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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

資料/バトル・オブ・レイテ・ガルフ (2002年)

 いつもの如く唐突ですが、今回は10年以上前のジョーコンで発売された12インチのボックス・セット、バトル・オブ・レイテ・ガルフ (2002年) を記事にしたいと思います。
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 ボックス・アートはサム・ペトルッチ。
 手前の艦船はアメリカ海軍の戦艦U.S.S. ウィスコンシン (BB-64)。 奥の艦船は日本海軍の戦艦 武蔵。




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2002年ジョーコン 12インチ・トイ・ラインナップ一覧


   ボックス・セット
      バトル・オブ・レイテ・ガルフ/ファイティング・メン       
         アメリカン・バトルシップ・キャプテン (トーキング)  
         vs.  ジャパニーズ・バトルシップ・キャプテン (トーキング)

   スーベニア
         フィリピン・インベーダー
         フライト・ジャケット
      シビル・ウォー・セーラーズ
         ユニオン・ペティ・オフィサー・モニター (※北軍)
         コンフェデレート・ペティ・オフィサー・メリマック (※南軍)

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ボックス・セット概要


 バトル・オブ・レイテ・ガルフは、2002年6月27日~29日、バージニア州ノーフォークで開催されたハズブロ・インターナショナルG.I. ジョー・コレクターズ・コンベンション2002 “ レガシー・オブ・ヴァラー ” (勇者の遺産) で発売された12インチ・フィギュア2体セットです。


 開催地のノーフォークは世界最大の海軍基地として知られるため、2002年ジョーコンの12インチ・フィギュアは海軍とバージニア州にゆかりのあるテーマが選ばれています。


 バトル・オブ・レイテ・ガルフは、レイテ沖海戦におけるアメリカの戦艦U.S.S. ウィスコンシンと日本の戦艦 (おそらく武蔵) の艦長の2体セットです。
 ジョーコンではノーフォークのナショナル・マリタイム・センターに展示されているU.S.S. ウィスコンシンの見学ツアーも行われました。
 U.S.S. ウィスコンシンはアメリカ海軍が建造した最後の戦艦 (ただし完成は同型艦であるU.S.S. ミズーリのほうが後)、武蔵は大日本帝国海軍が建造した最後の戦艦でした。
 なお、有名な神風特別攻撃隊による特攻が最初に行われたのはレイテ沖海戦においてです。 


 一方、スーベニアとして発売されたシビル・ウォー・セーラーズは、南北戦争時代にバージニア州で行われたハンプトン・ローズ海戦の敵同士の2体セットです。
 ハンプトン・ローズ海戦は、鉄板で装甲された装甲鑑 (アイアン・クラッド) 同士による史上最初の戦いとして知られています。



 ところで、バトル・オブ・レイテ・ガルフのボックス・アートには日米の戦艦が描かれています。

 アメリカ側の戦艦は 「64」 の艦種分類番号が記載されているのでU.S.S. ウィスコンシン (BB-64) と同定できるのですが、ウィキペディアの 「レイテ沖海戦」 の項を見る限り、ウィスコンシンが特に目立った活躍をした様子はありませんでした。
 ウィスコンシンが選ばれたのは、単に前述の見学ツアーとこじつけただけなのかもしれません。


 一方、日本の戦艦のほうは、セットに含まれるジャパニーズ・バトルシップ・キャプテン (トーキング) のセリフからすると、この戦いで撃沈された戦艦のようです。
 実際にレイテ沖海戦で撃沈された日本の戦艦を調べてみたところ、該当するのは3隻 (武蔵、扶桑、山城) で、それらの画像を比較すると、ボックス・アートの戦艦はどうやら武蔵のようです。

 上は実際の武蔵。 下はボックス・アート。
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 武蔵と言えば、今年の3月3日、マイクロソフト社の共同創業者であるポール・アレンがフィリピン中央部のシブヤン海の水深1km の地点で武蔵を発見したとのニュースが話題になりました。

