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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

資料/アイアン・グレナディアーズ:ジ・エネミー (ARAH)

 ARAH 時代のアイアン・グレナディアーズ:ジ・エネミー (1988年~1990年) についての記事です。
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 このエリート攻撃部隊はデストロの恐怖の統治を世界に拡散する! ビークルは戦闘兵器の最新版で武装し彼らはG.I. ジョーとコブラに対する戦いに突入する。 (カタログの説明文より)



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                    ↑ 「ARAH」 トイ全リストの項へ

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アイアン・グレナディアーズ・ラインナップ一覧


1988年

   アイアン・グレナディアーズ (バトル・フォース2000)
      フィギュア
         アイアン・グレナディアーズv1      ヴォルターv1
      ビークル
         デストロズ・ディスポイラー + デストロv2
         D.E.M.O.N. + フェレットv1
         A.G.P. + ナラファイアv1


1989年

   アイアン・グレナディア ーズ
      フィギュア
         T.A.R.G.A.T. (v1)      アナイアレーターv1
      ビークル
         デストロズ・レイザーバック + ワイルド・ボアv1
         ダークロンズ・イヴェーダー + ダークロンv1


1990年

   アイアン・グレナディアーズ
      フィギュア
         メタル-ヘッドv1      アンダートウv1
      ビークル
         デストロズ・ドミネーター

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アイアン・グレナディアーズ (ARAH) 概要


 アイアン・グレナディアーズは、初年度のみ 「G.I. ジョー:バトル・フォース2000」 のサブテーマに含まれる敵組織として発売され、翌年以降は独立したサブテーマとなりました。

d0164702_10364487.jpg 右はアイアン・グレナディアーズのインシグニアである、デストロ氏族の紋章 (エンブレム)。

 彼らはデストロの私設軍隊であり、武器供給者である彼に率いられているだけあって未来的なハイテク装備で武装し、軍隊であるだけでなくデストロの軍需企業 M.A.R.S. (ミリタリー・アーマメンツ・リサーチ・システム) の死の商人でもあります。
 武器供給者として彼なりの損得勘定でコブラに加担してきたデストロは、ついに自らの勢力を率いて表だった行動に出て、第三勢力としてG.I. ジョーともコブラとも戦う道を選びました。

 しかし、このシリーズは1990年で最後となり、1992年にはデストロv3 がコブラ側から発売されるなど、アイアン・グレナディアーズの設定は意識されなくなりました。

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1988年 (バトル・フォース2000)


アイアン・グレナディアーズv1 (1988年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_17394398.jpg Iron Grenadiers
 デストロの私設軍隊アイアン・グレナディアーズの一般兵。
 grenadier は 「擲弾兵」 の意だが、おそらくイギリス陸軍所属の近衛歩兵連隊のひとつ 「グレナディア・ガーズ」 を意識したもの。
特記事項:
・ 準備稿では 「ネームレス・リージョン (レギオン)」、 「ステンレス・スティール・ブリゲード」、 「ハード・コー」 など。
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素体:
   全て新規造型。
付属品:
   マシンガン (※ウージー)、ピストル、ソードはいずれも新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:アイアン・グレナディアーズ  デストロズ・エリート・トルーパー
専門:テロリズム、販売、市場開拓
 アイアン・グレナディアーズはデストロの私的ボディーガードから厳選されている。 彼らはデストロが新たな領域に侵入する際の尖兵である。 工作員、扇動家、妨害工作員、あるいは完全なテロリストとして活動するアイアン・グレナディアーズは、問題のない国を混乱に次ぐ混乱へと向かわせ、そうすることで以前には何も起きていなかったところにデストロの兵器のための新たな市場を作り出す。 彼らには総売上に対する歩合が支払われる。
  「これまでに出会った中で最も饒舌な中古車セールスマンを想像して欲しい。 しかもそれが世界で最も巧妙な会計士であると想像して欲しい。できただろうか? その同じ奴が、さらに爆発物、小火器、徒手格闘術の専門知識を持っていることを描いてみてくれ、そして世界中の他の傭兵グループはこれまでに自分たちの顧客の興味を惹きつけてきた彼らを好ましく思っていないという事実をそこに加えて欲しい。 それこそがアイアン・グレナディアなのだ」







