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The Pit

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ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

PoC/スネーク・アイズ(デザート・バトル2.0)

PoC(パスート・オブ・コブラ)のラインから、スネーク・アイズ(デザート・バトル2.0)(2011年)です。
たいへん気に入ったので、記事がちょっと長いです、あと、全面的に黒いです。
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Yo Joe! の分類ではスネーク・アイズv54 にあたります。今回の彼の任務は、砂漠の戦いでコブラの拠点を爆破することです。



PoCではすでにシングル・パックのウェーブ1でスネーク・アイズ(デザート・バトル)がリリースされているので、今回のものは同じテーマからのものとしては2体目ということになります。
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コードネームのSnake Eyesはカジノ用語で、サイコロの1のゾロ目とかルーレットの0や00が出たのを、蛇の小さな眼がふたつ並んでいることに見立てたもので、これが出ると「親の総取り」になってプレイヤーはボロ負けしてしまい、このことから、一般に「不運の象徴」とされているようです。
1の「ゾロ目」を意味する以上、かつての日本名スネークアイは単数形につき不適切でしょうね。
正義の側に「不運」とか「不吉」を連想させる名を与えたものとしては、ほかにも女性ニンジャのジンクスというキャラクターが思い浮かびます。両者とも、敵にとっての「災い」というニュアンスでしょう。

ところが、少し前にNORさんにいただいたコメントで知ったのですが、調べてみたところ、2005年のコミック"Snake Eyes: Declassified"#1(『スネーク・アイズ:機密解除』第1話)の中で、このコードネームに関わる注目すべき描写があったようです。

勇んでベトナム戦争に従軍しようとする彼が、夕食の席でそのことを初めて家族に打ち明けたときのこと。父親のマークは息子に対して、「お前の身に、私は望みうる限りの幸運を祈ろう。だが、運という奴は逃げ足も速い。わかっているな? 賭けに出たとき──そこで“スネーク・アイズ”の目が出れば一巻の終わりなんだぞ」(意訳)と訓戒していたのです。

その後の彼は、戦友トミーの助けによって戦争からはどうにか生還することができたものの、直後に交通事故で家族全員が死亡し、失意を胸にアラシカゲ一族のもとで修行するも、ハード・マスターが暗殺されたことでトミーとの絆も失うことになります。
これらの出来事を踏まえると、彼がコードネームにスネーク・アイズという言葉を選んだ理由には、亡き父の思い出とも絡む、「全てを失った男」という悲壮な心情が含まれているような気がします。

余談ですが、ある海外ファンサイトには、「親父はギャンブラーか?」「じゃSEの出身はネバダ州ラスベガスで決まりだな」みたいなことが書いてありました。ははは。


ファイルカード(意訳)

No.1101(※これはPoCラインに共通する通し番号です。2011年の1体目の意でしょう)  スネーク・アイズ
本名:機密   シリアル・ナンバー:機密   階級:機密
作戦装備:“ブーム・パック”爆破・破壊用梱包爆弾

スネーク・アイズはG.I.ジョー・チームのニンジャ・コマンドーで、格闘技の達人である。砂漠での戦いの中、スネーク・アイズはコブラの要塞を爆破するために敵地へと侵入する。それを邪魔する者と戦うために、彼はピストルとサブマシンガン、そして刀で武装している。

秘密取扱資格:最高機密(※これはPoCラインのジョー側ファイルの定型文で、このファイルへのアクセス権のレベル表示です)


素体。
全て新規造型。
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可動、ディテールともに極めて優秀な素体です。
手首は左右とも手刀の方向にスイングします。
右腿にはホルスターがあり、ハンドガンとサプレッサーが収納可能。
右足首にはナイフのシースがあります。

バストアップ。
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肩のレザー・パッチやニットのリブなどが細かく表現されています。
素体自体はシンプルなものなので、ファイアーフライやビーチ・ヘッドなどにもぜひ流用して欲しいところです。