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ボックス・セット詳細


バトル・オブ・レイテ・ガルフ (2002年)/ジョーコン限定ファイティング・メン (ボックス・セット)
 Battle of Leyte Gulf
 150 セット限定。 アメリカン・バトルシップ・キャプテン、ジャパニーズ・バトルシップ・キャプテンのセット。
 素体2体のみのセットも200 セット限定で販売された。
 史上最大の海戦と呼ばれる、第二次大戦時のフィリピンでのレイテ沖海戦 (1944年10月) がテーマ。 2002年はこの戦いから60年後にあたる。
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コンベンション招待状より:
ザ・バトル・オブ・レイテ・ガルフ
 レイテ沖海戦は史上最大の海戦と呼ばれる。関わった船の数及び舞台となった海域の広大さにおいて、この戦いは歴史上比類のないものである。 結果的には、疑問の余地なく日本軍は戦争に敗北していたのだが、それを認めるまでに彼らは長い時間を要した。
 戦闘は1944年10月23日~26日にかけて続き、空、陸、そしてアメリカ陸軍の侵攻を受けていた日本占領下のフィリピン群島を取り囲む海域において、日本軍と多数のアメリカ軍が関わった。
 日本軍は統合的な指揮の欠落により、分断、海軍の不十分な調整、アメリカ軍に悩まされていた。 侵攻を実行したアメリカ第7艦隊司令官トーマス・C・キンケイド中将の上官は、南西太平洋方面最高指令官ダグラス・マッカーサー将軍であった。 侵攻支援のアメリカ第3艦隊は、真珠湾にいた太平洋艦隊司令官チェスター・W・ニミッツ提督の部下であるウィリアム・F・ハルゼー提督が指揮した。 両艦隊は唯一ワシントンの統合参謀本部のみの指揮下にあった。
 第7艦隊がフィリピンのレイテ島を侵攻した時、日本軍は施設防衛計画──その名も捷 (「勝利」) 1号を発動した。 空母4隻を含む北方部隊が日本から南下した。 これは訓練された飛行士不足から (それまでの軍事行動で全て失われていた)、日本軍の南方部隊と主力部隊のための針路を確保すべくハルゼーの第3艦隊を上陸拠点からおびき出すために計画された単なる囮であった。 彼らはスリガオ海峡とサン・ベルナルジノ海峡を経てレイテ沖に集結し、第7艦隊を攻撃することになっていた。
 日本軍主力部隊──戦艦5隻、巡洋艦12隻、駆逐艦15隻──は、サン・ベルナルジノ海峡に向かう間に10月23日に潜水艦から、翌日にはハルゼーの空母の航空機から攻撃を受けた。 この攻撃で戦艦1隻と巡洋艦2隻が撃沈、巡洋艦2隻が行動不能にされ、そのため主力部隊は遅れにより南方部隊との合流に失敗した。 その後、25日の夜明け前にスリガオ海峡で第7艦隊の海上艦に迎撃され、完全に敗走して壊滅寸前となった。
 囮を追ったハルゼーは、北方部隊の追跡に可能な全ての艦船を投入して北に急進した。 無防備となり、打撃を受けたもののいまだ強力さを残していた主力部隊はサン・ベルナルジノ海峡を抜けて来た。 それはサマールから第7艦隊の護衛空母の小部隊を攻撃して空母1隻を沈めた。 アメリカの残りの空母が逃げる間、随行駆逐艦と護衛駆逐艦は反転して大胆に反撃した。 アメリカの艦船のうち3隻が敗れたものの、彼らは空母及び地上基地航空機とともに日本の巡洋艦3隻を沈め、残存する主力部隊の行動中止をもたらした。
 ハルゼーは、ニミッツからの無線要請に応じて自分の第3艦隊を分割した。 一方には敵空母を追撃して北上させつつ、ハルゼーは戦艦6隻と空母3隻を率いて南に反転した。 彼がサン・ベルナルジノ海峡から到着した時には、すでに主力部隊は過ぎ去っていた。 翌日、彼の航空機は別の巡洋艦を沈めた。
 その頃、第3艦隊の北上部隊は4隻の囮空母を全て始末したが、新たに編成された日本のカミカゼ隊の航空機が第7艦隊の護衛空母5隻に向かって急降下してそれを沈めた。
 アメリカ側の全損失は、軽巡洋艦1隻、護衛空母2隻、駆逐艦2隻、護衛駆逐艦1隻であった。 恐るべきものがあった日本軍は、戦艦3隻、空母4隻、巡洋艦10隻、駆逐艦9隻を失った。
 レイテ沖海戦から煙が晴れた時、その結果には議論の余地がなかった。日本の艦隊は壊滅したのだ。