ヴォルターv1 (1988年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_17382006.jpg Voltar
 ターゲット限定アルティメット・エネミーズ! (1989年) として、G.I. ジョーのマスクラットv1 (1988年) とのセットでも発売された。
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特記事項:
・ Voltar の意味は不明だが、フィギュアにはコンドルが付属することから少なくとも valture とは関連がある。
  valture (ヴァルチャー) は ① 「ハゲワシ」、② 「(弱者を食い物にする) 強欲な人間」 の意。
・ Volt- の要素としてはおそらく volt から。
  volt (ヴォールト) は ① 電圧の単位 (ボルト)、② 馬術の巻き乗りのこと。 語源はイタリア語の 「回転」。
・ なお、コマンド・ファイルにはナポレオンやフランスの元帥について言及があるが、フランスにはヴォルテール Voltaire という有名な哲学者がいる。 ヴォルテールはフランソワ-マリー・アルエのペンネームで、ヴォロンテール (意地っ張り) という渾名をもじったものといわれる。 Voltaire の英語読みはヴォルテアまたはヴォールテア。
・ 準備稿の名称は 「ロード・コンドル」、「グラーフ (伯爵のドイツ語)」、「マダガスカル」、「フィールド・マーシャル・ナル」。
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素体:
   全て新規造型。
付属品:
   高周波通信パック、モディファイド・ウージー・サブマシンガン、コンドルはいずれも新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:ヴォルター  デストロズ・ジェネラル
 ヴォルターは極めて有能な傭兵の指揮官だった。 実のところ、彼は自分を雇用した臨時政府、革命評議会、軍事的独裁からその継続的な立場を許されるには有能すぎた。 彼は完全に勝ち目がなく、敗北が差し迫るかに見えた中から勝利をもぎ取ることができたが、常に大参事の一歩先を見据え、決して振り返ることはない。 勝者は決して振り返らないのだ。
 「彼には将軍としての最も賞賛すべき資質がある。 ナポレオンの逸話は知っているか? フランスの元帥たちは一人の若き指揮官の戦術に長けた能力を絶賛していた。 小さな伍長は簡単に彼らを切り捨てた、実に結構なことだが、一つのことを教えてくれる;そいつに運はあるか?」──デストロ談。







デストロズ・ディスポイラー (1988年)/アイアン・グレナディア (ビークル)
 デストロv2 付属。
 despoiler は 「略奪者」 の意。
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主要諸元:
   DES-VH ターボ・ファン・エアー・インダクション・エンジン
   “ コールド・ボックス ”・ハイ-テンプ・レンジ・スラスト・ディバーター・メカニズム
   VTOL (垂直離着陸) ディレクショナル・スラスター・ローター
   水平後部設置スラスター・ローター
   “ バット・ウイング ”・スタビライザー
  ■デストロ-サイズド・“ ディスポイラー ”・オペレーションズ/コマンド・シート (フィギュア1体搭乗可)
  ■別売りの D.E.M.O.N. にドッキング可能。
武装:
  ■“ デリュージⅠ ”・デストロ-OB4 デュアル・ミニ-ミサイル (空対地/空対空) ×2基 (着脱可)
  ■“ ラビッド ”・ラピッド・バースト20mm リピーティング・キャノン (ダブル・レーザー・ガン)×2門
      (旋回、仰角可動)
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族のエンブレム
   その他識別番号などは読解不能


デストロv2
d0164702_18272868.jpg Detro
 デストロズ・ディスポイラーに付属。
 コマンド・ファイルに本名が明記された。
素体:
   ヘッドはデストロv1 (1983年) のジョイント部を改修。
   ボディーは新規造型。
   布製の赤いケープあり。
付属品:
   ソード (※クレイモア) は新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:デストロ
ファイル名:ジェームズ・マッカラン・デストロ
専門:アイアン・グレナディアのリーダー&武器製造者
出身地:スコットランド、カランダー
 かつてコブラへの主要な供給者でありアドバイザーであったデストロは、今や自分自身の悪魔的な目的を追い求めている。 私的ボディーガードの中からアイアン・グレナディアーズの小規模な軍隊を構成し、不安定な国々の不安を刺激して軍事用の新たなマーケットを生み出しているのだ。 その影響が世界中で成長するにつれ、彼はかつてコブラ・コマンダーが抱いた夢を抱く。
 「先祖の1人はイングランド内戦において双方の陣営に武器を売ることにより家督を始めた。 ある先祖がクロムウェルの手の者によって現場を押さえられ、不気味な鋼鉄の仮面を着用することを強いられた。(彼らは罰は与えなければならなかったものの、依然として彼の武器を欲していたのだ。) その時以来、デストロ氏族の当主は誇りをもって仮面を着用し、次の世代へとそれを継承したのである」