付属品。
ディスプレイ・スタンド、ウェブ・ギア(シース、ゴム製ハーネス付き)、バイザーver.ヘッド、ニー・パッド×2、“ブーム・パック”梱包爆弾、鞘×2、日本刀×2、ナイフ×2、刀剣、FN SCAR-H(スカー・ヘビー)、ウージー、ワルサーP22、H&K P30、サプレッサー×2。
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ヘッドのアップ。
左は1982年の初代をリメイクしたものと思われますが、防刃用のケブラー製マスクのような雰囲気です。
右は1985年のSE(バイザーver.)のリメイクで、マスクにはファブリックの縫い目があります。
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ハンドガンは、サプレッサーが装着できるワルサーP22と、RoCのホークにも付属していたH&K P30の2種類が付属していますが、ホルスターにぴったりと収まるのはH&K P30のほうで、ワルサーP22はちょっとゆるい感じでした。
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ホール・オブ・ヒーローズ(HoH)のスネーク・アイズ(以下SE)Ⅰと。
梱包爆弾はHoH版のほうがずっと大きいですね。今回のほうはこの画像では左肩に下げているんですが、さっぱり目立ちません。
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管理人joefig手持ちの、歴代のバイザーver.のSEと。
左からHoH版SEⅡ、25thのG.I.ジョー・セット#2(5パック)のSE、今回のSE、RoC版SE(ニンジャ・コマンドー)。
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断トツで今回のSEが格好いいですね。
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PoCのSE(デザート・バトル)と。
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カスタマイズしたSEと。
そもそもカスタマイズした理由が、SEのフィギュアがどれも背が低いものばかりだったからで、ようやくまともな背格好のものが出てきたのは嬉しいです。
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ゴーグルver.のヘッドを装着して、まずは銃器を構えさせてみたいと思います。

まずはウェブ・ギアを装着しない状態から。
この状態でも充分格好いい出来です。
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ウェブ・ギアを装備して。
左手に持つのは“ブーム・パック”梱包爆弾です。
これは初代の付属品をリメイクしたものです。
内部に爆発物を固定した梱包爆弾(サッチェル・チャージ)は、日本語ではかばん爆弾とも呼ばれます。
ファイル・カードの設定としては、今回のSEはこれを敵の拠点に仕掛けるという任務を帯びています。
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背面。
ウェブ・ギアの腰のところにもジョイント穴があり、ここに刀の鞘が装着できるようになっています。
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サブマシンガンを構えて。
モデルはFN SCAR-H(スカー・ヘビー)。
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手首がスイング可動するため、広範囲で両手持ちが決まります。これは素晴らしい進歩ですね。
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横からいろいろな構えを並べてみました。いずれも両手持ちはばっちりです。
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こんなめくら撃ちみたいなポーズも両手持ちでできました。
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レゾリュートのスカーレットに付属したM40A1スナイパー・ライフルのように、グリップの角度が後退している銃でも問題なしです。
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2丁付属するハンドガンのうち、ワルサーP22には銃口部に突起があり、サプレッサーが装着できます。
凝りすぎでは? と思うほどの細かいギミックです。失くさないかと心配ですが、そこを思ってか2本付属です。
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ウージーにも装着できます。
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ウージーとハンドガンを構えて。
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ナイフを構えて。
素体の右足首と、ウェブ・ギアの右肩にシースがあります。
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これも手首に角度がつけられるようになったため、これまでのフィギュアにはなかったポーズがとれます。
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続いて、今度はバイザーver.のヘッドを装着して、刀剣を構えさせてみます。

その前に、まずは精神統一。
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立ち上がって抜刀!
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手首のおかげで、刀剣も両手持ちが広範囲で決まります。
以下、しばらく両手持ちの構えを続けます。
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と、ここまで、どれも両手持ちによるポージングでした。

手首のスイングにより、間合いも伸びました。
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両手にそれぞれ日本刀を構えて。
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バイザーver.にはおなじみの、例の怪しい刀剣も付属。
鞘がないのでどうやって携行するかは謎です。
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銃も構えて。
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PoCのストーム・シャドウ(デザート・バトル)と対決!

ヒュン! バッ! ヒュン! カキン! カキン!
凶悪な剣を振り回すストーム・シャドウとの激しい攻防です。
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ビュッ!  カキーン!
ストーム・シャドウが振り下ろす激しい一撃を受け止めました。
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ズバッ!
ストーム・シャドウ  「ぐおっ!」
隙を突いて正面に蹴り!
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ストーム・シャドウ  「……くっ!」
下がって体勢を整えるストーム・シャドウ。しかし、すでにスネーク・アイズは次の技へ……。
ビュンビュンビュン……シャキン!
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バッ! カキーン!
ストーム・シャドウの左手の剣が吹き飛ばされました。
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そして彼の覆面も……
ストーム・シャドウ  「ううっ、おのれ……」
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今回はSEが主役の記事につき、ストーム・シャドウには分が悪かったようですが、2人の戦いはまだまだ続くことでしょう……。