アメリカン・バトルシップ・キャプテン (2002年)/ジョーコン限定ファイティング・メン (バトル・オブ・レイテ・ガルフ)
 アメリカ海軍の戦艦の艦長。 ボックス・アートに描かれ、トーキング・ギミックのセリフで言及されている戦艦はU.S.S. ウィスコンシン (BB-64)。
 実際の当時のU.S.S. ウィスコンシンの艦長は初代艦長であるアール・エヴェレット・ストーン大佐 (当時)。
素体:
   タイムレス・コレクション・トーキング素体。
   ヘッドは赤毛+青い眼。
      セリフ (6種):
      " GI Joe USS Wisconsin reporting for duty."
      " Enemy planes at two o' clock."
      " Man battle stations."
      " All stations commence firing."
      " Helm come right to two, seven, zero."
      " This is the Captain, I have the con."
付属品:
 サービス・ドレス (ドレス・ホワイト)
   ピーク・キャップ    ホワイト・ドレス・ジャケット (肩章及び略綬付)
   ホワイト・ドレス・トラウザー    ホワイト・ドレス・ベルト    ホワイト・ドレス・シューズ
 ワーク・クローズ (カーキ・アンドレス・ユニフォーム)
   海軍ヘルメット    ライフ・ジャケット    カーキ・パンツ    カーキ・シャツ (襟章あり)
   カーキ・ベルト    ブラック・シューズ    ビノキュラー


ジャパニーズ・バトルシップ・キャプテン (2002年)/ジョーコン限定ファイティング・メン (バトル・オブ・レイテ・ガルフ)
 日本海軍の戦艦の艦長。 ボックス・アートに描かれている戦艦は武蔵。
 実際の当時の武蔵の艦長は猪口 敏平 (いのぐちとしひら) 海軍少将 (当時)。
素体:
   タイムレス・コレクション・トーキング素体 (セリフ6種)。
   ヘッドはジャパニーズ・ソルジャー。 黒髪+茶色の眼。
      セリフ (日本語6種、以下は英訳):
      " Captain Japanese Imperial Navy reporting for duty."
      " All stations commence firing."
      " This is the Captain, I have the con."
      " G.I.Joe, you sunk my battleship."
      " Enemy submarine off of port bow."
      " Abandon ship."
付属品:
 サービス・ドレス (※海軍通常礼装)
   ブルー・サービス・ドレス・ジャケット (※礼衣。 海軍大佐の袖章あり)
   ブルー・サービス・ドレス・トラウザー (※礼袴)
   ブルー・ピーク・キャップ (※軍帽。 正帽章あり)
   ホワイト・シャツ・ディッキー (※麻襦袢)    ブラック・ボウ・タイ (※襟紐)
   ブラック・シューズ (※短靴)
   レザー・ベルト (※剣帯)    ソード及びスカバード (※軍刀及び鞘)
 アンドレス・ユニフォーム (ワーキング・クローズ) (※海軍第一種軍装)
   ブルー・ジャケット (※軍衣。 海軍大佐の襟章あり)
   ブルー・トラウザー (※軍袴)
   ブラック・シューズ (※短靴)
   海軍ヘルメット (帽章あり)    ビノキュラー (階級章あり)
   ライフ・ジャケット    ブラック・レザー・ベルト    短剣及びスカバード (鞘)

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スーベニア詳細
※フィギュアの画像はいずれもマスター・コレクターMaster Collector (G.I.ジョー・コレクターズ・クラブの母体) から。


