクした姿です。
この25th版はシングル・パックではなく、G.I.ジョーのRAM(ラム・)サイクル+コーポラル・ブレーカーと、コブラ・フライト・ポッド+テレ-ヴァイパーとの対決セットとしてリリースされました。
コブラ・フライト・ポッドと。
25thスタイルのテレ-ヴァイパーのバリエーションとしては、エクストリーム・コンディションズのアークティック・アサルト・スクワッド(2008年)の1体としてv7 が、RoCのサーヴェイランス・ポート(2009年)付属の1体としてv8 が、そしてコンベンション限定ミッション・ブラジルⅡ(2011年)の1体として、パイソン・パトロールの姿のv2 をリメイクしたv9 がリリースされています。
このうち、アークティック・アサルト・スクワッド版のv7 については遊慈さんが記事を書かれておられます(こちらの記事です)。
ファイルカード(意訳)
コブラ通信兵 コードネーム:テレ-ヴァイパー
テレ-ヴァイパー・トループスはトランシーバー、受信機、GPSユニット、信号妨害装置、暗号化モジュールなどを装備したヘッドギアを駆使する電子通信のスペシャリストである。彼らはコブラ・フライト・ポットと共に配備され、その電子機器を用いてG.I.ジョー・チームの通信システムのモニターや遮断を行う。それらが失敗したとしても、彼らはミサイルや機雷(※空中機雷)、その他の火力によってチームに攻撃を仕掛けることができる。コブラ・コマンドの全ての高位のメンバーには、本部とのやり取りや護衛としてテレ-ヴァイパー・トルーパーが配属されている。
「我々はコブラ・コマンドにおける双方向の明瞭な通信を提供し──それと同時に可能な限りの手段を用いてG.I.ジョーの通信を破壊する」
素体。
ヘッドは新規造型。
それ以外は全て25thのコブラ・ヴァイパーv16 (2008年)から。
ベルトは別パーツですが着脱は想定されていません。
ヴァイパーv16 のボディーを流用しているため、手首には妙な角度がついています。
バストアップ。
いかにも小悪党という品のない顔つきです。
ヘッドセットの両サイドは別パーツが接着されています。
初代のファイルカードによれば、ヘルメットには高性能イヤホンや音声認識機能のあるデュアル・マイク、LEDで情報が表示されるバイザーなどが装備されています。
付属品。
ディスプレイ・スタンド、ベスト(新規造型)。
初代に付属していたようなバックパック(モジュラー無線パック)やコム-スキャン・ガンはリメイクされませんでした。
PoCのコブラ・ヴァイパー(ヴァイパーv27 )、25th のコブラ・セット#3(2009年)のコブラ・ヴァイパーズ(コブラ・ヴァイパーv20 )と。
テレ-ヴァイパーのベルトが、ヴァイパーのボディー・アーマー下部のベルトと同じデザインとなっているのがわかります。
RoCのサーヴェイランス・ポート付属のテレ-ヴァイパーv8 と。
立て膝。
サンボウのアニメでは、バイザーにLEDの文字で情報が表示される描写があったので、それをイメージして合成してみました。
テレ-ヴァイパーが見ている文字につき、外部からは反転して見えるはずなのですが、アニメではときどき外部から見ても正対で読める表示になっていたようです。
ヘッドをPoCのコブラ・ヴァイパー(ヴァイパーv27 )のボディーに装着してみました。
本当はベストも今回のものやレゾリュートのコブラ・トルーパーのものに交換したかったのですが、やってみたらいまひとつでした。
以上、テレ-ヴァイパーでした。
通信兵の存在は情景を盛り上げてくれます。トイとしては人気がないためビークルの付属フィギュアにされてしまったようですが、今回のようなセットは手を出しにくいですね。せめてコミック2パックとかのほうがありがたかったです。
ヘッドの造型も悪くないので、ボディーだけを最近のものに換え、豊富な付属品をつけて30thでもう一度リリースしてほしいです。
さて、次回はコブラ・フライト・ポッドの予定ですが、今週はちょっと忙しいため更新が滞ってしまいそうです。それでは!