リタリエーション/ゴースト・ホークⅡ VTOL
このアイテムも、KEITEN29 さんが運営されている HP「micro-toys マイクロトイズ」 のFOR SALE を利用させていただいて手に入れたものです。KEITEN29 さん、お世話になりました!
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前作 『G.I.ジョー』 (ライズ・オブ・コブラ) では、「ハウラー」 という名称の G.I.ジョーの VTOL 輸送機が登場しました。
トイではこのハウラーの試作品が作られたものの未発売となり、結局バーガーキングのミール・トイとして 「ターバイン・ツイスト・ハウラー」 というアイテムがリリースされたのみでした。
今回はハウラーとはまた別のデザインの VTOL 輸送機です。
名前こそスカイ・ホーク (日本名リトルハリー) の流れを汲むゴースト・ホークの名称を受け継いでいますが、
だいぶ大型になりました。
映画 『G.I.ジョー/バック2リベンジ』 の予告映像に登場していた機体がこのゴースト・ホークⅡ にあたるのかもしれません。
ただしトイのデザインは予告映像の輸送機とはかなり違っています。
予告映像の輸送機。
尾翼やエンジンのレイアウトはコブラ側のラトラーにも似ています。
トイではエンジンは4発ですが、映像では後部にも1発あるので合計5発です。
こちらはケンプ・レミラードKemp Remillard氏によるコンセプト・アート。
氏のHP AZMAKRIEG から無断転載。 レミラードさんごめんなさい。
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三面図。
ランディング・ギアは特になく、申し訳程度のスキッドがあるのみです。
シール。
機首に貼る 1 の黒地のシールの上には 、下記の3種のノーズアートが選べるようになっています。
A1・A2 ──怪獣の目と牙
B1・B2 ──四葉のクローバー
C1・C2 ──狼と “never lost a light! ” の文字
付属フィギュアのデューク、各種ミサイルと。
各ミサイルについての細かい説明はありません。ミサイルの裏側は肉抜き穴でスカスカでした。
組み立てた後も、この状態にまでは簡単に分解することができるようになっています。
ミサイルは、2基が一体化したもの (スプリング発射用) ×2基、爆弾×2基、AIM-120 AMRAAM風の空対空ミサイル×2基、AIM-9 サイドワインダー風の空対空ミサイル×6基が付属。
主翼基部とエンジン・ユニットはシグマ6スタイルのジョイントで接続。
各方向からの画像です。
機首の右サイドから突き出た空中給油用の受油ブローブが雰囲気を出しています。
説明書には 「ウエポン」 と記載されていますが、このパーツには特にギミックなどはありません。
機体後方から。
テール・ブームの裏側は大きく肉抜きされており、後述するギミック用の紐が丸見えです。
主翼のミサイル。
ミサイル・ポッドから突き出ている、2つのミサイルが一体化した形状のものだけが実際に発射できます。
バシュツ! スプリングで発射!
垂直離陸モード。
オスプレイどころの騒ぎではありませんね。
車輪などはないので、常に垂直離着陸しかできないと思われます。
ちなみに V-22 オスプレイの場合は、固定翼の揚力も利用しての短距離離着陸 (STOL) を採用することが多いそうです。
エンジン。
エンジン・ポッドには、メイン・ノズルだけでなく姿勢制御用のスラスターもあるようです。
コックピット。
デュークを乗せて。
中はかなりゆったりとしています。
これだけのスペースがあるのなら、ぜひ頑張ってタンデムにしてほしかった……。
機体側面のディテール。
輸送機であるならば、側面にはハッチのディテールが欲しかったところです。
機体下部のハッチ。
ここは実際に開く部分です。
ハッチを使ってのギミックは、どちらかというとラペリングをイメージした遊び方をするもののようですが、回収時をイメージしても遊ぶのも楽しいです。
敵地に侵入してひと暴れしたカマクラ。そこへゴースト・ホークⅡが飛来!
ゴオォォーーッ!
パカッ!
スルスルスル…………
パシッ!
カチャッ! ハーネスを装着。
背中のジョイント穴に固定するためのペグがあります。
ビュンッ!
あっという間に去っていくカマクラ。
回収完了!
仕組みはまったく異なりますが、画像的には 『ダークナイト』 で香港から脱出する場面で描かれていた 「スカイ・フック」 をイメージしてみました。
なお、マーベル版コミック 『G.I.ジョー:スペシャル・ミッション』 第1号 (1986年10月) にもスカイ・フックと同じものが登場しており、ここでは 「STABO ハーネス」 と呼ばれていました。
ハッチ内部の画像。
紐の両末端を引っ張るだけの単純なギミック。
使わないときは、紐を機体後部のペグに引っ掛けて折り返し、プル側末端のタブをテール・ブームの内側にあるリブに固定しておくようになっています。
こちらの画像は、下部ハッチから兵士が降り立つ場面をイメージしてみました。
比較コーナー。
まずはコンクエスト X-30 との比較。
本当ならゴースト・ホークⅡはもっと大きい機体なのではないかと思いますが、実際に並べてみるとあまり違和感は感じませんでした。
コブラ・ラトラーと。
ラトラーより一回りほど大きいです。
続いてピット・モービル・ヘッドクォーターズと。
さすがにピットは大きいですね。
2台だけでも駐屯地の気分。
以上、ゴースト・ホークⅡでした。
RoC のコブラ・ガンシップぐらいの大きさかな? と想像していたら、それよりも一回り大きかったです。
せっかく大きいのだから、もっとフィギュアを運べるような構造になっていたらいいのに……という気もしました。
とはいえ、支援メカという雰囲気で、なかなかいい感じのデザインになっていると思います。いろいろなタイプのビークルが発売される G.I.ジョーならではの商品と言えるのではないでしょうか!
さて、次回はまたまたインディー・ジョーンズものの予定です。それでは!