D.E.M.O.N. (デーモン) (1988年)/アイアン・グレナディアーズ (ビークル)
 D.E.M.O.N.
 フェレットv1 付属。
 D.E.M.O.N. は Dual Elevating Multi-Ordinance Neutralizer の略。
 英語の demon (ディーマン) は 「悪魔」 の意。 語源は古代ギリシア語のダイモーンで、神と人間の中間にある精霊を指した。
 ロー・アサルト・クラフトからエレべーテッド・アタック・ビークルに昇降。
特記事項:
・ シールには赤い竜のノーズ・アートが付属する。 象徴学では赤い竜については以下の2つの伝承が有名。 どちらもローマ帝国の軍旗が起源。
・ 『新約聖書』 の 「ヨハネの黙示録」 には黙示録の獣として赤い竜が登場する。 キリストを迫害したローマの象徴であり悪魔の象徴。
・ イギリスでは赤い竜はブリトン人 (ケルト系)を指した。 ローマ属州時代の軍旗を継続使用していたため。 一方、侵略者側のサクソン人 (ゲルマン系) は白い竜で表された。 なお、デストロ氏族はスコットランド人 (ケルト系)。
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主要諸元:
  ■コックピット
   (開閉、フィギュア3体搭乗可。 操縦士/通信士/火器管制官)
  ■装甲側部搭載昇降アーム (可動)
  ■EPHC (エレクトロニック・パイロット・ヘルメット・コネクション) スポットライト・ハウジング (旋回)
      外付け度高焦度キセノン・スポットライト/太陽光集光装置
d0164702_20290252.jpg武装:
  ■ルーフ搭載マグネティック・アレイ・トリプル・レンズ・レーザー (旋回)
  ■“ オメガ ”目標補足スキャナー/旋回ベース (旋回)
      熱探知画像光学スキャナー
     ■“ インフィニティーⅢ ” 可変エネルギー3連レーザー
      (仰角可動。 上部にディスポイラー合体可)
  ■“ トライキャップ ” トリプル・コンピューター補正対空、対人ミサイル×6基
   (着脱可。 ランチャー上部は仰角可動)
  ■テール・ガン (旋回)
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族エンブレム
   88917
   赤い竜のノーズ・アート


フェレットv1
d0164702_17554674.jpg Ferret
 D.E.M.O.N. に付属。
 ferret はヨーロッパ産のイタチの一種。 語源はラテン語 furonem かイタリア語 furone で共に 「泥棒」 の意。
 なお、コブラにはフェレット ATV (1985年) というビークルがあるがこの兵科とは無関係。
素体:
   全て新規造型。
付属品:
   なし。
コマンド・ファイル:
コードネーム:フェレット  アイアン・グレナディア D.E.M.O.N. ドライバー
 フェレッツはデストロの装甲強襲大隊の根幹をなす。 D.E.M.O.N.'s (デーモンズ) と呼ばれる彼らの戦闘ビークルは、空挺侵入者の着地地点を抑えて確保することと同様に敵の防衛拠点を無力化する長距離機械化攻撃の尖兵となることが期待されている。 D.E.M.O.N.の要である速度、距離、攻撃火力が設計上の優先事項となって以来、乗員保護、快適さ、安全性のエリアは犠牲にされた。
 「フェレッツはその頑なに前向きな態度を基に選ばれて訓練を受ける。 これは彼らにとって重要な属性なのだ。 D.E.M.O.N.'s の部隊がフル・スロットルで攻撃編隊を組み、全ての武器システムを発射する時、事実上彼らは止められぬ者となる! 編隊が解かれ、攻撃のペースが緩み、あるいは背後から反撃されれば、携帯型ロケット・ランチャーを持った歩兵はD.E.M.O.N.'s を燃え上がるうどの大木に変えてしまうからだ! 彼らのモットーはこうあるべきだ、“振り返るな! ”」