組み換えコーナー。

ヘッドをRoCのSE(アークティック・アサルト)+PoCのSE(デザート・バトル)のバイザーという組み合わせに交換してみました。管理人joefigは、これくらいの頭の大きさのほうが好みなのです。
一緒にいるのはRoCのスカーレット(アーバン・カモ)です。
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ヘッドをRoCのG.I.ジョー・トループ・ビルダー(5パック)のデューク(ディスガイズ)のものに交換。アンマスクドです。一緒にいるのはカスタマイズしたスカーレットです。
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以上、スネーク・アイズ(デザート・バトル2.0)でした。
いや~~、すごいです、これ……。
しかし、これからずっとこの水準でいくのか!? と思わせておいて、ギミックを仕込んだSEやSS、馬鹿デカいランチャーを背負ったデュークなどをリリースしてくるんだから、まだまだ油断はできません。

さて、次回もまたスネーク・アイズの予定です。それでは!
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by joefig | 2010-12-20 02:27 | フィギュア | Trackback | Comments(6)
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Commented by Gun0826 at 2010-12-21 12:43 x
詳細なレポお疲れ様でした。
これ世界的に皆さんに観ていただきたいレビューになってますよ。
すばらしい。
SEの名前の由来も俺知りませんでした。そうかぁ悲壮な覚悟を持った
人なんだなぁ。

この2.0ですが俺も早速購入したんですがまだ開封できておらず・・・
あけるの楽しみです! あれサプレッサだったのかw
にしても鬼神の如きクオリティですな・・・ネットにあがってたロウライト
も恐ろしい出来だったので、今後ちょっと目が離せませんです。
(にしてもストームシャドウがトルネードキックだったのには
やられましたwww)
Commented by joefig at 2010-12-21 18:12
>Gunさん
Gunさんからおほめいただけてたいへん嬉しいです!
毎回、もっとシンプルで直感的なレビューを心がけるべきではないか? という自覚もあるんですが、ついつい冗長でくどい感じになっちゃうんですよね……。
コミックの設定とかに関しては、以前はトイそのものに対する関心のほうが大きかったんですが、最近になって興味が出てきました。
ただ、コミックそのものは読まずに書いているんですよね……。
直訳すると日本語的には違和感アリアリの文章になってしまうので思い切って意訳していますが、前後の展開がよくわからないため、ニュアンスは多少違っているかもしれません。ですから、管理人joefigによる見解に過ぎない、と思っていただければ幸いです。
あと、普通には原作コミックに親しめないという環境を逆手にとって、もとの話にはまったくとらわれずに自由に遊ぶというのも、トイに対する大事な姿勢かもしれませんね。

新作のロウライトは強烈ですよね~! 早く手にとって見てみたいです!
Commented by カメレオン at 2010-12-21 21:38 x
ほんといいできですよね
ハズブロの出来ることすべてをやった感がでてますよ
その愛に感動し、もう一個買ってしまいましたww

これ手にしてしまうと今後の蛇目に興味なくしそうなんですよね
ほんと完璧すぎて.............
Commented by joefig at 2010-12-22 01:21
>カメレオンさん
最近のハズブロ、スゴいですよね。特にこれに関しては、ほんと出し惜しみなくやってくれている感じです。
こんなにハードル上げてしまったら、次に続くスネチャマはたいへんですよね。果たしてどんなものになるのか……とりあえずギミックはなしの方向でお願いしたいものです!
Commented by NOR at 2010-12-22 21:47 x
いやぁ、これすごいデキですね!手首の改良はよくやった!というべきなのか、ようやくか!というべきなのか(笑)
顔がゴーグルとバイザー2種付属ってなにげにスゴいんじゃないでしょうか。いつもの蓮ならレアアソートとかバージョン違い商法とかに走るところでしょうに・・・本気を感じますね。

不景気で小さいものがウケているせいなのか、3.75インチのTOYが最近流行気配ですが、このサイズではG.I.ジョーがトップを走ってますね~。
Commented by joefig at 2010-12-23 12:36
>NORさん
手首をあんなふうに可動させてくるようなモチベーションがあろうとは、ちっとも期待していませんでしたよ~。やるなら腿のロールの追加とかが先かと思っていました。
SDCC限定のスパイディとかは顔がだいぶ上を向くようですから、いずれこのあたりも取り入れてもらいたいです。今回のSEは、顔はあんまり角度が付けられないので……。

バージョン違いとかって、やりそうな手法ですよね! でもこのデキなら、カメレオンさんのように2個買ってもいいぐらいです。

たとえば3.75インチが大流行して、ほかの映画などから、スーツ姿とかワンピース姿といった普通の格好のキャラクターがジョーのクオリティーでリリースされるようになったりしたら、もう最高なんですが!