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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト

 DDP 版 『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェストです。
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_17050557.jpg

 上の画像はずっと後になって IDW がトレード・ペーパーバックで復刻した 『G.I. ジョー:ディザバウド』 第5巻 (2012年2月) の表紙です。



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                ↑ DDP 『G.I. ジョー:ARAH !』 Vol.2・ラインナップ一覧 の項へ

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第27号~第32号概要


 第27号はレッド・ニンジャのセイ-ティンが初登場。 後に 『マスター&アプレンティス2』 や 『アメリカズ・エリート』 にも登場するキャラクターですが、元ネタはアルゼンチン版 ARAH の 『G.I. ジョー:コマンドス・エロイコス』 で発売されたサタン (ストーム・シャドウv1 の赤いリペイント) というフィギュアです。

 第28号以降ではデストロがシエラ・ゴルドで不穏な動きをする様子が描かれますが、この時期に G.I. ジョーのバレル・ロールとデストロの傭兵レイスが初登場しています。

 第32号ではホークがコブラ・コマンダーに撃たれてしまい、その後彼は半身不随で車椅子の身となってしまいます。

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ダイジェスト


第27号 「パラダイム・シフト」  Paradigm Shift (2004年2月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_16571673.jpg──チベットのレッド・ニンジャ一族の隠遁地にコブラ・コマンダーとストーム・シャドウが現れ、一族のリーダーであるセイ-ティンは彼らに協力して匿う。
 レッド・ニンジャに混じって修業をしていた元 G.I. ジョーのシャバンからその報告を受けたホークは、コブラ・コマンダーを捕えるためにスカーレットやスネーク-アイズたちのチームをチベットに送り込む──。
ゲスト・キャラクター
   ギブズ将軍 (前号に続いて登場。 ジャグラーズの一人)
   セイ-ティン (チベットに隠遁しているレッド・ニンジャ一族のリーダー)
   C.L.A.W.S. (コブラの新たな兵科)
特記事項
・ G.I. ジョーのフロストバイト、シャバン、レッド・ニンジャ一族がイメージ/DDP 版に初登場。
・ コブラ・アイランドの戦い以降、コブラを動かしているのはトマックス&ザモットで、彼らはコブラ・アイランドの再建を進め、イリノイ州の刑務所からドレッドノックスを釈放させ、国連の査察官を賄賂で買収しました。
・ コブラ・アイランドでは、コンテナに隠れていたマインドベンダーが発見されてコブラに拘束されました。
・ かつて G.I. ジョーのニンジャ・フォースのメンバーだったシャバンは、スネーク-アイズの指示で秘密工作員としてレッド・ニンジャに加わっており、ホークはスネーク-アイズが無断でその指示をしていたことに怒ります。
・ チベットに送り込まれたチームはスカーレットを前線指揮官として、襲撃チームはスネーク-アイズ、カマクラ、ジンクス、支援チームはスノー・ジョブ、フロストバイト、アイスバーグ、アルパインというメンバーです。
・ チームは隠遁地にパラシュート降下してレッド・ニンジャと戦い、コブラのヘリも現れます。
・ スネーク-アイズはセイ-ティンの背骨をへし折って勝利し、コブラ・コマンダーとストーム・シャドウは逃げました。
・ ワシントン D.C. では、ジャグラーズのギブズ将軍はコイルをコントロールしようとしており、補佐として2人の将軍を仲間に加えました。 また、サーペントールはまだ生きており、ギブズ将軍が拘束しているようです。




