RoC/マンティス・アタック・クラフト
北極にあるM.A.R.S.(マーズ)インダストリーズの秘密基地に配備された、戦闘用の小型潜水艇です。
このビークルは、細部はかなり異なっているものの、映画『G.I.ジョー:ライズ・オブ・コブラ』の後半に登場したマンティス・ミニ・サブマリンと同じものです。
VvV版スティング・レイダーに関しては、遊慈さんが記事を書いておられます(こちらです)。
同じ機体の流用としては、G.I.ジョー・コレクターズ・クラブ限定アドベンチャー・チームのシー・アドベンチャー(2011年)のビークルであるシー・ウルフⅡがリリースを控えているようです。
過去にG.I.ジョー vs.コブラのラインからコブラ・マンティス・サブ(2002年)という潜水艇が発売されたことがあり、そのビークルは確かに昆虫的なフォルムをしていました。
付属フィギュアのアクアヴァイパー・オフィサーと。
上部から。
マンティス・アタック・クラフトは、パッケージ裏の説明によると水深2,700フィート(約820m)まで潜行可能です。
フロントビュー。
正面中央のシルバーに塗装された部分にはヘッドライトのモールドがあります。
サイドビュー。
キャノピー部にボリュームがあるのでだいぶずんぐりしています。
リアビュー。
付属シール。
斜め上から。
下部。
3つの車輪があり、コロ走行ができます。
左右にある大きな可変スラスターは、内部にある赤いスクリューが可動します。
ボディー下部両サイドには固定スラスターのモールドがあります。
尾翼の下部には小型の2連式機銃があり、360度回転します。
待機状態。
可変スラスターを上方に向け、ウイング先端を折りたたんでいます。
可変スラスターの角度は、①後方(真後ろ)、②上方(真上)、③斜め上(①と②の中間)の3段階にしか稼動しません。真下とか斜め下にも向けられたらよかったのですが。
コックピットに乗り込むアクアヴァイパー・オフィサー。
乗り降りしやすいように、コントロール・レバーは可動式となっています。
着座。
コントロール・レバー中央と足元の左右にディスプレイ・パネルのモールドがあり、付属シールで画面が用意されています。
映画ではコックピットはもっと広く、デュークは後部シートにバロネスを乗せて操縦していました。
パッケージ裏の写真は、よく見るとタンデム式となっていました。
3.75インチではここに2体は到底収まりきれないでしょう。
実はこの2座になった造形は、シグマ6の時期に 「パイレート・アタック」 という商品名で2.5インチ用ビークルとして再販が検討された際のものだったようです。
左右にあるウイング状のカウルを引き出すと、中からはスプリングで発射するミサイル・ランチャーが姿を現します。
これは劇中に登場したブラック・レイ・トーピドーか、設定画にあるハープーン・トーピドーという名称ではないかと思われます。
カウルを閉じているときには先端部分だけが見えるようになっているのがちょっといい感じです。
ミサイルは全部で4発付属しており、ウイング上部にも搭載できるようになっています。
キャプチャー・クロー。
手動で開いたあと、キャノピー前方にある四角いボタンを押すと閉じます。
クローを広げたときのフォルムはまさにマンタのようです。
G.I.ジョー・チームのコンバット・ダイバーを相手に、威力を試してみましょう。
ガシッ!難なくつかまえました。小回りのきく潜水艇とダイバーとでは勝負になりません。
ゴボコボコボコボ……ダイバーは何とか逃れようと抵抗しています。
必死でもがくダイバー。しかし、この体勢から反撃する術はありません。
次第に遠のいていく意識……。
敵を仕留めたマンティスは、次の獲物を求めて去っていきました……。
以上、マンティス・アタック・クラフトでした。
デザインもカラーリングもトイジーだと思います。フィギュアが気になって買ってしまいました。
さて、次回はアクアヴァイパー・オフィサーです。それでは!