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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

IDW/『コブラ:アニュアル 2012:ジ・オリジン・オブ・コブラ・コマンダー』

 今回は IDW パブリッシングの 『コブラ:アニュアル 2012:ジ・オリジン・オブ・コブラ・コマンダー』 (2012年) の記事です。
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概要


 IDW の 『コブラ』 (2011~2012年) のスペシャル版として刊行された 『コブラ:アニュアル 2012:ジ・オリジン・オブ・コブラ・コマンダー』 は、IDW の 『G.I. ジョー』 シリーズにおいて新たなコブラ・コマンダーとなったクレークの出自を描いた作品です。

 IDW パブリッシングが刊行している現行の G.I. ジョー・コミックは、IDW 独自の設定である 『G.I. ジョー』 系のストーリーと、往年のマーベル版コミックの続編である IDW 版 『G.I. ジョー:ARAH』 とに大別できます。
 クレークは、前者に登場するキャラクターです。


 IDW 『G.I. ジョー』 の世界観では、コブラは少なくとも中世には秘密結社として存在しており、各時代にコブラ・コマンダーに就任する人物が現れています (シーズン3の描写)。

 『G.I. ジョー』 (シーズン1) 開始時点でのコブラ・コマンダーは銀のマスクを被った姿で、正体不明ながら社会的地位のある人物だったようです。
 このコブラ・コマンダーは、派生シリーズ 『G.I. ジョー:コブラ』 において G.I. ジョーの潜入工作員チャックルズに射殺されてしまいました。
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 続く 『G.I. ジョー』(シーズン2)では、コブラの幹部からなるコブラ最高評議会が数名の次期コマンダー候補者を選び出し、その結果、G.I. ジョーに最も多く損害を与えた敏腕工作員クレークが新たなコブラ・コマンダーに就任しました。
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あらすじ


『コブラ:アニュアル 2012:ジ・オリジン・オブ・コブラ・コマンダー』
   " Cobra : Annual 2012 : The Origine of Cobra Commander " (2012年1月)

──東南アジアの黄金の三角地帯で誕生し戦災孤児となったタイガー・アイズは、成長すると地元の仲間を率いて軍事施設の襲撃や要人暗殺に手を染めるようになっていく。 そんな彼に目をつけた組織があった──。
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登場人物


■コブラ
ブラッド少佐
ストーム・シャドウ
バロネス
コブラ・コマンダー
マインドベンダー博士
ヴァイパー
タイガー・アイズ/クレーク
 (東南アジアの戦災孤児だったが、大胆な行動力により犯罪社会で台頭)

■その他
ナム
 (タイガー・アイズの父。 戦闘で死亡)
タイガー・アイズの母
 (少年時代のタイガー・アイズが誤って射殺)
ウドン・タニのタイ空軍刑務所の司令官
 (収監したタイガー・アイズを暗殺者として利用。 その後タイガー・アイズに殺される)
ハヌマーン・パラン
 (タイガー・アイズが暗殺)
トラン
 (メコン川流域の麻薬の売人。 メジャー・ブラッドの部隊に襲撃されて死亡)
ジュンムーム
 (タイガー・アイズの仲間の一人。 タイガー・アイズが射殺)
アンクル・ホー
 (香港の裏社会のボス。 タイガー・アイズに襲撃されて死亡)
シアイン
 (タイガー・アイズの香港の友人。 裏切りのためタイガー・アイズにより死亡)
ムルブ大統領
 (ブルウンダ自由共和国の大統領。 内戦でモナコに亡命中でブラッド少佐を雇っている)
トライアド
 (中国の犯罪組織。 三合会)
チューリヒの整形外科医
 (コブラの依頼を引き受けている。 タイガー・アイズを整形後、助手と共に彼に殺される)

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詳細


「生まれは戦場。」  「名もなき国。」  「旗なき土地。」


黄金の三角地帯
 ミャンマー、タイ、ラオス、中国の国境にまたがり、常に戦争と麻薬にさらされてきた地域、全ての土地がヘロイン用のアヘン栽培に費やされてきた黄金の三角地帯では、名もなき村は破壊され、女性や子供たちは奴隷としてアヘン畑で働かされる。

