25th/シップレック(G.I.ジョー・セット#2)
Yo Joe! の分類ではシップレックv13 にあたります。
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25thのセット物はいろいろありますが、今回紹介するシップレックは、ボックス・アートがスネーク・アイズ(バイザーVer.)で、中箱の台紙がU.S.S.フラッグの甲板のイラストになっているものです。
──G.I.ジョー・セット#2の内容──
スネーク・アイズv40 レディー・ジェイv8 G.I.ジョー・ホークv4 フリントv14 シップレックv13
他のフィギュアもいずれは取り上げてみたいと思ってはいますが、連続では紹介せず、今回はシップレックのみの紹介としておきます。
このシップレックは、日本でも発売されていた、1985年の初代のリメイクになります。
初代が日本で発売された際のプレイカードの内容は以下の通りでした。
G-11 シップレック 海洋警備隊員
本名 ヘクター・デルガド 特技 機関技術 出身地 ポルトガル
シップレックは、ポルトガルで生れ、3才からアメリカは西海岸にある、海軍の街として知られるサンディエゴで育った。幼いころから海軍にあこがれていた彼は、志願許可年齢になるとすぐ海軍に入った。きびしい訓練の後、海外勤務となるが、特に彼を有名にしたのは、すさまじいメコンデルタの戦いであった。川を支配するならず者集団や、密輸ギャングたちと、体をぶつけあう白兵戦を繰りひろげたのである。日本の勤務で横須賀にいたこともある。GIジョーチームでも当然ながら海洋警備の担当となった。 海の男の代表といわれる男である。
25thでは、すでに2007年にもシングル・パック版でv11 としてリメイクされていたようですが、基本デザインは同じながら、今回のものではプロポーションが大幅に変更されています。
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コマンド・ファイル
ネービー SEAL (※シール) コードネーム:シップレック
ファイル名:ヘクター・X・デルガド SN:924-92-HX567
主要軍事特技区分:砲兵助手
第2軍事特技区分:機械工
出身地:カリフォルニア州チュラ・ビスタ 階級:シニア・チーフ・ペティ・オフィサー(※海軍上級曹長、E-8)
シップレックはサンディエゴの広大な海軍ヤードの影の中で育ち、海の上の暮らしに憧れた。志願できる年齢になると彼は両親の許可を得て入隊し、五大湖海軍砲兵学校を卒業した。彼はG.I.ジョー・チームに加わるまでの間に、河に巣食う海賊、密輸業者、その他のさまざまな暴漢と戦った。肩の上にオウムのポリーを乗せて、彼は広大な海洋から暗い湿地帯に至るあらゆる水上の戦場でコブラと向かい合ってきた。海底に潜って任務を完遂してくるこの船乗りは、辛辣ではあるが、確固たるチームメイトである。
「G.I.ジョー・チームはブイやビームのことを知らない陸の連中の集まりかもしれないが、彼らには、どんな水兵からも尊敬されるだけの本物の闘志がある」
素体。
全て新規造型。
目立った装備のない、シンプルな造りです。
ベルトの位置はやや高いですね。バックルはもう少し横幅がないほうが良かった気がします。
足首はパンツの裾が邪魔になってあまり深く曲げられない感じです。
バストアップ。
豪快かつ人の良いキャラクターがイメージできる顔です。
右前腕にはアメリカ海軍を意味する錨のマークのタトゥーがあり、左袖には海軍上級曹長の階級章があります。
シップレックさん、ちょっとウエストが出始めていますね。
付属品。
左上から、G.I. ジョー・ロゴ・スタンド、オウムの “ ポリー ”、ボーディング・フック+紐+ハンドル、スピアー・ガン(※銛撃ち銃)、リボルバー (※S&W M500 の8 3⁄4 インチ・モデル)、サッチェル・バッグ。
レゾリュート版デューク、カスタムしたスネーク・アイズと並べて。
シップレックの格好は、前線で戦う特殊部隊に混じれば明らかに浮いてしまうでしょうが、このキャラがいるといかにもARAH時代の雰囲気が漂ってくるので捨てがたいです。
立て膝。
腿が直角までは上がってくれないため、ややのけぞったような姿勢になってしまいました。
リボルバー。
似たようなものはありますが、これは新規造型です。
モデルはおそらく S&W M500 の8 3⁄4 インチ・モデル。ストッピング・パワーがありそうです。
両手で構えさせたいところですが、腕が短いためか届かず、片手持ちしかできません。
ホルスターに収納することができます。
スピアーガン。
ハープーン・ガンとも。全部にはエア・キャニスターらしきものがあります。
これはトルピードやディープ・シックス、ウェット-スーツのようなダイバーに持たせたい気がします。
ボーディング・フック。
ARAHの初代シップレックにも、似たようなものが付属していました。
サッチェル・バッグとオウムのポリー。
サッチェルの肩にくる位置に、ポリーの止まり木代わりとなる突起が付いています。
シグマ6のコマンドー・スケール(8インチ)のシップレック(2007年)には、オウムのポリーではなく小猿のポーリーが付属していました。
シグマ6のシップレックの左前腕には、女性5人の名前のタトゥーがあり、全て傍線が引かれています。名前は上からローラ Lola、バイオレット Violet、ソンドラ Sondra、スカーレット、レディー・ジェイです。おそらくは惚れて振られた女性たちなのでしょう。
しかし、DDP のコミック 『G.I.ジョー・スペシャル・ミッション:ブラジル』 (2007年5月) 掲載の 「キスへのプレリュード」 では、シップレックとカバー・ガールがデートする仲となり、キスシーンも登場しました。
RoCのカバー・ガールと。
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以上、シップレックでした。
現在発売中のPoCの驚異的なディテールと比べたら、なんともほのぼのとしたフィギュアにしか見えませんが、出来自体は悪くないし、いかにもARAH時代のG.I.ジョーの再現という気がして、管理人joefigは気に入ってます。