第28号 「指し手と手駒 パート1」  Players and Pawns Part 1 (2004年3月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_16571908.jpg──コブラ・コマンダーはニューヨークのエクステンシブ・エンタープライズ社のビルに戻ってきた。 彼は再びコブラのリーダーの座に収まる。 デストロはコブラから離れることを表明し、選択を迫られる立場となったバロネスはコブラに残ることを選んだ。
 G.I. ジョーのフリントはコブラ・アイランドに残るコブラの残存勢力の存在を確かめるべくチームを派遣する。 トルピードを前線指揮官とするチームは戦闘ボートのデビルフィッシュでコブラ・アイランドの沿岸に投下されるが、そこにカッパーヘッドが率いるハイドロフォイル部隊が現れて交戦となる──。
ゲスト・キャラクター
   デプス・チャージ (G.I. ジョーの新メンバー)
   パレル・ロール (G.I. ジョーの新メンバー)
   ダート (G.I. ジョーの新メンバー)
   マリナー (G.I. ジョーの新メンバー)
   メイデイ (G.I. ジョー・メンバーのペイジ・アダムスが得た新たなコードネーム)
   ヴォローナ
    (オクトーバー・ガードから G.I. ジョー・メンバーとなったダイナ・ヤナックが得た新たなコードネーム)
   モレイ (コブラの水中兵部隊)
   ラプター・ヴァイパー (コブラの空中兵部隊)
   ヘクター・ラミレス (WNN のニュース・リポーター。 ニュース番組 『20の疑問』 のホスト)
特記事項
・ コブラのカッパーヘッド、ランプリーズがイメージ/DDP 版に初登場。
・ サンボウ版アニメに登場したニュース・リポーターのヘクター・ラミレスがコミックに初登場。
・ 第17号で初登場したペイジ・アダムスはメイデイというコードネームになりました。 アニメ 『G.I. ジョー:エクストリーム』 に登場したメイデイ (メイ・アダムス) とは別人です。
・ 元オクトーバー・ガードのダイナは今号からヴォローナというコードネームになりました。
・ コブラ・アイランドの偵察に向かったチームのバレル・ロールは、戦闘の混乱に紛れてコブラのラプター・ヴァイパーに変装し、コブラ・ヘリに回収されました。
・ 中南米の国家シエラ・ゴルドは謎のハイテク軍団の侵攻を受けます。 シエラ・ゴルドはマーベル版に登場した国家です。
・ ホークは WNN のニュース番組 『20の疑問』 に出演し、シエラ・ゴルドにおける G.I. ジョーの活動について質問されました。
・ ホークとレディー・ジェイが WNN のビルから去ろうとした時、TV 画面に映ったコブラ・コマンダーがホークに向かって 「マインドベンダーは捕えられ、サーペントールは死んだ。次はお前の番だ」 と告げ、直後にビルは爆破されました。




第29号 「指し手と手駒 パート2」  Players and Pawns Part 2 (2004年5月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_16582289.jpg──WNN ビルの爆破事件の現場ではホークとレディー・ジェイが無事に救出された。
 コブラを去ったデストロは、息子アレクサンダーやその恋人のリリアン (ミストレス・アーマダ) と共に新たな計画に乗り出そうとしていた。
 ラプター・ヴァイパーに変装してコブラ・アイランドに潜入したバレル・ロールは、通信コンピューター室に忍び込んで G.I. ジョー本部と連絡を取っていたところをテレ-ヴァイパーのパトロールに発見され、正体が割れてしまった──。
ゲスト・キャラクター
   ヘスス・デラクルス大統領 (シエラ・ゴルドの大統領)
   マルティナ (デラクルス大統領の女性補佐官)
   ギレルモ・ゴメス議員
    (シエラ・ゴルドに侵攻したハイテク軍隊のリーダー。 次号で隣国シエラ・ムエルテの議員であることが判明)
特記事項
・ G.I. ジョーのバーベキュー、ライトフット、トンネル・ラットがイメージ/DDP 版に初登場。
・ 正体がバレてしまったバレル・ロールは崖からパラシュート降下し、隠してあったジェット・スキーで逃げようとしますが、何者かに銃を突きつけられて一緒に連れて行けと脅されてしまいます。
・ ハイテク侵略軍の侵攻を受けたシエラ・ゴルドでは、デラクルス大統領がデストロと取引を結び、デストロ軍が侵略軍を追い返し、見返りとしてデストロの軍事会社 M.A.R.S. の工場開発が許可されることになりました。