 戦闘が行われるさなか、一人の女がアヘン畑で赤ん坊を生んだ。

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 父のナムは戦傷で盲目となっていたが、迫撃砲の装填を続けながら母の傍にいた。
 産婆役の女性は赤ん坊を覗き込むと 「この子は虎の目を持っている」 と言った。
 その直後、敵兵の手榴弾が投げ込まれる。
 村は襲撃を受けて制圧され、父は殺され、彼と母は捕虜となった。



 数年後。 赤ん坊は少年に成長して畑で働き、花を積んで母にあげた。
 その様子を見張り役の兵士が見ていた。
 見張りの一人は母を茂みの奥へ引きずっていって乱暴しようとする。
 少年は別の見張りを倒した。

 少年は見張りのビストルを奪って弾が尽きるまで撃った。
 だが、彼は見張りだけでなく母まで殺してしまった。
 彼はAK-47 と弾薬を拾って立ち去った。

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 数年後。 十代後半から20代となった彼が十代のグループを引き連れて水田を歩いていると、銃撃に追われたヘリコプターが飛んできた。
 怖いもの知らずだった彼は、地上からパイロットを狙い撃ってヘリコプターを撃墜した。


 その後、彼らのキャンプ地では、茂みの中からレーザー・サイトと暗視ゴーグルを装備した兵士たちが現れた。
 彼らは一発も撃つことなく接近して素早くキャンプ全体を包囲してしまう。 彼らはタイガー・アイズを捕えに来たのだった。


 ウドン・タニのタイ空軍刑務所。 タイガー・アイズは雨水がたまった独房にいた。
 見張りから 「自由になるためなら人を撃てるか」 と尋ねられた彼は 「殺せるさ、誰だろうと」 と答えた。
 見張りは彼を解放して刑務所の司令官の元へ連行した。 司令官は写真を手渡し、この男が殺せるかと尋ねる。

 その後、彼はハヌマーン・パラングという男の元を訪れて彼を暗殺する。
 報酬を受け取るために再び司令官と会った彼は、監視カメラの正面で彼と運転手を殺して全ての金を奪った。





 数年後。 ポンサーリー南部 (※ラオス) のメコン川の支流。 タイガー・アイズはリバー・ボートと兵士の集団を従えて地元の麻薬の売人トランと会う任務に就いていたが、彼が到着するとすでに全員が殺されていた。
 その時、迷彩服の兵士の集団を従えた男 (※ブラッド少佐) が現れ、タイガー・アイズたちは取り囲まれてしまう。
 男は人民共和国の対麻薬部隊のために働いていると言うが、タイガー・アイズは彼の話を信じなかった。
 男はタイガー・アイズの仲間の中には裏切り者がいると言う。 するとタイガー・アイズは素早い動きでピストルを奪って自分の仲間3人を全員射殺した。
 男の仲間 (※ストーム・シャドウ) は後ろから彼をつかんで喉元に刀を突きつける。
 男は 「素早いもんだな、お兄さん。 クレーク──オーストリアにいた頃のいやなヘビみたいだったぜ」 と言う。 そして彼はタイガー・アイズにこれからは我々のために働けと言い、札束でいっぱいのブリーフケースを渡した。 タイガー・アイズは彼の名前も彼が働くグループのことも知らなかった。

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 バンコク。 タイガー・アイズは男のいる謎の組織についてより多くの情報を集めようとしていた。
 電話の相手は電話を終えるとこれでいいかとストーム・シャドウに尋ねる。 ストーム・シャドウは同意して彼を殺す。
 タイガー・アイズが電話を終えると4人のヴァイパーが襲撃してきて、激しい戦いの末2発撃たれ、殴られて気絶した。


