人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

The Pit

joefig.exblog.jp

ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト

 サンボウ版アニメ “ G.I.Joe: A Real American Hero ” (ミニ・シリーズ) (The MASS Device) (1983年) のダイジェストです。
サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_1218219.jpg

記念すべきG.I.ジョーの初のアニメ化作品にあたり、最初のオンエアでは全5話が連日放映されたようです。



-------------------------------------------------------------------------------------

                  ↑ サンボウ 『G.I.ジョー:ARAH』 エピソード全リスト

                         → 『G.I.ジョー:コブラの復讐』 (ウェザー・ドミネーター編) ダイジェスト

-------------------------------------------------------------------------------------


 記載の内容は原語版からのものです。
 日本語版である 『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』 の要素は反映されていません。

 ダイジェストの内容は 画面からの情報と joefig が聞き取ったものが中心となるため、誤りがあることをあらかじめ想定した上でお読みください。

 特に、途中で眠たくなった回の記述は結構いい加減かもしれませんのでご注意を!

-------------------------------------------------------------------------------------
ダイジェスト


サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_12183954.jpgパート1 (第1話 「コブラの攻撃」/「MASS デバイス」)
Part 1 (The Cobra Strikes/The MASS Device) (1983年9月12日)

 (日本版の第1話 「コブラの魔手」 1986年7月24日)
──G.I. ジョー本部をコブラの戦闘機部隊が襲撃してきたが、デュークたちはこれを撃退した。
同じ頃、コブラ・テンプルには武器商人デストロが到着し、M.A.S.S. デバイスと呼ばれる兵器に必要な3種類のエレメントをコブラ・コマンダーに届けていた。
 その後、G.I. ジョー・チームはアメリカ陸軍の基地で新型中継衛星 (リレー・スター) の警備の任務に就くが、突如、衛星の打ち上げサイロにコブラ軍がテレポートしてくる──。
ゲスト・キャラクター
   フラッグ将軍 (アメリカ陸軍の将軍。 G.I. ジョー・チームの上官。 ① ② ⑤ に登場)
   ファニタ・フーパー少佐 (ペンタゴンの予算会計局の女性士官。 実はバロネスの変装)
   ラズロ・ヴァンダミア博士 (M.A.S.S. デバイスを発明した科学者。 ノーベル賞受賞者。 ①~⑤に登場)
   セリーナ (コブラ・テンプルに囚われている奴隷の女性。 ①~⑤に登場)
   ラマー (コブラ・テンプルの闘技場で戦わされている大男の戦士。 ① ② ④ ⑤ に登場)
特記事項
・ サブタイトルの The Cobra Strikes は 『G.I. ジョー:シグマ6』 の第1話や 『G.I. ジョー/バック 2 リベンジ』 の準備タイトルにも使われました。
・ 冒頭で多数登場するスカイストライカー XP-14F は新型戦闘機と呼ばれていますが、いきなり相当数がコブラの攻撃で破壊されています。
・ メジャー・ブラッド率いるコブラの戦闘機部隊はコンベア F-102 デルタ・ダガー風。 トイでは、ずっと後になって発売されたコブラ・リキデーター A.T.F.(1992年) が比較的似ているかもしれません。 ただしリキデーターのモデルはサーブ J35 ドラケンと思われます。
・ コブラの基地 「コブラ・テンプル」 のデザインは、マーベル版コミック 『G.I. ジョー:ARAH !』 では第21号 「静かなる侵入」 (1984年3月) などに登場する 「サイレント・キャッスル」 として使われています。
・ フラッグ将軍の外観はコミックのものとは異なり、どちらかというとコミックのオースティン将軍に似ています。
・ スネーク・アイズ、ストーカー、スカーレットは G.I. ジョー・チームの能力をアピールするために陸軍基地に侵入してみせますが、その際、陸軍兵士と交戦して基地の一部を派手に破壊。 こんなことしていいのでしょうか。
・ フーパー少佐に変装したバロネスの目的は、中継衛星に M.A.S.S. デバイスのホーミング装置を装着するためでした。 M.A.S.S. (マス、Molecular Assembler Scrambler Sender, 分子集合・変換・送信) デバイスは物質転送装置で、ホーミング装置を取り付けたところに人間や機械を転送したり、また元の場所に戻すことができます。 また中継衛星を狙った理由は、この M.A.S.S. デバイスのエネルギーをより集中させるためです。
・ コブラはデモンストレーションとしてエッフェル塔を消し去って見せ、世界に24時間以内の降伏を要求します。 エッフェル塔への攻撃は実写版 『G.I.ジョー』 (2009年) で踏襲されました。
・ 衛星のサイロに出現したコブラ軍が再びテレポートで去るとき、デュークは咄嗟にバロネスに飛びかかったために衛星やコブラ軍と一緒にコブラ・テンプルに転送されてしまいました。 デュークが拉致される伝統のパターンの始まりです。
・ ブレーカーはコブラの使う転送兵器がヴァンダミア博士の発明した装置と似ていることを突き止め、G.I. ジョー・チームはニューイングランドの博士の土地を訪れますが、すでにコブラが先回りしていました。 このときメジャー・ブラッドがヴァンダミア博士に変装しています。



サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_1219379.jpgパート2 (第2話 「コブラ・マスターの奴隷」)
Part 2 (Slave of the Cobra Master) (1983年9月13日)

 (日本版の第2話 「魔宮からの脱出」 1986年7月31日)
──コブラ・テンプルで捕虜になったデュークはマインドコントロール用のヘッドギアを装着させられ、闘技場で大男の奴隷戦士と戦わされる。
 G.I. ジョー本部では、コブラに対抗して G.I. ジョーも M.A.S.S. デバイスを作ることになるが、ヴァンダミア博士は触媒となる3種類のエレメントが必要であると説明する。 G.I. ジョー・チームは、まず最初に 「氷の海」 にある放射性のレッド・クリスタルを捜しに出動する──。
ゲスト・キャラクター
   コブラ・スレーブマスター (コブラ・テンプルで奴隷たちを仕切る獄卒)
   イワン (アイヴァン)・バランコフ首相 (ソ連の首相。 ② ⑤ に登場)
特記事項
・ コブラ・テンプルの闘技場 (スポーツ・オブ・アリーナ) でデュークと戦う巨漢ラマーは、まるでマテルの 『マスターズ・オブ・ジ・ユニバース』 (MOTU) の登場人物みたいな格好。 体格差もまるで3.75インチと5インチのフィギュアのようです。 なお、MOTU のトイは1982年から、アニメは1983年から始まっています。
・ その後デュークはセリーナと名乗る女奴隷の助けを得て脱出。 その際、セリーナに指輪を渡します。
・ コブラのヴァイパー・グライダーから H.I.S.S. タンクに乗り換えて逃げるデューク。 救助ヘリに救われますが、木にぶつかったときに記憶の一部を失ったため、コブラの基地のことを思い出せません。 ──救助ヘリでデュークを発見できたのだからコブラ・テンプルだって発見できそうな気がしますが……。
・ 放射性のレッド・クリスタルがある 「氷の海」 は北氷洋のことだと思われます。
・ 氷河上の、レッド・クリスタルのある洞窟はコブラの掘削地となっており、S.N.A.K.E. アーマーが待ち構えていました。 パワード・スーツではなく自動攻撃型のロボットという描写です。
・ メジャー・ブラッド率いる H.I.S.S. タンク部隊に囲まれた G.I. ジョー・チームは洞窟に閉じ込められ、内部では放射能も漏れ出します。 スネーク・アイズは仲間を助けるためシャッターを作動させ、単独でクリスタルの確保に向かいます。
・ ソ連のバランコフ首相の外観は当時のソ連の最高指導者であったレオニード・ブレジネフ書記長風です。 なお、当時のソ連の首相 (閣僚会議議長) はニコライ・チーホノフでした。
・ コブラは各国の首脳陣をタヌー島に集め、M.A.S.S. デバイスでコブラ・テンプルに転送してしまいます。



サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_12193371.jpgパート3 (第3話 「死のワーム」)
Part 3 (The Worms of Death) (1983年9月14日)

 (日本版の第3話 「海底の死闘」 1986年8月7日)
──M.A.S.S.デバイスで世界を脅かすコブラ。 しかし、作動の度にエレメントを消耗するため、新たに補充する必要があった。
 「氷の海」 では、スネーク・アイズが放射能を浴びながらもレッド・クリスタルを手に入れていた。
 そして 「重水海溝」 では、重水を手に入れるために出動した G.I. ジョー・チームがバロネス率いるコブラと交戦する中、海底に棲息する巨大チューブワームが出現する──。
ゲスト・キャラクター
   盲目の隠者 (北極圏に住む老人)
   コブラ・ショック・トルーパー (デストロが宇宙に転送した空間戦闘用部隊。 トイにはなっていません)
特記事項
・ 放射能を浴びたスネーク・アイズの姿にコブラ兵たちは思わず道を空け、メジャー・ブラッドも、どうせすぐに死ぬからと彼を放っておくことにします。 氷河上をさまようスネーク・アイズは、罠にかかった狼を発見。 助けてやったためになつかれます。
・ このあと、スネーク・アイズは白クマにも遭遇して格闘。 そして付近に住む盲目の隠者に助けられます。
・ 盲目の隠者はなんと薬草に放射能を吸収させてスネーク・アイズを治癒! そしてスネーク・アイズになついた狼を 「ティンバー」 と名付けてくれました。
・ 「重水海溝」 はマリアナ海溝がモデルと思われます。
・ バロネスは深海で球形の潜水艇を使用していますが、これとよく似たデザインのものがサンボウ版 『トランスフォーマー』 第25話 「機械の日」 (日本版の第74話 「コンピュータの反乱」) にも登場しているそうです。
・ G.I. ジョーはコブラの手に渡った中継衛星 (リレー・スター) を破壊するために破壊衛星 (キラー・サテライト) を打ち上げますが、デストロはショック・トルーパーを宇宙に転送。破壊衛星を破壊します。
・ 打つ手がなくなった G.I. ジョーのもとへ、レッド・クリスタルを持ったスネーク・アイズが帰還しました。 しかし、クリスタルを収容する容器はコブラのブービー・トラップで、ガスが発生しました。



サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_12195891.jpgパート4 (第4話 「悪魔の大釜の決闘」)
Part 4 (Duel in the Devil's Cauldron) (1983年9月15日)

 (日本版の第4話 「炎の中の決闘」 1986年8月14日)
──G.I. ジョー本部では、クリスタルの容器から発生したガスで皆が気絶してしまうが、カバー・ガールとティンバーの活躍により危機は去った。
  2つのエレメントを手に入れたヴァンダミア博士は M.A.S.S. デバイスをテストしてみるが、転送したレーザー・ライフルは原型をとどめていなかった。 作動にはやはり3種のエレメントを全て揃えなければならないのだ。
 南米にある火山の 「悪魔の大釜」 (デビルズ・コールドロン) と呼ばれる火口にある隕石が第3のエレメントであり、これを巡って G.I. ジョーとコブラが戦う──。
特記事項
・ コブラを騙すため、ストーカーは大統領と統合参謀本部がコブラへの投降を決定したという通信をわざとコブラに傍受させます。 その際、軍隊が移動している様子をミニチュアを使って撮影。 第1話で 「24時間以内の降伏」 を要求されているというのに、わざわざこんなものを準備する余裕……。
・ 「悪魔の大釜」 は、環太平洋火山帯に属する、南アメリカの火山という設定です。
・ 攻撃ヘリのドラゴンフライで 「悪魔の大釜」 から隕石を引き上げる G.I. ジョーの作戦名は 「オペレーション:ビッグ・リフト」 です。
・ デストロ率いるコブラの戦闘機部隊が G.I. ジョーの作戦を妨害。 火山の側面を攻撃して噴火を誘発し、飛び出した隕石をコブラの大型飛行空母が巨大ネットでキャッチ。
・ デストロの戦闘機はラトラーとは異なる V.T.O.L. 機でした。 コブラの飛行空母は通称コフラ・ヘリキャリア/コブラ・トローラー、正式名称エアボーン・モービル・コブラ・ヘッドクォーターズです。
・ G.I. ジョーはコブラの飛行空母の上に乗り込んで戦闘開始。 デストロは隕石のかけらを持ってシャトルで脱出します。 スカーレットがそのシャトルの中へ潜入しました。
・ コブラ・コマンダーは M.A.S.S. デバイスでエンパイア・ステート・ビルを攻撃。 これによって隕石のエレメントを完全に消費。 しかし女奴隷のセリーナが M.A.S.S. デバイスに水をかけてショートさせたため、光線は直前で消えてしまいました。