A.G.P. (1988年)/アイアン・グレナディアーズ (ビークル)
 A.G.P.
 ナラファイアv1 付属。
 A.G.P. は 「エンタイ (アンチ)-グラビティー・ポッド」 の略。 反重力ポッド。
特記事項:
・ AGP には 「酸性糖タンパク質」 の意味がある。 パイロットのナラファイアが高タンパクの粥を摂取しているという設定はそこから。
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主要諸元:
  ■防弾反射広視界キャノピー (開閉、フィギュア1体搭乗可)
  ■“ エンタイ-グラヴ ” VTOL (垂直離着陸) ジェット・エンジン (垂直・水平回転)
   “ ハマー・ヘッド ” 形状 FLIR (前方哨戒赤外線レーダー)
  ■リブ強化垂直型方向舵スタビライザー (可動)
武装:
  ■“ ビッグ・ヒット ” 106mm 無反動キャノン/ワイヤー誘導弾 (仰角可動)
  ■“ STUNG ” ミサイル×4基 (着脱可)
   (スタング、サイレント・ランニング・チタニウム・アンダー-レーダー・グラビティー)
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族エンブレム
   7.H-9.5


ナラファイアv1
d0164702_17530104.jpg Nullifier
 A.G.P. に付属。
 nullifier は 「無効化する者」、「無力化する者」、「破棄者」 の意。
 元々はコブラ-ラのインセクティサイクル (未発売) の付属フィギュアとしてデザインされたもの。
素体:
   全て新規造型。
付属品:
   バイザーは新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:ナラファイア  アイアン・グレナディアA.G.P. パイロット
 アンチ-グラビティー・ポッド (エネルギー消費量の性能比がよくないと見なされる) の唯一の利点は急激に旋回し “ びたりと止まる ” その能力だ。 この種の急激な機動はナラファイア以外の者を肉体的に衰弱させてしまうのだ! このA.G.P. パイロットたちには毎日6時間のウェイトトレーニングが課せられるが、それは純粋に彼らの大柄な体格と高度の耐久性を維持するためである。 単純な旋回の際に通常の人間をゼラチン状のパルプに変えてしまうようなビークルを指揮するにはこうした訓練が必須なのだ。
 「ナラファイアには、もっぱら灰色の粥のような見た目で濡れたダンボールのような味の高タンパクの粥の食事が与えられる。 彼らの筋肉は常に痛み、ストレスで絶えず神経が苛立っている。 そのためナラファイアはいつも過激な番犬のように短気で、噛みつきかねないのだ!」


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1989年


T.A.R.G.A.T. (ターゲット) (v1) (1989年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_17083357.jpg T.A.R.G.A.T.
 T.A.R.G.A.T. は 「トランス・アトモスフェリック・ラピッド・グローバル・アサルト・トルーパー」 (「大気圏横断緊急グローバル強襲兵」 といった意) の略という設定。
 読みはおそらく 「ターゲット」 (target、「標的」) とあまり変わらない発音。 スペルの違いは量販大手のターゲット社に配慮した可能性あり。
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素体:
   全て新規造型。
   サスペンダーの左肩部にデストロ氏族の紋章あり。
付属品:
   シェル (手動でウイング展開・収納)、フェイス・シールド、ジョイ・スティック、レーザー・ガンはいずれも新規造型。
   ホース。
コマンド・ファイル:
コードネーム:T.A.R.G.A.T.  トランス・アトモスフェリック・ラピッド・グローバル・アサルト・トルーパー
 常に技術の最先端にあるデストロの技術者たちは、アクセスが全く不能な地点に軍隊を投入する方法を編み出した。 大気圏横断緊急グローバル強襲兵は、装甲が施された自立型、バイオ-システム・スーツ、ハンググライダーと武器プラットフォームを兼ねたセラミック複合ヒート・シールドを身にまとってシャトルから軌道上に展開する。 彼らの目標上への再突入は簡単に流星雨と間違えられるかもしれない──彼らが撃ち始めるまでは!
 「T.A.R.G.A.T.s は強襲兵のように実に恐ろしいが、防衛兵員の心理的インパクトはさらに大きい! 自分を人間隕石に変えるほど狂っている者と戦うことを誰が望むだろうか?」