 その後、彼がシャワーで目を覚ますと、折れた鼻に包帯が巻かれていた。
 バロネスは彼になぜ情報を捜しているのかと尋ねる。 タイガー・アイズは相変わらず挑戦的に、一緒に働く相手のことは全て知っておきたいのさと答える。
 彼女は自分たちは秘密の組織であり、自分は彼をコブラに歓迎するためにここにいるのだと伝える。
 彼はバロネスに跳びかかって壁に押し付けるが、突進してきたヴァイパーに制圧される。
 彼は自分以外には誰のためにも働かないと言う。
 彼女はヴァイパーが彼を打ち負かすのを止めさせ、コマンダーは彼を生かしておくことを望んでいると言って立ち去る。


 タイガー・アイズは九龍の通りで目を覚ました。

 その頃、アンクル・ホーという男が彼の写真を手にしていた。 ホーは彼の首に懸賞金をかけ、彼の友人に報酬を支払う。
 タイガー・アイズは友人のシャインの所に行った。 そこに行けば食物、衣類、情報が手に入るのだ。
 タイガー・アイズが去ると、シャインはアンクル・ホーに電話をかけて彼のことを密告した。


 夜のドック。4人の男が車の中で待っていると、ドアが開けられて機関銃をつかまれ、4人は全員殺された。
 その後、タイガー・アイズはシャインの所に戻って彼を殺す。





 モナコ。ブルウンダ自由共和国のムルブ大統領は、自国の戦場から電話を受けていた。 傭兵ブラッド少佐からの報告だった。
 ブラッド少佐が電話を終えて部屋に戻ると、影の中にタイガー・アイズが待っていた。
 ブラッドはその正体が判ってクレークと呼び、彼がコブラへの参加のオファーを断ったのでバロネスは不愉快そうにしていたと言う。
 タイガー・アイズはブラッドに新しい顔が欲しいと言い、見返りとして彼は本土の中国人の犯罪組織トライアドに関する情報を持っていて快く取引すると言う。


 中国のトライアドは数十億ドル相当の商品と麻薬を支配している。トライアドのリーダーたちは毎年秘密会議を開いてリーダーを選んでいる。
 タイガー・アイズはこの情報を持っていた。

 タイガー・アイズはブラッドやバロネスと共に自家用機の中にいた。
 彼は飛行機のモニターでコブラ・コマンダーと話す。
 彼らは取引をし、情報はタイガー・アイズが新しい顔を手に入れるのと交換条件となる。

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 コブラ・コマンダーは同意して飛行機をチューリヒに着陸させるよう命じ、手は回しておいたとクレークに伝え、「完全に回復した時、君から連絡があるのを楽しみにしているよ、クレーク」と言う。
※スイスの整形外科というのは、マーベル版でバロネスやスネーク・アイズの整形を行ったフントキンター博士を思わせます。

 その後、彼の顔を完全に整形した手術の後、医師と助手が死んでいるのが発見される。





 チリのバルパライソ。 ブラッド少佐とバロネスがドックに立ってクレートが積み込まれるのを見ていると、そこに特殊なマスクとユニフォームに身を包んだクレークが現れる。

「少佐、バロネス」
「新しい顔を自分でも見ないようにしていると言ったら信じてもらえるかな」

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 クレークは約束通り中国のトライアドに関する全情報の入ったフラッシュドライブをバロネスに投げ渡した。


 香港。 アンクル・ホーは装甲車を運転中にミサイルで攻撃される。 クレークは瀕死のホーに近付いて彼を射殺した。





 コブラ・コマンダーは仕事がうまくいったことを報告していた。
 彼は中国のトライアドに侵入でき、各リーダーはコントロール下にあり、コブラに金を払っている。そしてトライアドの誰一人コブラの関与を知らないのだ。
 成功はクレークの情報のおかげだった。

 ブラッド少佐、バロネス、ストーム・シャドウ、マインドベンダー博士を前にしたコブラ・コマンダーは、コブラの最新メンバーとしてクレークを紹介する。 バロネスはまだクレークが気に入らず、ブラッドはその様子にほくそ笑んでいた。

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 以上、『コブラ:アニュアル 2012:ジ・オリジン・オブ・コブラ・コマンダー』 の記事でした。


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by joefig | 2017-09-06 16:14 | コミック | Trackback | Comments(0)
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