サンボウ/『G.I.ジョー:リアル・アメリカン・ヒーロー』 (M.A.S.S.デバイス編) ダイジェスト_d0164702_12202344.jpgパート5 (第5話 「蛇の心臓への一撃」)
Part 5 (A 《The》 Stake in the Serpent's Heart) (1983年9月16日)

 (日本版の第5話 「勝利へのアタック!」 1986年8月21日)
──脱出したデストロのシャトルに乗り込んだスカーレットは、コブラ・テンプルに到着して捕虜となり、地下牢でセリーナと出会う。
 コマンダーがニューヨークへの攻撃に失敗したことを知って怒ったデストロは、コマンダーから指揮権を奪い、タヌー島から転送した各国の指導者たちを操ってそれぞれの国が降伏するよう仕向ける。 しかしその要求がはねつけられたため、M.A.S.S. デバイスで再びニューヨークを攻撃する。 ところが、G.I. ジョー・チームも完成した M.A.S.S. デバイスで迎え撃ってビームを消滅させた。
 ドクはデュークを感覚遮断チャンバーに入れてその記憶を視覚化し、ついにコブラ・テンプルの位置を割り出すことに成功する──。
特記事項
・ デストロのシャトルのスカーレット。 クロスボウでコンソールを壊し、墜落しそうになるとデストロに協力するというマッチポンプ振り。 そしてコブラ・テンプルに到着して連行される直前にも間髪入れずにとりあえずひと暴れ。 思っていたよりクレージーな女です。
・ M.A.S.S. デバイスの攻撃に失敗したデストロは、タヌー島から転送した人質の一人であるフラッグ将軍の処刑を決定。
・ スカーレットはセリーナの協力を得て奴隷たちを蜂起させようとするも、デストロに阻まれて失敗。
・ デュークの記憶を視覚化する装置は、コミックでコブラが使用するブレインウェーブ・スキャナーを思わせます。 映し出されたデュークの記憶は以下の通りです。
   ・ 少年時代に友達がいじめられているのを救う
   ・ 大学入学
   ・ フットボールの試合
   ・ 分厚い本を読んで勉強中
   ・ 一人で体操の練習
   ・ 金髪のガールフレンドとデート
   ・ コブラ・テンプル
   ・ 闘技場でラマーとの決闘
   ・ セリーナと彼女に渡した指輪
・ デュークがセリーナにホーミング装置を内蔵した指輪を渡していたことがわかったため、コブラ・テンプルの位置が特定でき、M.A.S.S. デバイスで G.I. ジョー・チームが送り込まれます。
・ 窮地に陥ったデストロは、あろうことか M.A.S.S. デバイスを地球の中心に向けて発射しようとしますが、コンソールを破壊されて失敗。
・ コマンダーはかごとぼろ切れで身を隠して逃げようとしますがもちろん捕虜となります。 デストロだけは逃げおおせました。
・ 助かったセリーナがデュークにキスしたり、スカーレットとセリーナがデュークを取り合うかのように両側で彼と腕を組んでいたり。 何? このモテ描写……。
・ エッフェル塔を元に戻そうとしたブレーカーは、誤ってロンドンに転送させてしまいます。 エレメントが尽きたため、海上から運ぶことになって幕。

-------------------------------------------------------------------------------------

by joefig | 2012-08-20 23:25 | アニメ

by joefig