アナイアレーターv1 (1989年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_17164125.jpg Annihilator
 annihilator は (徹底的な) 「破壊者」、「全滅者」 の意。
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素体:
   全て新規造型。
   ベルトのバックルはデストロ氏族の紋章のモールド。
付属品:
   ミニ-タービン・ヘリコプター・バックパック、マシンガン、ハンドガンはいずれも新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:アナイアレーター  デストロズ・エリート・トルーパー
 アナイアレーターズはデストロの私的ボディーガードでありエリート空中強襲部隊である。 彼らは背中のミニ-タービン・ヘリ-パックで海、空、地に“離陸”して展開し武装したイナゴのように目標を急襲できる。 アナイアレーターズはアイアン・グレナディアーズの中から徴集される。 アナイアレーターズ部隊の教化の一部として、彼らは強引な電話勧誘員として見習い期間を勤めなければならず、デストロの M.A.R.S.(※) 軍備企業のために販売を獲得している。 これはデストロの財源増収の支えとなるだけでなく、彼らの不屈さと無情さも強化している!
 「アナイアレーターズは勲章を手に入れることはないが、M.A.R.S. の株やデストロの利益分配プランの盛んな配当を得ている! この男たちは敵対的買収の究極のスペシャリストなのだ!」
※ミリタリー・アーマメンツ・リサーチ・システム







デストロズ・レイザーバック (1989年)/アイアン・グレナディアーズ (ビークル)
 Destro's Razorback
 ワイルド・ボア付属。
 razorback は ① 「ナガスクジラ」、② 背の隆起したアメリカ産の 「野生のブタ/イノシシ」。
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主要諸元:
  ■エンジン (カバー開閉)
  ■コックピット (開閉、フィギュア2体搭乗可)
  ■360°全方向型割れ防止ドーム (開閉、旋回、フィギュア1体搭乗可)
  ■油圧式アタック・エレベーション・メカニズム (アタック・モード機体昇降アクション)
  ■トウ・フック (ビークル牽引可)
  ■全地形追従トレッド (ピボット可動、コロ走行)
武装:
  ■205mm デュアル・パルサティング、対戦車/対人キャノン (仰角可動)
  ■OVX-902 “ショート・ブラスト ” 地対地攻撃ミサイル×8基
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族エンブレム
   PPC 42059  3U:FO S!
   785


ワイルド・ボア
d0164702_17475850.jpg Wild Boar
 デストロズ・レイザーバックに付属。
 wild boar は 「イノシシ」 の意。
素体:
   全て新規造形。
付属品:
   ヘルメットは新規造型。
   ホース。
コマンド・ファイル:
コードネーム:ワイルド・ボア  レイザーバック・ドライバー
 レイザーバックはアイアン・グレナディアーズの主力前線襲撃ビークルである。 その目を見張る火力は数分以内で敵ビークルを完全破壊することができるのだ! アイアン・グレナディアーズの 「クレーム・デ・ラ・クレーム」 だけがレイザーバック・ドライバー・プログラムに認められる。 全ての新兵は拷問のような訓練計画に耐えなければならず、そこで強調されるのは訓練、訓練、また訓練なのだ! 生き残った者は、レイザーバック・ドライバーとしての敬意とデストロの高利益の利益配分ブランから多額の株の配当を手に入れるのである!
 「アイアン・グレナディア軍は──コブラに数では劣るものの──より訓練され、よりよい装備を施され、より資格あるリーダーシップの利益を享受している。 ワイルド・ボアーズは戦場における強敵であるが、それは彼らが最大の恐るべき性質──成功しようとする意志を体現しているからだ」







ダークロンズ・イヴェーダー (1989年)/アイアン・グレナディアーズ (ビークル)