第30号 「指し手と手駒 パート3」  Players and Pawns Part 3 (2004年5月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_16582439.jpg──ジェット・スキーでコブラ・アイランドから脱出しようとしたバレル・ロールは、銃で脅して同乗したマインドベンダーを振り落し、カッパーヘッドが率いる戦闘ボート、ウォーター・モカシンの追跡を振り切り、G.I. ジョーのトマホーク・ヘリに救出された。
 シエラ・ゴルドでは、デラクルス大統領は侵略軍を撃退するためにデストロと取引を結んだが、侵略軍と交戦した G.I. ジョーの小部隊は、侵略軍の正体がデストロの私兵アイアン・グレナディアーズであることに気付く──。
特記事項
・ バレル・ロールはコブラのコンピューターに情報を全てピットに流すウィルスをインストールしましたが、それは結局コブラ・コマンダーに気付かれてしまいました。
・ シエラ・ゴルドに送りこまれていたレコンドを前線指揮官とする G.I. ジョーの小チームは、侵略軍の一人にアイアン・グレナディアーズのタトゥーがあることを発見しました。 侵略軍はアイアン・グレナディアーズで、その指揮官はシエラ・ゴルドの隣国シエラ・ムエルテの議員のギレルモ・ゴメスでした。
・ シエラ・ムエルテもシエラ・ゴルド同様マーベル版に登場した国家です。
・ この戦闘でロウ-ライトが重傷を負い、トンネル・ラットも撃たれてしまいます。
・ デストロは計画の成功を確信しますが、デラクルス大統領は、シエラ・ゴルドとシエラ・ムエルテは和平合意を結んでおり、ハイテク軍隊の侵略を受け、その後デストロが現れた時に G.I. ジョーを呼んだことを明かします。
・ さらに、アイアン・グレナディアーズの中には変装したデュークが紛れ込んでおり、彼はデストロを逮捕しました。
・ コブラ・コマンダーはバロネスにデストロ救出に向かう許可を与えますが、バロネスは救出を断りました。




第31話「指し手と手駒 パート4/幽霊 パート1」 (2004年6月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_17021823.jpg 2本立て。

「指し手と手駒 パート4」  Players and Pawns Part 4
──ピットではシエラ・ゴルドの任務のデブリーフィングが行われていた。 G.I. ジョーはデストロを逮捕できたものの、ロウ-ライトとトンネル・ラットが重傷を負い、ダートもトラウマを抱えてしまった。 デュークは自分の作戦をホークや仲間にも知らせなかったため、メンバーは彼が仲間の命を危険にさらしたと詰め寄り、フリントはデュークに辞任を迫って彼と衝突する。
 その後、ホークたちは捕えたデストロを裁判にかけるべく彼をカンザスからワシントン D.C. の国連ビルまで移送する。
 一方、スネーク-アイズやスカーレットたちのチームはバディキスタンに送られていた。 この地には未だサーペントールの軍隊コイルの残存勢力がいた──。
ゲスト・キャラクター
   オーバーキル
    (第25号以来の登場。 コブラ・アイランドの戦いで重傷を負った後、コブラの科学者により改造された)
特記事項
・ G.I. ジョーのロウ&オーダーがイメージ/DDP 版に初登場。
・ コブラ・アイランドでは、コブラ・コマンダーと議論したザルタンはドレッドノックスを引き連れて島から離れることになりました。
・ ザルタンは呼吸マスクを装着していて、自分の能力に関わる何らかの問題を抱えていると説明します。
・ バディキスタンは第26号で初登場した中東の国家です。
・ バディキスタンに入ったスネーク-アイズたちはそこに配属されていたクレイモアと合流し、国境の山岳地帯を偵察している時にオーバーキル率いるコイル軍と戦闘になります。 そしてファルコンとダスティーがコイル軍の捕虜となってしまいました。
・ ワシントンの国連ビルの議会では、デストロは自分を釈放しなければ M.A.R.S. の武器取引記録を公表すると脅します。 議会を構成する各国のほとんどが違法取引に関わっていました。 さらにデストロがコブラ・コマンダーの逮捕への協力も申し出たため、議会は釈放を承認し、ホークは怒ります。
・ コブラ・アイランドを出たザルタンはマインドベンダーと接触します。
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「幽霊」  Fantom