フィリピン・インベーダー (2002年)/ジョーコン限定 (バックヤード・パトロール)
 phillipine Invader
 400 体限定。 レイテ沖海戦時のアメリカ海兵隊のフィリピン上陸部隊の兵士。
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素体:
   ヘッドはクラシック・コレクションWW Ⅱヘッド。
   ボディーはクラシック・コレクション素体+ガン・ホー・グリップ。
付属品:
   カモフラージュ・ヘルメット    シャツ    パンツ
   WWⅡブーツ (ゲーターのモールドあり)×左右    ベルト
   シミュレーテッド・カモ・シェルター
   M-1 カービン    クリップ (※マガジン)
   カートリッジ・クリップ×2
   バヨネット (マチェーテ)    シース    ナイフ (※レイダー・ナイフ)
   バックパック    無線機
   キャンティーン    イントレンチング・ツール    カバー
説明文:
 なし。




ユニオン・ペティ・オフィサー・モニター (北軍) (2002年)/ジョーコン (シビル・ウォー・セーラーズ)
 Union Petty Officer Monitor
 150 セット限定。 モニター、メリマックのセット。
 鉄板で装甲された装甲鑑 (アイアン・クラッド) 同士による史上最初の戦いである、南北戦争時のハンプトン・ローズ海戦 (1862年) がテーマのセット。 2002年はこの戦いから140年目にあたる。 また、ハンプトン・ローズは2002年ジョーコン開催地であるノーフォークを含むバージニア州の水域名。
 北軍の装甲艦 U.S.S. モニターに乗船する下士官 (ペティ・オフィサー)。
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素体:
   ヘッドはシビル・ウォー・ヘッド。 ブロンド+青い眼+髭。
   ボディーはスーパー・アーティキュレーション・ボディー+ガン・ホー・グリップ。
付属品:
   シーマンズ・キャップ    シャツ    ジャンパー (インシグニアあり)
   ベル・ボトム・パンツ    ソックス    ブローガン (ブーツ)
   レザー・ベルト及びポーチ    リボルバー    ソード


コンフェデレート・ペティ・オフィサー・メリマック (南軍) (2002年)/ジョーコン (シビル・ウォー・セーラーズ
 Confederate Petty Officer Merrimac
 150 セット限定。 モニター、メリマックのセット。
 南軍の装甲艦 C.S.S. バージニア (旧名 U.S.S. メリマックのほうが有名) に乗船する下士官 (ペティ・オフィサー)。
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素体:
   ヘッドはシビル・ウォー・ヘッド。 赤毛+髭。
   ボディーはスーパー・アーティキュレーション・ボディー+ガン・ホー・グリップ。
付属品:
   シーマンズ・キャップ    シャツ    ジャンパー (インシグニアあり)
   ベル・ボトム・パンツ    ソックス    ブローガン (ブーツ)
   レザー・ベルト及びポーチ    リボルバー    ソード



フライト・ジャケット (2002年)/ジョーコン (スーベニア)
 詳細不明。 ジョーコン2002 “ レガシー・オブ・ヴァラー ”・ロゴのバック・プリント。

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 以上、バトル・オブ・レイテ・ガルフでした。
 明言こそされていないものの、戦艦武蔵の艦長がG.I. ジョーになっていたというのは面白いですね。

 1980年代に 『コミックボンボン』 に連載されていた 『地上最大のエキスパートチームG.I. ジョー』 のコミカライズ版の主人公がタテ・ムサシという名前だったことをふと思い出しました。

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by joefig | 2015-03-29 19:50 | 資料 | Trackback | Comments(2)
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Commented by edison at 2015-03-30 20:32 x
うわーこんなんでてたんですね。
小学生の頃、吉村さんの戦艦武蔵読んでワクテカしてたの思い出しました。
周りがエヴァに熱中する中、私は1人宇宙戦艦ヤマト観てました。えぇ、当時も変わらず後ろ向きな嗜好w

艦隊決戦は燃えますよねー。現実ではもう過去のものになって久しいですが。やべえこれはUSSフラッグ買う流れだ爆
Commented by joefig at 2015-03-31 19:03
>edisonさん
G.I.ジョー・フィギュアに日本兵があったことは知っていましたが、武蔵の艦長までG.I.ジョーになっていたのは意外でした。
日本では戦死者たちは英霊となって靖国に祀られますが、アメリカではあっぱれな兵士は敵味方共にG.I. ジョーになるんですね、きっと。

今の日本であのフラッグをレビューできるような漢がいるとしたら、それはきっとedisonさんに違いないでしょうね~。よろしくお願いしますよ! ふっふっふ。