 Darklon's Evader
 ダークロンv1 付属。
 evader は 「敵地脱出者」、「逃避者」、「徴兵逃れ」 の意。
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主要諸元:
   325hp デュアル・ターボチャージャー・マルチ-フューエル・ターバイン (タービン)
  ■キャノピー/ビークル油圧式エレベーション・システム (開閉)
     ■“ ブラック・フード ” 防弾反射形状キャノピー (フィギュア1体搭乗可)
武装:
  ■“ エリミネーター ”・キャノピー搭載9mmマシンガン×左右 (仰角可動)
  ■赤外線熱線画像スキャナー・レーダー/ミサイル・ラック (旋回)
     ■“ パスーアー ”・ルーフ搭載熱源追尾スティンガー型ミサイル×2基 (着脱可。 XT のシール表示あり)
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族エンブレム
   その他識別番号などは読解不能


ダークロンv1
d0164702_17064216.jpg Darklon
 ダークロンズ・イヴェーダーに付属。
 Darklon は個人名。 デストロの縁戚。 マーベル版コミックでは東ヨーロッパの小国 「ダークロニア」 の統治者。
特記事項:
※本名がダリオ・クラナッツとする資料あり。 出展不明の情報のため確認中。
素体:
   全て新規造型。
付属品:
   ガトリング・ガンは新規造型。
コマンド・ファイル:
コードネーム:ダークロン  イヴェーダー・ドライバー
 ダークロンはデストロ氏族の遠戚にあたり、私略船、傭兵、投資銀行家の長い家系の末裔である。 コブラの乗っ取りを企てたデストロからその軍団を率いるよう呼び寄せられるまで、彼はアルプスの鉄の城から最高入札者のために戦う私設軍隊を派遣していた。
 「イデオロギーや倫理学には全く縛られていないダークロンは、純粋に欲望に従っている。 彼の電話勧誘員は “ 合理的な時間給 ” と現金割戻しを提示することで傭兵軍団の仕事を獲得していることで知られている!」


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1990年


メタル-ヘッドv1 (1990年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_18392283.jpg Metal-Head
 metal-head は音楽のヘビーメタルの熱狂的なファンのこと。
特記事項:
・ DiC 版アニメでは G.I. ジョーのキャプテン・グリッドアイアンとは大学の同窓という設定。
・ バトル・コーのメタル-ヘッドv2 (1994年) で本名がスチュワート・A・フィンレーであることが判明。 メリーランド州アナポリス出身。   
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素体:
   全て新規造型。
付属品:
   フレーム型バックパック、ミサイル・パック×2、ヘルメット、レッグ・ミサイル・パック×2、ミサイル×6、ガンはいずれも新規造型。
   ホース×2。
コマンド・ファイル:
コードネーム:メタル-ヘッド  デストロズ・アンチ-タンク・スペシャリスト
 メタル-ヘッドは歩く対戦車兵器だ! 彼は高性能爆薬チューブを発射し、手も足も使わずにそれをレーザー・ビームで目的まで誘導できる。 彼の音声作動兵器の命令システムは、回路と彼のブラスト・スーツの様々なコンポーネントに組み込まれた目標補足コンピューター・モジュールとで構成されている。 彼がしなければならないのは目標を目で捉えた後、コンピューターが距離を “読んで ”、軌道を計算し、青信号が光るのを待って、発射シークエンスを完成するために “バン ” と叫ぶことだ。
 「実際の目標補足コンピューターは彼の脳の中に居座っており、それにはオフ・スイッチがない。 この男は仕事に没頭するあまり、夕食のために座っている時でさえ戦闘準備をしているのだ。 彼はテーブルの端から端へと渡されるマッシュポテトを自動追跡して視覚補足センサーをテストする。 ミートローフからどう蒸気が上がるかを観察して風偏を計算する。 さらにグリーンピースをミクロの標的とみなして、その直径を測定するのだ。 彼に正面から見つめられたら、まるで自分の額の上に的があるかのように感じるだろう」