──ベルギーのナイト・クラブに M.A.R.S. のアレクサンダー・デストロとミストレス・アーマダが現れた。 彼らはチャールズ・ハリファックス、別名レイスという傭兵と接触して仕事を依頼する──。
ゲスト・キャラクター
  チャールズ (シャルル)・ハリファックス/レイス (ハイテク傭兵)
  クロエ (レイスの助手の女性。 次号にも登場)
特記事項
・ ハリファックスは中国から盗まれた最高機密のステルス・スーツを使うため “ レイス (幽霊) ” の別名があります。
・ アレクサンダーがレイスに依頼した仕事は、ミシシッピー州のブラックウォーター刑務所からメジャー・ブラッドとスクラップ・アイアンを脱獄させるというものでした。 彼らはコブラ・アイランドの戦いで逮捕されていました。





第32号 「指し手と手駒 パート5/幽霊 パート2」 (2004年7月)
DDP/『G.I. ジョー:ARAH!』 Vol.2・第27号~第32号ダイジェスト_d0164702_17045001.jpg 2本立て。

「指し手と手駒 パート5」  Players and Pawns Part 5
──バディキスタンの G.I. ジョー・チームはオーバーキルと戦っていた。 クレイモアが殺されかける中、スネーク-アイズがオーバーキルを倒す。 しかし、そこへトマックス&ザモットの増援部隊が現れ、G.I. ジョーたちは全員捕虜となってしまう。
 アメリカにいるホークたち G.I. ジョー・チームは、ワシントン D.C. から列車で移送されることになったデストロを護衛していた。 この情報を掴んだコブラ・コマンダーは自ら救出部隊を率いて出撃する。 だが、これはデストロと国連安全保障理事会が仕組んだコブラ・コマンダーを捕えるための罠だった──。
特記事項
・ スネーク-アイズはオーバーキルを倒しましたが、とどめはさしませんでした。
・ バディキスタンで G.I. ジョーを捕えたトマックス&ザモットは、その後彼らを解放しました。
・ ザルタンと会ったマインドベンダーは、ザルタンの弟のザンダーがコブラ・アイランドの戦いではサーペントール側についていたことをばらすといって脅しますが、ザルタンの仲間 (おそらくザンダー) にナイフを突きつけられて立場が逆転しました。
・ コブラ・コマンダーがデストロの救出に向かう際、第30話で救出を断っていたバロネスはその決定に対して怒ります。
・ コブラはデストロを移送する列車に空と地上から攻撃を仕掛け、列車は脱線します。
・ デストロはワシントンからの指示で解放され、現場から逃げます。
・ ホークはコブラ・コマンダーと1対1の戦いとなり、顔面に砂を投げつけられた隙にコマンダーに背中を撃たれてしまいました。
・ そしてコブラ・コマンダーもまた、バロネスに背中を撃たれて倒れます。 バロネスはその場を去りました。


「幽霊 パート2」  Fantom Part 2
──ブラックウォーター刑務所からメジャー・ブラッドとスクラップ・アイアンを脱獄させたレイスは、G.I. ジョーのビーチ・ヘッド、シップレック、グランド・スラムと戦う──。
特記事項
・ G.I. ジョーは非殺傷弾を浴びせられ、レイスたちを逃がしてしまいました。

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by joefig | 2016-02-27 17:18 | コミック

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