DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)
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概要
『G.I.ジョー:シグマ6』 " G.I. Joe : Sigma 6 "
2005年~2006年。 テビルズ・デュー・パブリッシング (DDP)刊。 全6号+TPB。
1話完結の読み切り形式。 原作:アンドリュー・ダブ。 アニメ版に準拠した設定ですが、ストーリー的にはアニメ本編とは特に関連していません。
おそらく6号以降も継続の予定はあったと思われますが、アニメが終了したのと合わせて打ち切られたものと思われます。
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ダイジェスト
第1号 (2005年12月)
──小型潜水艇テオドアに乗った3人の科学者が太平洋で異常な地震活動を調査しているところへ、突然コブラ B.A.T. が現れた。
休暇でグアムにいたデュークは、ハイ-テックからの連絡を受けて、消えた潜水艦の調査に向かうことになる。
・ 科学者たちは海底の採掘基地の中に囚われていました。
・ デストロは B.A.T. や遠隔操作式のロボットのサメをデュークに差し向けます。
・ デュークは基地に侵入し、無線でハイ-テックの支援を受けながら、採掘用のパワー・ドリルの制御室に入ってドリルを使って基地の破壊を開始。
・ デストロとその部隊は撤収を決め、パワー・ストーンを持てるだけ持って脱出しようとしますが、デュークとの戦いとなります。
・ デュークは基地の内部に戻ってロボットのサメのコントロールを奪い、デストロたちを攻撃させます。
・ その隙にデュークと科学者たちは基地から脱出しました。
・ タモン・ベイのビーチでは、ボロボロになったデストロが海から現れ、「私も休暇が必要だ」 と嘆きました。
第2号 「帰郷」 Homecoming (2006年1月)
──休暇を取ったスピリットは故郷のニューメキシコ州セージブラッシュに帰省していた。
スピリットの祖父 (スピリットの故郷にいる家族)
マイク (スピリットの叔父)
ジェイソン・“ J-ドッグ ” ・アイアン-ナイフ
(スピリットの従兄弟の少年。 家の中で TV ゲームに夢中)
・ シグマ・スーツは反射神経を劇的に増幅し、また通常の4~5倍速く走ることが可能です。
・ 従兄弟のジェイソンは現代っ子らしく家の中で TV ゲームばかりやっていましたが、スピリットの危機には駆けつけてくれました。
・ 結局スピリットはザルタンを捕らえてトンネル・ラットとヘビー・デューティーに引き渡し、クレシュの杖も取り返しました。
・ ジェイソンはナバホ族としての自覚を抱いたらしく、スピリットに弓と矢の使い方を尋ねます。
第3号 「ウィジェット」 Widgets (2006年2月)
──トンネル・ラットはシベリアのウラジオストックに向けて大量のスプリングが出荷されることを知り、そこにコブラの工場があると睨んで単独任務で出動する。
・ しかし、持ってきたスプリングを工具替わりにして通気口から脱出することに成功し、シグマ・スーツのガントレットに内蔵されたミサイル・ランチャーで雪崩を起こして追っ手を倒しました。
・ トンネル・ラットは分析用として B.A.T. の多数のパーツを持ち帰ります。
第4号 「ハイ・ファッション」 High Fashion (2006年3月)
──スカーレットはニューヨークのセントラルパークで開催されるル・シャルル・ファッション・ショーに参列するヴァルガス首相からボディーガードに指名される。
・ ヴァルガスがボディーガードにスカーレットを指名したのは能力ではなく美人だからという理由で、スカーレットはそれが面白くありません。
・ スカーレットはバロネスを見失った行き止まりがホログラムだったことに気付きました。
・ しかし、プロジェクターを設置した時にマシェーティが捨てていったホットドッグの包み紙を手掛かりに、埠頭にあるルー・フランクズ・ホットドッグの屋台へ向かいます。
・ 埠頭にはドレッドノックスの隠れ家があり、バロネスと彼らは巨額の身代金を狙ってヴァルガスを拷問にかけていました。
・ 戦闘となり、ガソリンの入ったドラム缶に引火して爆発が起こり、スカーレットはヴァルガスの救出に成功しました。
・ ヴァルガスがスカーレットに見かけだけで判断したことを謝罪すると、彼女は 「あなたはもう知りました。 そして ” 知るは戦いを制す ” です」 と答えました。
第5号 「大物」 Big Time (2006年4月)
──シグマ6の移動基地 R.O.C.C. に日本のサトー将軍から緊急連絡が入る。 それはコブラ・コマンダーが日本のイブスキで会合を行うという情報だった。 他のメンバーは出払っていたため、ヘビー・デューティーとロング・レンジはスネーク-アイズのホバーサイクルを拝借して日本に向かう。
・ コマンダーは2体のニンジャ B.A.T. を従えています。
・ ヘビー・デューティーは間違えて女性用の和装と旭日旗のバンダナを着用。 座敷の外で会合の様子を探ろうとしていて障子を突き破ってしまいました。
・ 会合に参加していたヤクザのボスは逮捕され、ヘビー・デューティーたちは日本政府から勲章を授与されました。
第6号 「クミテ」 Kumite (2006年5月)
──「シャドウ・クミテ」 と呼ばれる地下格闘トーナメントが南アフリカで開催されており、ここ5年間の優勝者はストーム・シャドウことトミー・アラシカゲだった。 今年もまた彼は決勝戦に勝ち進んだ。
その夜、ストーム・シャドウはゼノ・テック社に侵入して XT9 行動予測チップを盗み出した。 それはコンピューターと連動してあらゆる人物の行動を追跡・予測するもので、コブラ・コマンダーは世界の指導者たちをいつでも暗殺できるようこれを手に入れようとしていたのだった。
・ ストーム・シャドウは本来の決勝進出者を小指一突きで倒し、替わりにスネーク・アイズを決勝戦に出場させます。
・ 当初シグマ・スーツで登場したスネーク・アイズは、シャドウ・クミテではアニメ版第10話 「ウォー」 に登場した修業時代の忍び装束姿となります。
・ 地下トーナメントなのではじめからルールはないに等しいのかもしれませんが、途中から2人は刀などの武器を使って戦います。
・ 結局スネーク・アイズが勝ち、XT9 チップを手に入れてシャドウ・クミテの新チャンピオンになりました。
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TPB
『G.I. ジョー:シグマ6』 第1巻 " G.I. Joe : Sigma 6 " vol.1 (2006年10月)
トレード・ペーパーバック版。 第1号~第6号をまとめた単行本。
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