資料/フューリー・フォース
「G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー」 の土台となった企画です。
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12インチ時代のG.I.ジョーは、DC コミックに頻繁に広告を掲載したり、また戦争モノのコミック 『サージェント・ロック』 を意識していたふしもあるなど、DC と縁があったのですが、3.75インチ化される際にはマーベル・コミックとタイアップすることになりました。
その経緯は、あるチャリティー・パーティーが開かれたとき、たまたま出席していたハズブロとマーベルの社長が男子トイレで隣り合わせになり、用を足しながら互いの業界の話をしているうちに、ハズブロの社長から新作フィギュアの企画について何かいい知恵はないかと相談されたマーベルの社長がこれに応じたもの、とされています。
同じ頃、マーベル・コミックのライターであるラリー・ハマは、ニック・フューリーの息子がエリート・チームを率いて悪のテロリスト組織ハイドラと戦う、という新作コミックのアイディアを温めていました。 それが 「フューリー・フォース」 です。
ハズブロ社とのタイアップ企画を持ち帰ったマーベル社は、ラリー・ハマに新しい 「G.I.ジョー」 の企画を任せることになり、ハマは 「フューリー・フォース」 で構想していた要素をそこへ落とし込むことにしました。
こうして出来上がったのが 「G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー」 です。
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フューリー・フォース
フューリー・フォースのメンバー。
スカーレットやホーク、スネーク・アイズの原型とみられるキャラクターたちがいます。
文字が薄いため、彼らの正確な名称はわかりにくいです。
上段左から
リリアン・ゴール Lilian Gaul またはライラ・ガリル Lilah Galil、使用銃はイングラム。
ニック・フューリー・ジュニア (サージェント・フューリー Sgt. Fury)、使用銃はイングラム。
スティーラーSteeler、使用銃はM60 マシンガン。
スプーク Spook、使用銃はレミントンM870 ショットガン。
下段左から
ルーイ・ルーイ Louie Louie、使用銃はH&K G3 SG/1 スナイパー・ライフル。
ジェリー Jelly、使用銃はM79 グレネード・ランチャー。
ブリー・ジョー Bri Jo またはブルッホ Brujo、使用銃はイングラム。
右下には 「ラリー・ハマ 1981年」 の署名。
ニック・フューリー・ジュニア。
バイクとフューリー・フォースのインシグニア (赤地に黒文字と指定があります)。
銃器類。
イングラム、M79 グレネード・ランチャー、M60 マシンガン、レミントンM870、コルト・ガバメント、H&K G3 SG/1 スナイパー・ライフル、コマンドー・ナイフなどが描かれています。
ヒューイ UH-1B ヘリコプター。
フューリー・フォースの空中支援・輸送用ヘリです。
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以上、フューリー・フォースでした。
ニック・フューリーの息子が絡んでいたというのはちょっと面白いですね。
「G.I.ジョー」 のブランド名ではなかったものの、『アイアンマン2』 の際にニック・フューリー (サミュエル・ジャクソン版) がG.I.ジョー素体でフィギュア化されたこともありました (こちらの記事を参照)。
さて、次回は久々にフィギュアのレビューに戻り、ジョー・コルトンの予定です。 それでは!