アンダートウv1 (1990年)/アイアン・グレナディアーズ (シングルパック)
d0164702_15455061.jpg Undertow
 undertow は 「逆流」、「引き波」 の意。
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素体:
   全て新規造型。
付属品:
   ライディング・スキッフ、トルピード (※ミサイル)、
   マスク、トライデント、フリッパー×2、
   バラクーダ (※カマス) はいずれも新規造型。
   ホース。
コマンド・ファイル:
コードネーム:アンダートウ  デストロズ・フロッグメン (※デストロの潜水工作員)
 どんな潜水工作員もきれいな水や最適な条件の下でなら効率的に作業できる。 だがアンダートウは、特に産業用や軍事用の水辺地帯を詰まらせて塞ぐ、暗く汚染された水域で機能し戦えるよう訓練されている。 彼のウェット-スーツは無毒で非腐食性の材料で作られている。 彼のフェイス-マスクは油膜をはじくためにシリコンで覆われ、有害な生物学的要素や伝染病に対し有機的な処理が施されている。
 「アンダートウはあらゆるものの中を泳ぐ! この男に比べればヒルですら親しみやすく見える! 彼をその自らの環境下で破ることはほぼ不可能だ! もしも彼を彼自身の裏庭に連れて行かねばならなくなったら、出かける前に、まず最初に破傷風の予報接種をしなければならない。 このスライム-スイマーに対する最良の防御は、安全距離を保ち、防備の施された柵の後ろから手榴弾を投げることだ」







デストロズ・ドミネーター (1990年)/アイアン・グレナディアーズ (ビークル)
 Destro's Dominator
 付属フィギュアなし。
 dominator は 「支配者」 の意。
 戦車から攻撃ヘリに変形。
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主要諸元:
  ■エンジン・フレーム及びテール・ブーム (伸縮可)
  ■トラック・トレッド (キャタピラ部分。 格納・展開可)
  ■同調式コンピューター制御ローター・ブレード (折りたたみ・展開可)
  ■パイロット・コックピット (耐レーダー・キャノピー開閉、フィギュア1体搭乗可)
  ■ガナーズ・コックピット (耐レーダー・キャノピー開閉、フィギュア1体搭乗可)
   CXP-230 複合排気装置、アフターバーナー可
武装:
  ■チン・ターレット (旋回)
     ■ミサイル・ランチャー (スプリング式発射ギミックあり)    ミサイル 
  ■マルチ-ショット、速射3.5mmミサイル・ポッド (回転)
  ■マシンガン (※ガトリング砲)×左右 (仰角可動)
  ■二連マシンガン (旋回)
  ■地対地ミサイル×4基 (着脱可)
インシグニア/識別番号:
   デストロ氏族エンブレム
   D.D (※デストロ・ドミネーター) 6°13
   2.2L T-BINE

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その他


 以下のフィギュアにはアイアン・グレナディアーズとの何らかの関わりがみられるが、アイアン・グレナディアーズとしてのリリースではなかった。
   デストロ
      アイアン・グレナディアーズのリーダーであるが、ARAH のv1 (1983年) 及びv3 (1992年)、
      スター・ブリゲード・アーマー-テックのv4 (1993年) にはアイアン・グレナディアーズの記載はない。
   スクラップ-アイアンv1 (1984年)/ARAH
      コマンド・ファイルには 「デストロの軍需会社の製造設計士であると思われる」 と記載されているが、
      通常彼がアイアン・グレナディアーズのメンバーとみなされることはない。
   T.A.R.G.A.T. (v2) (1993年)/スター・ブリゲード
      v1 はアイアン・グレナディアーズのメンバーであったが、ここでは記載は特になし。
   メタルヘッドv2 (1994年)/バトル・コー
      v1 はアイアン・グレナディアーズのメンバーであったが、ここでは記載は特になし。

