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The Pit

joefig.exblog.jp

ハズブロ社の 「G.I. ジョー」 に関するランダムな記事のブログです。

RoC/ビーチヘッド

今回は、RoCのスナーラー・サイクル(2009年)の付属フィギュアであるビーチヘッドを紹介します。
扉の写真は、カメレオンさんのブログの手法を真似てみました。
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Yo Joe! の分類ではビーチヘッドv13 にあたります。陸軍レンジャー出身で、市街戦のスペシャリストです。



ARAHから1986年にリリースされて以来、人気のあるキャラですが、今回はそのRoC版です。

コードネームのBeachheadは、軍事用語としては「敵前上陸後の最初の拠点」「海岸堡」を意味し、そこから一般的に「足掛かり」といった意味に用いられているようです。
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比較的最近のIDWパブリッシングのコミック"G.I.Joe : Origins"(『G.I.ジョー:オリジンズ』)#11(2010年)の設定では、陸軍レンジャーであった彼は、グアテマラの麻薬組織と戦った際に負傷して、記憶を失って海岸に流れ着き、収容された現地の病院では「カベサ・デ・プラヤ」という仮名で呼ばれていました。その後G.I.ジョー・チームにスカウトされたとき、彼は自分のコードネームにカベサ・デ・プラヤを英訳した「ビーチヘッド」を選んだということです。ちなみに他の候補として「ナイト・レンジャー」とか「ウルフマン」という名前も挙がっていたようです。

ファイルカード(意訳)

“ビーチヘッド”   ウェイン・R・スニーデン
シリアル・ナンバー:902-46-SW14
階級:二等軍曹(スタッフ・サージャント、E-6)
指定兵器:820セレクティブ-ファイアー、長距離フル・オート・アサルト・ライフル

ビーチヘッドはG.I.ジョー・チームのメンバーで、元陸軍レンジャーである。彼は直接行動によって多数の任務をこなしてきた、市街地作戦の専門家である。それが解き放たれる前に死のナノマイト兵器を奪還すべく、彼がパリを奔走するとき、その専門技術の優れた真価が証明される。

公式の身分照会に限る


素体。
25thのビーチヘッド(2007年)のリペイントです。
腕が細く、手のひらが小さい気がします。上半身の着衣にはニット風のリブがあります。
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バストアップ。
頭は25thの小ぶりなサイズのままなので、RoCとしては小さいです。
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付属品。
タクティカル・ベスト、バックパック、H&K G3A4(?)、ハンドガン、クロスボウ(2ピース)。
いつものディスプレイ・スタンドは省略されてしまいました。
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可動は思わしくありません。立て膝をしてもこんな感じです。
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ハンドガンを構えて。
モデルはよくわかりませんでした。25thのファイアーフライにも同じものが付属していました。
右腿のホルスターにきっちりと収納可能です。
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ベストを着用。
25thのビーチヘッドの流用。左肩にある赤いものはベレー帽という設定だったと思います。
このベストを着用すると胸回りのボリュームがかなり増します。
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バックパック。
これも25thのビーチヘッドの流用。
下部には茶色に塗装されたラペリング・ロープのモールドがあります。
また、バックパックには付属のクロスボウを装着することができます。
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アサルト・ライフルを構えて。
モデルはH&K G3A4でしょうか? ちょっと自信がありません。
ベストに厚みがあるので可動に干渉しますが、なんとか両手持ちができました。
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クロスボウを構えて。
グリップ形状がわかりにくい上に、小さめの手でしか握れない感じです。
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ボディーの造型が共通である25thのファイアーフライと並べてみました。
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一般兵代表とも比較。
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同じカモフラージュ・パターンのヘビー・デューティーや、覆面つながりということでスネーク・アイズ(カスタム)とも並べてみました。
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ところで、80年代後半にハズブロから出ていたトイに、アニメ化もされた"C.O.P.S."(コップス)というシリーズがあるらしく、これは2020年のエンパイア・シティーの警察が主人公で、造型はちゃちでG.I.ジョーとはサイズも違っているのですが、その中にチェックポイントというフィギュアがいて、本名ウェイン・R・スニーデン3世、軍の特殊部隊に所属した父を持つという設定だったようです。この設定には、やはりG.I.ジョーの原案を担当するラリー・ハマが関わっていました。


さて、今回もあまり流用や組み換えなどは思いつきませんでした。
ビーチヘッドに関しては、レゾリュートとパスート・オブ・コブラでヘッドの造型がずっとよくなったものが出るようなので、管理人joefigの関心はそちらにいってしまっています。



おまけ劇場

"G.I.Joe:The Real American Green Army Men"

──コブラ・アイランド攻撃前夜。

メキシコ湾に浮かぶ孤島に対して、中南米を担当するG.I.ジョー・グリーン・アーミーが総攻撃を仕掛けることになった。

ビーチヘッド「おい、ヘビーデューティー!! ちょっと待たんか」
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HD 「……うッス、なんスか?」

ビーチヘッド 「いよいよ出発も近いな。
知っているとは思うが、中東ではデザート・チームがすでに軍功をあげている。
軍規にうるさいフットルースをリーダーに、ユニフォームもビッと揃え、一糸乱れぬチームワークだったそうだ」

HD 「あ~はいはい、リピーターのタコ野郎が戦車をブッつぶしたとかって話でしたら、あんなのまぐれに決まってるっス」
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ビーチヘッド 「今回の作戦にはホーク将軍もじきじきに同行されることになっている。ここでなんとしてもいいところを見せねばならん。
そこでだ。我々グリーン・アーミーも、ユニフォームぐらいは統一してみてはどうかと思うのだが……」

HD 「えぇ!? 今からっスか? みんなもう仕度も済んじまったとこっスよ?」
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ドーーン!!

ビーチヘッド 「…………筋肉バカに、ご老体、それにホームレスか……。
最後のヤツに至ってはわけがわからんが、これを見てもわかるように、どうにもチームに規律が感じられんのだよ」
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HD 「そうスかね?」

ビーチヘッド 「そうだ、ほれ、最近ナノマイト奪還で大手柄をたてた兵士がいたじゃないか! あいつはどうした? 今日は休みか?」

HD 「いまの最後のヤツがそうっス」

ビーチヘッド 「……あいつは作戦から外して精密検査を受けさせろ。今すぐにだ!
しかし、それにしてもこのていたらくは予想以上にひどいな。将軍のお怒りようが目に浮かんできたぞ──」
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ホーク将軍 「Yo~joe~! どうだー、準備できてるかー? ……おいおいビーチ、なんだその格好は! 正気か? これからカリブ海だぞ?」
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おしまい。
by joefig | 2010-07-25 18:27 | フィギュア

by joefig