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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

資料/「ザ・ディフェンダーズ」

 今回はハズブロの 「ザ・ディフェンダーズ」(1975・1976年) を記事にしたいと思います。

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 ハズブロ自身の手による 「G.I. ジョー」 のノック-オフ (パチもの) 商品です。



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「ザ・ディフェンダーズ」 概要


 「G.I. ジョー アドベンチャー・チーム」 (1970年~1976年) の末期、11 12 インチ・アクション・フィギュアからの撤退を目前にしたハズブロは、アクセサリー類の在庫整理を兼ねた廉価版シリーズを投入しました。 それが 「ザ・ディフェンダーズ」 "The Defenders " (1975・1976年) です。


 G.I. ジョーでは反戦に傾いた世論の圧力を受けてミリタリー路線から冒険のテーマに路線変更した経緯があったため、このシリーズでは 「G.I. ジョー」 の名称を使わないばかりか、パッケージにはハズブロのロゴも見当たらず、あたかもノック-オフ商品のようにディスガイズしています。

 アクセサリーなどにはG.I. ジョーや同アドベンチャー・チームの在庫品が多数流用され、ビークルはおそらくタカラの 「ニューGIジョー」 からの流用でした。

 もともと大々的にヒットさせる意図もなかった商品のため、販売は短命に終わりました。
 本家である G.I. ジョー・ブランドのほうも、翌1977年に 8 12 インチの 「スーパー・ジョー・アドベンチャー・チーム」 に移行したものの、ケナーの 「スター・ウォーズ」 の登場で市場を奪われることになります。

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フィギュア


11 12 インチ・アクション・フィギュア (1975年)/ディフェンダーズ
d0164702_02385660.jpg The Defenders (#9000)
素体:
   全て新規造型。
付属品:
   カモフラージュ・トランクス

 サイズは 11 12 インチですがG.I. ジョーより若干小ぶりだったようです。
 パッケージには一応 「アクション・フィギュア」 と書かれていますが、素体はブロー成型で可動は首、肩、股関節 (T-クロッチ) のみという女児向けの人形 (ドール) 並みの簡易なものでした。
 ヘッドは翌年アドベンチャー・チームのバレット・マンに流用されています。






















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ユニフォーム・アソートメント及びプレイセット


ユニフォーム・アソートメント (1975年)/ディフェンダーズ
 #9028
 フィギュアはなく、衣装のみのセット。
ラインナップ一覧:
   スナイパー・パトロール
      カモ・ジャンプスーツ、プラ製ストラップ付きスナイパー・ライフル
   コマンドー・アサルト
      ジャンプスーツ、プラ製ベルト、45口径ピストル、ホルスター
   フォワード・オブザーバー
      フード付きカモ・ジャケット、カモ・パンツ、無線機、地図&ケース
   アンブッシュ
      タイガー・ストライプ・ジャケット、ショーツ、トンプソン・サブマシンガン
   カウンター・アタック
      フード付きカモ・ポンチョ、プラ製ストラップ付きステン・ガン、アモー・クリップ (マガジン)
   ポイント・マン
      ボタン・ダウン・ジャケット、パンツ、プラ製ストラップ付きマシンガン 

※画像は海外サイトの PlaidStallions さんから拝借。 PlaidStallions さんごめんなさい。
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コマンド・ポスト (1975年)/ディフェンダーズ
 Command Post  #9020
 プレイセット。 フィギュア付属。

ストロング・ポイント (1975年)/ディフェンダーズ
 Strong Point  #9021
 プレイセット。 フィギュア付属。

シー・リカバリー (1975年)/ディフェンダーズ
 Sea Recovery  #9022
 プレイセット。 フィギュア付属。

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 ユニフォーム・アソートメントのパッケージ画像。
 「ディフェンダー、G.I. ジョー、その他の 11 12 インチ・アクション・フィギュアにフィット」 と表記されています。
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ビークル


コンバット・ジープ・ビークル (1975年)/ディフェンダーズ  
 Combat Jeep Vehicle
 フィギュアは付属せず。
 タカラの 「ニューGIジョー ジープ」 (1970年) のリデコ。
 モデルはウィリス M38 (ウィリス MC)。
 トレーラー・ヒッチの付いたものがアドベンチャー・チームのコンバット・ジープ・ビークル&トレーラー (1976年) に流用された。
※下の画像のものは実際の商品とは異なっており、荷台のモールドが違います。
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インシグニア/識別番号:
   アメリカ陸軍国際標識
   M-286    HQ-26




“アイアン・ナイト ”・タンク (1976年)/ディフェンダーズ  
 "Iron Knight " Tank  #9031
 フィギュアは付属せず。
 タカラの 「ニューGIジョー M-41 軽戦車」 (1970年) のリデコ (キャタピラの造形が異なる)。
 モデルは M41 ウォーカー・ブルドッグ軽戦車。
 Iron Knight は 「鉄の騎士」 の意。 おそらくアメリカ陸軍第66 戦車連隊 “アイアン・ナイト ” から。 
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インシグニア/識別番号
   アメリカ陸軍国際標識
   M-41    アイアン・ナイト    M556


 下は1975年のカタログ写真。 商品名は 「タンク」、商品番号は #9031 となっていましたが上記とは造形が異なるので、おそらく実際には発売されなかった試作品と思われます。 M-286 という識別番号もコンバット・ジープと同じものです。

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 ビークルのパッケージ画像。
 「ディフェンダーズ、G.I. ジョー、その他の 11 12 インチ・フィギュアにフィットするスケール」 と表記されています。

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by joefig | 2016-06-22 01:53 | 資料 | Trackback | Comments(2)
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Commented by NOR at 2016-06-30 20:44 x
公式がコッソリ出してたパチモノってすげぇ話ですね。しかもタカラ玩具からの流用アクセサリーとは!
タカラのジョー玩が本場で正式に売られてたなんて初耳だすげぇ!と思ったら現代で言うコンビニ商品みたいなノーブランド扱い。なんてのも、いろいろといらない妄想が掻き立てられます!
Commented by joefig at 2016-07-01 22:54
>NORさん
G.I.ジョーを名乗らないばかりか、ハズブロのロゴすら使わないあたりがズルいですよね。
商品の性格上、特に期待されたシリーズではなかったと思いますが、意外に売れてしまってどんどんラインナップがエスカレートしてしまう、みたいな展開があったら面白かったのに……なんて想像してしまいます。

タカラ製品の流用については、もともと初期のG.I.ジョー商品のかなりの点数が日本製だったりしますから、日本で作ってアメリカで売るというのは最初からの路線と言えるのかも。