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インターナショナル


「コマンドス・エム・アサオン」
 エストレージャ社から発売されたブラジル版ARAH。
 フォルサ・デストロ Folça Destro のシリーズ名で以下のトイが発売された。
 フィギュア
   デストロ Destro (1990年)……アイアン・グレナディアーズのデストロv2。
   テロルク Terrork (1990年)……アイアン・グレナディアーズのアイアン・グレナディアv1。
   Dr. マインドベンダー Dr. Mindbender (1991年)……ARAH のDr. マインドベンダーv1。
   アストロ-バイパー Astro-Viper (1991年)……ARAH のアストロ-ヴァイパーv1。
   シクロン Ciclon (1991年)……ARAH のオーバーロードv1。
 ビークル
   D.E.M.O.N. (デーモン) (1990年)……アイアン・グレナディアーズのD.E.M.O.N.。
   V.I.B.O.R.A.(ビボラ) (1990年)……アイアン・グレナディアーズのデストロズ・ディスポイラー。
   A.T.I.L.A.(アチーラ) (1991年)……アイアン・グレナディアーズのデストロズ・ドミネーター。
   F.E.R.A. (フェラ) (1991年)……ARAH のステラ・スティレトー。
   S.A.P.O. (サーポ) (1991年)……ARAH のポーゴー。


「G.I. ジョー:インターナショナル・ヒーローズ」
 ファンスクール社から発売されたインド版ARAH。
   メタル・ヘッド (2003年)……メタル-ヘッドv1 のリデコ。

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by joefig | 2017-02-03 19:39 | 資料 | Trackback | Comments(4)
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Commented by フォースガン at 2017-02-03 20:33 x
リクエストありがとうございます。しかしバトルフォース2000と比べ短くも長生きできたグレナディアーズ。時代とアニメの都合上、コブラコマンダーの復活とあいまって、長続きできませんでしたね。設定は2000と比べると大分ましですけど・・・・それはそうとT.A.R.G.A.T. は驚きました。自分はてっきりコブラの兵士じゃないかと思ってました。しかも大気圏から降下するとは!あと1989年以降、黒をメインとしたカラーリングが少なくなっている。これも残念な所の一つです。
Commented by joefig at 2017-02-04 02:15
>フォースガンさん
お待たせしました。
フィギュアのカラーリング、2年目からは一貫性がない感じなのが惜しいですよね。 ずっと後のジョーコンやGIJCCのメンバーシップ・フィギュアなどではこの辺りがちゃんと意識されており、初年度のアイアン・グレナディアーズのカラー・スキームに準じたリペイントやリメイクが行われているので嬉しいです。

T.A.R.G.A.T. は、v2はスター・ブリゲードのサブテーマではコブラの兵士としてのリリースでしたから、アイアン・グレナディーアズの印象が薄いところはありますね。他にも、JvCの時期にアンタートウやナラファイアがコブラの兵士としてリリースされたことがありますが、ジョーコン限定パラドロップのナラファイアv4のコマンド・ファイルに基づくと、こうしたケースの兵士たちは、どうもアイアン・グレナディーアズからコブラに貸与されているという形のようです。
Commented by NOR at 2017-02-05 01:20 x
「粥のような見た目で濡れたダンボールのような味の高タンパクの粥」
オートミールのクッソまずい版ってカンジでしょうか(笑)

金デストロは元祖マスターミクロマンですね(笑)
デストロの中では一番好きなバージョンです。

グレナディアーズはヴォルターとかナラファイアとかダークロンとか、地味ダサでなんとも言えない味わいですな~。

コブラ=ラヴィークルは個人的には出して欲しかったです。
ゲテモノ玩具好きの私としては飛び付きアイテムになったと思います。
しかしナラファイアはせめて色くらいもうちょっとグレナディアーズっぽくして欲しかったところです。

このシリーズはヴィークルがイイんですよね。
デーモンとかドミネーターとか、ギミックは意味不明ながらめっちゃ憧れます。壊れやすいんですけど(笑)
Commented by joefig at 2017-02-06 00:00
>NORさん
デストロとグレナディアーズ一般兵はなかなかいい感じなのに、他の連中はコンセプトを押さえていないのがもったいないですよね。
特にアナイアレーターに関しては、脳みそが絶対収まらないようなヘルメットが気になります。

コブラ-ラは、今となってみればもう少しネタを続けてほしかったシリーズですね。グロい感じの生体兵器が見たかったです。
ナラファイアも得体のしれない気持ち悪さが漂っていますね。なんだか触りたくないような色をしてます。

ビークルはカクカクしていてちょっと安っぽい感じですが、ミクロマンの乗り物に流用するような目で見るなら使い勝手がいいデザインという気もします。ただ壊れやすいというご指摘は納得してしまいますね。直感的にそんな感じに見えます。