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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)

 ダラダラと続けているシグマ6関連の記事。 今回はテビルズ・デュー・パブリッシング (DDP) から刊行されたコミック版 『G.I.ジョー:シグマ6』 (2005年~2006年) のダイジェストです。
DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_00522417.jpg
 上はトレード・ペーパーバック版の表紙。 右下に第1巻と書いてありますが、打ち切りのためこの巻しか出ていません。



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概要


『G.I.ジョー:シグマ6』  " G.I. Joe : Sigma 6 "
 2005年~2006年。 テビルズ・デュー・パブリッシング (DDP)刊。 全6号+TPB。
 1話完結の読み切り形式。 原作:アンドリュー・ダブ。 アニメ版に準拠した設定ですが、ストーリー的にはアニメ本編とは特に関連していません。
 おそらく6号以降も継続の予定はあったと思われますが、アニメが終了したのと合わせて打ち切られたものと思われます。

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ダイジェスト


DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01302939.jpg第1号 (2005年12月)
──小型潜水艇テオドアに乗った3人の科学者が太平洋で異常な地震活動を調査しているところへ、突然コブラ B.A.T. が現れた。
 休暇でグアムにいたデュークは、ハイ-テックからの連絡を受けて、消えた潜水艦の調査に向かうことになる。
 チャーターした飛行機で流域に出たデュークは、海中に潜り、そこでパワー・ストーンを探しているコブラの採掘基地を発見する──。
■ゲスト・キャラクター
   デイヴ (科学者)
   テス (女性科学者)
   パブロ (デュークがチャーターしたセスナ機のオーナー兼パイロット)
■特記事項
・ デュークはトゥー・バンチ・パーム・リゾートのビーチでスペシャル・デリシャス・アルティメット・トロピカル・パラダイス・スプラッシュというカクテルを飲んでいました。
・ パワー・ストーンはアニメで争奪の対象となっていたものです。
・ B.A.T. はアニメにも登場する B.A.T. (v5/マーク5) です。
・ 科学者たちは海底の採掘基地の中に囚われていました。
・ デストロは B.A.T. や遠隔操作式のロボットのサメをデュークに差し向けます。
・ デュークは基地に侵入し、無線でハイ-テックの支援を受けながら、採掘用のパワー・ドリルの制御室に入ってドリルを使って基地の破壊を開始。
・ デストロとその部隊は撤収を決め、パワー・ストーンを持てるだけ持って脱出しようとしますが、デュークとの戦いとなります。
・ デュークは基地の内部に戻ってロボットのサメのコントロールを奪い、デストロたちを攻撃させます。
・ その隙にデュークと科学者たちは基地から脱出しました。
・ タモン・ベイのビーチでは、ボロボロになったデストロが海から現れ、「私も休暇が必要だ」 と嘆きました。






DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_16074432.jpg第2号 「帰郷」  Homecoming (2006年1月)
──休暇を取ったスピリットは故郷のニューメキシコ州セージブラッシュに帰省していた。
 一族はパーティーを開いてもてなしてくれていたが、その頃、何者かが町からナバホ族の伝統の品 「クレシュの杖」 を盗み出したことがわかる──。
■ゲスト・キャラクター
   スピリットの母 (スピリットの故郷にいる家族)
   スピリットの祖父 (スピリットの故郷にいる家族)
   マイク (スピリットの叔父)
   ジェイソン・“ J-ドッグ ” ・アイアン-ナイフ
      (スピリットの従兄弟の少年。 家の中で TV ゲームに夢中)
■特記事項
・ クレシュの杖の 「クレシュ」 はナバホ族の言葉で 「ヘビ」 の意です。
・ スピリットは一族を一堂に集め、杖を盗んだ犯人捜しを始めます。 そして英単語をナバホ語に訳させることで、一族の長老に化けていたザルタンの変装を見破りました。
・ シグマ・スーツは反射神経を劇的に増幅し、また通常の4~5倍速く走ることが可能です。
・ 従兄弟のジェイソンは現代っ子らしく家の中で TV ゲームばかりやっていましたが、スピリットの危機には駆けつけてくれました。
・ 結局スピリットはザルタンを捕らえてトンネル・ラットとヘビー・デューティーに引き渡し、クレシュの杖も取り返しました。
・ ジェイソンはナバホ族としての自覚を抱いたらしく、スピリットに弓と矢の使い方を尋ねます。






DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01325012.jpg第3号 「ウィジェット」  Widgets (2006年2月)
──トンネル・ラットはシベリアのウラジオストックに向けて大量のスプリングが出荷されることを知り、そこにコブラの工場があると睨んで単独任務で出動する。
 犬ぞりでシベリアの氷の山に接近したトンネル・ラットは、その内部に B.A.T. の製造工場があるのを発見するが、オーバーキルに捕えられてしまった──。
■特記事項
・ B.A.T. v5 (マーク5)、スカイ B.A.T.、ニンジャ B.A.T.、改良型パルヴァライザー・メックが登場。
・ オーバーキルはアニメ版の第23話と同様に下半身があって自由に動けます。
・ B.A.T. は 「アラーム」 と連呼するほか、二進法 (0と1の組み合わせ) で会話ができ、オーバーキルはそれが理解できます。
・ トンネル・ラットはシグマ・スーツや爆弾などの装備を奪われて監禁されます。
・ しかし、持ってきたスプリングを工具替わりにして通気口から脱出することに成功し、シグマ・スーツのガントレットに内蔵されたミサイル・ランチャーで雪崩を起こして追っ手を倒しました。
・ トンネル・ラットは分析用として B.A.T. の多数のパーツを持ち帰ります。






DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01332206.jpg第4号 「ハイ・ファッション」  High Fashion (2006年3月)
──スカーレットはニューヨークのセントラルパークで開催されるル・シャルル・ファッション・ショーに参列するヴァルガス首相からボディーガードに指名される。
 会場でバロネスの姿を目にしたスカーレットは、車で去る彼女の後をタクシーで追跡したものの、路地で行き止まりにぶつかって見失ってしまう。 これは罠で、その間に会場ではモデルに変装していたドレッドノックスたちが正体を現してヴァルガスを拉致していた──。
■ゲスト・キャラクター
   ヴァルガス首相 (某国の首相。 女性を外見だけで判断する性格)
■特記事項
・ ドレッドノックスはブザー、トーチ、マシェーティが登場。
・ ヴァルガスがボディーガードにスカーレットを指名したのは能力ではなく美人だからという理由で、スカーレットはそれが面白くありません。
・ スカーレットはバロネスを見失った行き止まりがホログラムだったことに気付きました。
・ しかし、プロジェクターを設置した時にマシェーティが捨てていったホットドッグの包み紙を手掛かりに、埠頭にあるルー・フランクズ・ホットドッグの屋台へ向かいます。
・ 埠頭にはドレッドノックスの隠れ家があり、バロネスと彼らは巨額の身代金を狙ってヴァルガスを拷問にかけていました。
・ 戦闘となり、ガソリンの入ったドラム缶に引火して爆発が起こり、スカーレットはヴァルガスの救出に成功しました。
・ ヴァルガスがスカーレットに見かけだけで判断したことを謝罪すると、彼女は 「あなたはもう知りました。 そして ” 知るは戦いを制す ” です」 と答えました。






DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01332513.jpg第5号 「大物」  Big Time (2006年4月)
──シグマ6の移動基地 R.O.C.C. に日本のサトー将軍から緊急連絡が入る。 それはコブラ・コマンダーが日本のイブスキで会合を行うという情報だった。 他のメンバーは出払っていたため、ヘビー・デューティーとロング・レンジはスネーク-アイズのホバーサイクルを拝借して日本に向かう。
 ヘビー・デューティーたちは会合が行われているサーペント・ナイトクラブの前でサトー将軍と合流する。 店内の座敷ではコブラ・コマンダーが日本のヤクザと会合しており、ヘビー・デューティーはアメリカの実業家を装って店内に潜入する──。
■ゲスト・キャラクター
   サトー将軍 (佐藤陸将。 日本軍=自衛隊の将官)
   ヤクザたち (日本の犯罪集団)
■特記事項
・ 舞台は鹿児島県指宿 (いぶすき) 市と思われます。 なんでこんなところで会合が行われたのかはさっぱり不明。
・ コマンダーは2体のニンジャ B.A.T. を従えています。
・ ヘビー・デューティーは間違えて女性用の和装と旭日旗のバンダナを着用。 座敷の外で会合の様子を探ろうとしていて障子を突き破ってしまいました。
・ 戦闘が始まり、コマンダーはニンジャ B.A.T. が戦ってる隙に武装スポーツカーに乗って逃走します。
・ ヤクザたちの会合の見張り番を務めるのは白いスーツの2人の相撲取り。 ヘビー・デューティーとの対決では 「どすこい!」 対 「ヨー・ジョー!」。
・ 店の外でホバーサイクルで待機していたロング・レンジがスナイパー・ライフルで攻撃し、ヘビー・デューティーはコマンダーを捕えようとしますが、コブラの航空機 (アニメに登場するバトル・クルーザー) が現れてコマンダーを救出していきました。
・ 会合に参加していたヤクザのボスは逮捕され、ヘビー・デューティーたちは日本政府から勲章を授与されました。






DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01332710.jpg第6号 「クミテ」  Kumite (2006年5月)
──「シャドウ・クミテ」 と呼ばれる地下格闘トーナメントが南アフリカで開催されており、ここ5年間の優勝者はストーム・シャドウことトミー・アラシカゲだった。 今年もまた彼は決勝戦に勝ち進んだ。
 その夜、ストーム・シャドウはゼノ・テック社に侵入して XT9 行動予測チップを盗み出した。 それはコンピューターと連動してあらゆる人物の行動を追跡・予測するもので、コブラ・コマンダーは世界の指導者たちをいつでも暗殺できるようこれを手に入れようとしていたのだった。
 そこへスネーク・アイズが現れ、ストーム・シャドウは XT9 チップを賭けてシャドウ・クミテの決勝戦で決着をつけることを提案する──。
■ゲスト・キャラクター
   クリムゾン・ロータスの僧たち (紅蓮の僧たち。 シャドウ・クミテを主催)
■特記事項
・ シャドウ・クミテのエンブレムはデビルズ・デュー・パブリッシング社のロゴと同じです。
・ シャドウ・クミテを運営するクリムゾン・ロータスの僧たちはチベット仏教の僧侶のような赤い僧服を着用しています。 なんで南アフリカで開催されているのかはさっぱり不明。 
・ ゼノ・テック社に侵入したストーム・シャドウは、袋から取り出した粉を吹きかけてセンサーのレーザー光を可視化して、たやすく回避します。
・ ストーム・シャドウは本来の決勝進出者を小指一突きで倒し、替わりにスネーク・アイズを決勝戦に出場させます。
・ 当初シグマ・スーツで登場したスネーク・アイズは、シャドウ・クミテではアニメ版第10話 「ウォー」 に登場した修業時代の忍び装束姿となります。
・ 地下トーナメントなのではじめからルールはないに等しいのかもしれませんが、途中から2人は刀などの武器を使って戦います。
・ 結局スネーク・アイズが勝ち、XT9 チップを手に入れてシャドウ・クミテの新チャンピオンになりました。

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TPB


DDP/『G.I.ジョー:シグマ6』 (コミック)_d0164702_01302607.jpg『G.I. ジョー:シグマ6』 第1巻  " G.I. Joe : Sigma 6 " vol.1 (2006年10月)
 トレード・ペーパーバック版。 第1号~第6号をまとめた単行本。











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by joefig | 2015-12-29 14:51 | コミック

by joefig